野村周平、福士蒼汰と時代を超えて親子役「お父さんと呼んで」「やだ」

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俳優の野村周平が、フジテレビ系で6月25日(土)、26日(日)に2夜連続で21時から放送される超大型スペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚(きたん)』に出演決定。「三億円事件」の実行犯で、福士蒼汰演じる主人公・鳴海大和の父親役を演じることがわかった。

本作は、「週刊ヤングマガジン」(講談社)で2010年から2015年にかけて連載された大人気マンガ「モンタージュ 三億円事件奇譚 SINCE 1968.12.10」が原作。ドラマは、「現代」と三億円事件の起きた1968年の「過去」の2パートによって描かれる。

現代パートでは、高校3年生だった大和と幼なじみの未来(芳根京子)が、瀕死の老人・東海林明(香川照之)に出会い「お前(大和)の父親(唐沢寿明)は、三億円事件の犯人だ」と告げられる。するとその夜、大和の父親・鉄也が失踪。後日、水死体となって発見される。2016年、25歳になった大和は3億円事件について調べるうちに、父の形見の中から、血痕が付いた旧・五百円札とメモを見つけ、メモを頼りに未来と共に長崎の軍艦島へ向かう。そこで三億円事件のモノだと思われる現金を見つけ、軍艦島を出ようとするが、そこであらぬ殺人の容疑をかけられてしまい、二人の逃走劇が始まる。

野村が「過去」パートで演じるのは、大和の父親・川崎雄大の青年時代。1967年、雄大は軍艦島から上京。同じ軍艦島出身の幼なじみで、兄のように慕う沢田慎之介(三浦貴大)のいる府中に住み始める。そこで、地元の不良・望月竜(渋谷謙人)と出会い、彼の仲間の響子ギブソン(ホラン千秋)、横溝保(瀬戸利樹)らと親交を深め、ある日、女子大生の井上和子と恋に落ちる。翌年、仲間にも祝福され、幸せの絶頂にあった雄大と和子の幸せを引き裂く悲しい事件が起こる。それ以来、明るさを失い、心を閉ざしてしまった雄大は、国を変えたいという野心を抱く沢田を介し、竜、響子ギブソン、保と共に、「三億円事件」の実行犯として荷担していくことになる。

雄大は、後に福士が演じる大和の父親となる人物。共演シーンはないものの、彼らが同じドラマに出演するのは、ドラマ『恋仲』以来、およそ1年ぶり。野村は「現場で(福士くんに)“僕のことを、お父さんって呼んでよ”と言ったんですが、“やだ”と言われてしまいました(笑)」と裏話を明かし、演じた雄大については「すごく明るくて陽気で、いい意味で子供らしい反面、頭の回転の良い人です。とある事件を機に、芯は変わらないものの、全く別のキャラクターに豹変してしまいます。僕自身、雄大に降りかかる事件があまりにも大きいので、豹変してしまう川崎雄大の気持ちは理解できます」と語った。一方、福士は「(野村くんが)お父さんになってしまいました(笑)。野村くんとは同級生なので、本当に不思議な感覚です(笑)」とコメント。雄大という青年が、どのような人生を経て鳴海鉄也となり、大和という子を持つことになったのか?「三億円事件」の真相と同様に、物語を形成する大きな柱の一つとなる。

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