坂口健太郎、鈴木亮平の姿は原作の猛男そのもの!『俺物語!!』の魅力を語る

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――ストイックな役作りをすることでも知られる鈴木さんとご一緒して、役者として勉強になったことはありましたか?

亮平さんの猛男という役柄に対しての愛は強かったですね。目に見える部分では、ご飯を食べ続けて30kg増量したりっていうのもすごく大変じゃないですか。ほんとにびっくりしましたね。あと、現場では、カメラが回ってない時のスタッフさんや共演者の方に対する心遣いや、猛男として自分は(現場に)いるんだっていう姿勢はすごいなと思いましたし、勉強になりました。

――原作漫画・アニメでも登場する名シーン、ラップ越しのキスを振り返っていかがですか?

実はあのシーンは、監督から「リアルにはしなくていい」と亮平さんにお話していたのですけど、寸止めを狙っていくとやっぱり“寸止め感”が出ちゃうんですよね。だから、亮平さんからは、カメラテストの前に「ほんとにするからね。テストから俺は行くよ」って言われていました。なので、僕も「わかりました」という感じで、テストを含めると5回か6回ぐらいはラップ越しのキスをしています(笑)。

――大和凛子役の永野芽郁さんとはどんなお話をされましたか?

みんな同級生の役ですけど、僕からしたら亮平さんはお兄ちゃんで、芽郁ちゃんは妹みたいな感じでした。学校のことを聞いたり、お互いモデルをやっているので、いろんな現場の話をしたり……。逆に、お芝居の話というよりは友達感覚でいれることが多くて、何でも話しました。

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

現場がクランクアップして「仲良かったね」ということはよくあると思いますが、今回はクランクイン2日目くらいで仲良くなりました。亮平さんの人柄だったり、芽郁ちゃんのキュートさだったり、現場が温かくなるのがすごく早かったですね。それに、作品自体も幸せな話だったので、いい雰囲気の中で楽しく撮影させていただきました。

――お二人との印象的なエピソードはありますか?

撮影中は仙台に1ヶ月間くらい泊まりだったので、休みの日は3人で、ボウリングをしたりカラオケに行ったり、美味しいラーメン屋さんを探したりしました。あとは、映画にも行きましたね。やっぱり普段の関係性が作品に表れると思うので、この関係性はすごくありがたかったです

――原作者の河原和音さんや、作画のアルコさんとはお会いになりましたか?

撮影にいらした時に、(演技を見て)「あー、砂川くんだ」とおっしゃってくれて、すごく嬉しかったです。僕も「『俺物語!!』がすごく好きです」とお伝えはしましたが、お芝居に関しては特別お話はせず、それよりも、一緒にいらしていたお子さんと遊んでいました(笑)。

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