門脇麦が“弱さ”と“狂気”の二面性を怪演!『探偵の探偵』死神役

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女優の門脇麦が、9月17日に放送するドラマ『探偵の探偵』(毎週木曜22:00)の最終回で、弱さと狂気の二面性を持つラスボス“死神”役を怪演する。

先日放送された第10話で、主人公・紗崎玲奈(北川景子)が追い求めていた悪徳探偵の正体が遂に判明。その悪徳探偵、通称“死神”の正体は、DV被害者で玲奈と琴葉(川口春奈)が保護していた市村凜(門脇麦)だった。 門脇演じる市村は、人格障害を患う狂気的な性格。DV被害者の時は夫の沼園賢治(姜暢雄)におびえる弱々しい性格を演じきった門脇が、最終回では全く違う狂気をはらんだ演技で、言わば“ラスボス”として、玲奈と琴葉の前に立ちはだかる。

門脇に、DV被害者と狂気の探偵という、二面性を持つキャラクターを演じることについて「別の人格というか、別の役という感じで演じたら何とかなるかな、と思いました。まだ撮影の途中なのですが、これからどうなるのか私も知りたいです」とコメント。本作の見どころについては「玲奈という一人の女性が負った傷が、今関わっている人たちの中で癒えていくのか? そして彼女の中で湧き上がってくるものが何なのか? そこが一番大事なところだと思っています」と語り、「市村凛と玲奈が絡むことでどう変わっていくのか、玲奈がどう一歩を歩き出していくのかっていうところに、うまいきっかけとなる存在になれたらいいなと思います」とアピールしている。

<最終回あらすじ>
紗崎玲奈(北川景子)は、目の前に立つ市村凜(門脇麦)に、あなたが死神なのか、と尋ねた。凜はそれに答えず、自分の偽装工作を見抜けなかったことが悔しいか、と玲奈に言う。そこで、峰森琴葉(川口春奈)が口をはさむと、凜は以前とは別人のような口調で、お前は黙っていろ、と怒鳴りつける。凜は、これまでに自分が犯した数々の犯罪について、饒舌(じょうぜつ)に話す。それを冷静に聞く玲奈に凜は、いつもはすぐに手を出すのに、なぜ襲って来ないのだ、と挑発。玲奈は、もしも自分が凜を襲えば、拘束している琴葉か織田彩音(中村ゆり)を傷つけるつもりだろう、と答えた。

凜は、「スマ・リサーチ社」社内の監視カメラにも、通報装置にも細工をしたので、管理会社が異変に気づくのは明日の朝になるだろうし、さらに、筋弛緩剤を打たれた彩音はあと20分ほどで呼吸が止まるだろう、と言った。

玲奈は、核心に迫る思いで、紗崎咲良(芳根京子)を殺害したストーカーの岡尾芯也(岡田義徳)の依頼を受けたことに罪はないと思っているのか、と聞くと、凜は平然と、ないと思っていると答え、さらに、岡尾が咲良を殺害する様を見ていたことを明かした。ケラケラと笑いながら咲良の最期の様子を話す凜に、玲奈の中で何かが切れた。デスクの上にあった工具を手に取ると、凜に向かって突進する……。

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