櫻井翔「見所は大きく二つある」車椅子バスケで世界を目指した元Jリーガーを熱演

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嵐の櫻井翔が、フジテレビ系で2017年新春に放送される大型ドラマ『君に捧げるエンブレム』で主演することが決定。車椅子バスケ日本代表選手として世界を目指した実在の元Jリーガーをモデルに描いたヒューマン・ラブストーリーで、約2年ぶりにドラマ出演することが分かった。

本作は、主人公・鷹匠和也の挫折からの復活と、それをひたむきに支え続けた妻の固い絆を描いた物語。和也は、幼少の頃から注目を浴びたサッカー選手で、Jリーグに入団し、23歳でA代表にも選出。婚約者・仲川未希との新居も構え、まさに順風満帆、栄光の人生をその足でひた走ってきた。ところが交通事故で脊髄を損傷。一生を車椅子で過ごさなければいけなくなってしまう。過酷な現実を突き付けられ、人生そのものを失ったに等しい絶望のどん底にいた彼に、未希が差し出したのは婚姻届だった……。

以前と変わらぬ態度で接する未希に支えられ、驚異的なスピードでリハビリを克服していく和也。だが、結婚に反対する双方の家族、世間のあわれみの目、何より弱者になってしまったことを受け入れざるを得ない自分自身。サッカーに代わるものを見つけられず、なすすべもなくいら立つことしかできずにいた和也だったが、偶然、車椅子バスケを目撃する。そして、その熱気に吸い込まれるように見入っていた和也の手に「やってみますか?」と一つのボールが手渡される。「妻に誇れる男でありたい。生まれてくる子に誇れる父でありたい。自分に誇れる人生を歩みたい」パラリンピック日本代表選手を目指す和也の新たな挑戦がスタートする。

本作への出演について櫻井は「別の番組で障がい者スポーツの取材をさせていただいている中、いろいろ思うところや伝えたいと思うことがあるのですが、今回ドラマという表現の中で、(障がい者スポーツに)スポットライトを当てることができるのであれば、それはすごく光栄なことだと思っております」とコメント。さらに櫻井は「見所は大きく二つある」と述べ、「車椅子バスケの迫力。例えばタイヤの焦げる音、ぶつかる衝撃など、バスケットボールとは違う魅力が詰まっているスポーツだということです。その迫力を、会場で見るのとは違う“ドラマ”という表現でお伝えできる。そしてもう一つは、人間ドラマでしょうか。僕が演じさせていただく役の中の“いろいろな感情”というと少し雑に聞こえてしまうかもしれませんが、時に挫折感が映ることもあれば、立ち上がっていく時の泥臭さが映ることもあり、夫婦の深い愛情が見えることもある、というように、シーンごとに見る人によって感じ方が違ってくるのではないかと思っています。力強い作品になりそうだと思っています」と語った。

また、撮影については「車椅子バスケを体験させていただいたことがあるのですが、めちゃくちゃ難しいんです。まずはそれをきちんとしたレベルまで持って行かなくては、ということですね。正直、ちょっと不安……。まずいなぁと思っています(笑)あとは、中学2年までですが、サッカーをやっていて良かったなぁと思います」と語り、「久しぶりのドラマということで非常に楽しみにしています。人間ドラマ、そして車椅子バスケの迫力と、骨太な力強い作品になると思いますので、年明け早々大きな希望の光をお伝えできたらいいなと思っております」とアピールした。

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