「夢は科学者」の芦田愛菜、あのリケジョを演じてほしい

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漫画家・久保ミツロウ、エッセイスト・能町みね子、音楽プロデューサー・ヒャダインの“こじらせ系”クリエーター3人が、毒舌&妄想&本音トークを繰り広げる一風変わった文化的おしゃべりバラエティ番組『久保みねヒャダ こじらせナイト』(フジテレビ系列、毎週土曜深夜)。3月4日の放送では、先日、名門私立中学校に合格した芦田愛菜の話題で盛り上がった。

先週、先々週にゲストとして登場した古坂大魔王が視聴者からとても評判だったことを受け、出演者の3人も「来ていただいて私たちも楽しかったですからね」「笑いましたね」「芸人さんってすごいなって。偉大さを感じましたからね」と大絶賛。さらに能町が「文字通りでかいですからね」と、186センチある古坂の身長に触れると、久保も、古坂をテレビで見たときのエピソードを披露。「この間、テレビで芦田愛菜さんが顔だけ抜かれて出ていて、あ、大人になったなって思ったんですけど、(カメラが)引くと横に古坂さんがいて、古坂さんに比べると、まだまだ小さい子ども感がやばくて」と語った。そこから、現在12歳の芦田愛菜の話題に発展。

かねてから将来の夢を「科学者」と公言していた芦田に対し、能町は「科学者と聞いてから、ドラマの構想ができちゃいましたね」と、イマジネーションが広がったことを告白。そして、「ドラマ4時間スペシャル『小保方晴子』が観たくなってきましたね」とSTAP細胞で話題になった女性研究者の名前を挙げた。ヒャダインが「主演、芦田愛菜?」と尋ねると、「当然、主演ですよ」と自信満々の能町。「ちょうど芦田愛菜ちゃんが大人になったくらいには、もうやってもいいでしょう」と、制作・放送のタイミングにまで言及した。

その一方で、久保は「もしくは、『ガラスの仮面』方式ですよ」と、異なる展開を提案。「学校で一人舞台。『小保方晴子物語』を中学生の芦田愛菜が文化祭でやるわけですよ。子ども時代から大人になるまでを全部一人で」と、壮大な構想を口にした。さらに「演劇部から追われて、“あんたなんかいらないわよ!”って」と、妄想は学園内のエピソードにまで拡大。能町も乗っかり、「演劇部で一番上手い子が真っ白の目で見るんでしょ。“マナ、おそろしい子”って」と、『ガラスの仮面』のパロディで笑わせた。

さらに、こじらせは加速。久保は「まさか、そんなことはないと思うんですけど」と前置きしつつ、「(芦田が)タイムスリップしてきたんじゃないかなって」と、新説を発表した。ヒャダインが「おっと、どういうことですか?」と説明を求めると、「やっぱり科学者になりたいっていうのを聞くと、まず未来に大事な人を治らない病気で亡くしちゃいがち。そのときにはワクチンが間に合わなかったんですよ」と、展開を解説。さらに、「もっと早く、世界でワクチンが発見されていれば、この病気で死ぬ人はいなくなるはずなのに、というわけで、タイムスリップして日本のある少女になるわけですけど」と、続けた。

ヒャダインの「なぜ役者を選んだ」というもっともな疑問については、「いや、ワクチンを開発するためにはいろんな業界にコネがないと。“このワクチンを開発してください”って言っても信用されない。じゃあ、どうしたら子どもでも信用されるか。それはやっぱり子役として有名になることじゃないかな」と説明。これにはヒャダインも「なるほど」と納得し、「確かに、(芦田が)小学1年くらいの頃ですかね、“新薬を開発したい”って言ってたんですよ」と、タイムスリップ説を裏付けるかのようなエピソードを思い出す。能町も「新薬なんて言葉、小1の口から出ないもん」と、タイムスリップ説を支持していた。

番組では、この他に、話題のドラマ『カルテット』(TBS)や、先日20年ぶりに『ミュージックステーション』(テレビ朝日)に出演した小沢健二の話題などで盛り上がった。

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