芳根京子“上から目線”でお願い!? 福士蒼汰の幼なじみ役で新境地に挑戦

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2010年から2015年まで「ヤングマガジン」(講談社)で連載された人気マンガ『モンタージュ 三億円事件奇譚』(渡辺潤・コミックス全19巻)を、フジテレビが福士蒼汰主演でスペシャルドラマ化。そのヒロインが、芳根京子に決定した。

芳根は、『ラスト・シンデレラ』(フジテレビ系・2013年4月期)で女優デビューし、『表参道高校合唱部!』(TBS系・2015年7月期)でドラマ初主演を果たした若手注目株。そんな彼女が今回演じるのは、主人公・鳴海大和(福士)より2歳年下で、大和とは家族ぐるみの付き合いがある幼なじみのヒロイン・小田切未来。未来は、いたって明るく、物怖じしない性格で、両親を早くに亡くし部屋にこもりがちな大和に対して、年下ながら遠慮のない物言いで叱咤激励する。また、剣道の達人である父親・武雄(デビッド伊東)の影響で幼い頃から剣道をたしなんできた。

高校一年だった2009年、当時高校3年の大和と共に、通学路の途中で瀕死の老人を発見。老人が大和に告げた「お前の父親は、三億円事件の犯人だ。誰も信用するな」という言葉を聞いて以来、大和と共に遠い過去に起こった「三億円事件」に巻き込まれてしまう……。未来と大和は、やってもいない殺人の容疑者として警察から追われ、長崎から福岡、さらには東京へと逃亡することになる。

これまで“妹キャラ”的な役柄が多かった芳根は、「“私で良いのかな……”という不安がありました。今回演じる未来が、自分の中にあまりないキャラクターで、『表参道高校合唱部!』の時とは大きく違う役だったので……」と語り、「あの時は“キャラクターな女の子”だったので、どれくらいナチュラルに、生きている女の子になれるかを意識していましたが、今回の未来は、“人間らしい女の子”なので、大和を支えながらも、背中を押してもらうような関係性を表現できたらと思っています」と意気込んでいる。

また、福士との共演については「私自身、人見知りなので、初めてご一緒させていただく方となかなか話せないんです。でも、今回の役は福士さんと幼なじみなので、どうにかお話しをしたいと思って、初対面の際に“人見知りなので、お話しして頂ければ話せますが、私からはあまり話せません。申し訳ないです”とお伝えしてしまいました(笑) そうしたら、本当に優しく話しかけてくださいました。改めて考えてみると、ずいぶん上から目線ですよね(笑) 福士さんとは初共演でしたが、幼なじみという設定もあったのか、一緒にお芝居させていただくと、どこか懐かしくて落ち着きました」と舞台裏のエピソードを明かした。

一方の福士は、芳根について「第一印象は,目が大きい(笑)18歳という実年齢よりも、さらに若く見えますよね。現場でも常に楽しそうでした。演じているキャラクターと、ご自身のキャラクターがあまりにも違うので、“大丈夫かな?”と心配になったほどです(笑) ですが、カメラの前に立つとナチュラルにお芝居に入っていき、集中力が高い女優さんだなと思いました。大和というキャラクターで彼女を引っぱっていくことは難しいですが、役者同士として何か伝えられることがあればいいなと思っています」とコメントしている。

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