柾木玲弥、矢部くんの透視能力も変化あり?『映画 みんな!エスパーだよ』はスケール感アップ!

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――ドラマ版もギャラクシー賞を受賞されるなど話題が尽きませんでしたが、映画化決定のニュースを聞いたときはどんなお気持ちでしたか?

柾木:映画は絶対やるだろうと思っていました。園監督というと映画のイメージが強いかと思いますが、当時の現場も映画のスタッフさんが多かったので、映画でやりたいなぁと思っていましたし、映画だったらどういう感じになるんだろう? と想像をしていたので、今回の映画化を聞いた時は特別に驚いたりはしませんでした。

――久しぶりにキャストの皆さんや園監督と再会して、いかがでしたか?

柾木:ドラマ版の時も豊橋市に1、2ヶ月ほど滞在していて、当時一番年下だったので皆さんに本当に良くしていただきました。今回も1ヶ月ほどの滞在で、久しぶりの再会なのに、最初は“人見知り”がでてしまいましたが皆さんとても優しくしてくださいました。それに、エキストラを豊橋で募集していたこともあって、地元の方との交流もありました。

――再び豊橋でのロケはいかがでしたか?

柾木:豊橋に着いたとき、「あ、戻ってきたな」という感覚になりました。ドラマを撮影した時は17歳でしたが、今は20歳になったので、街を散策してひとりで居酒屋へ入ってみたりして、とても楽しかったです。豊橋でいただいたご飯がどれも美味しかったのが印象的です。

――前回は、マキタスポーツさんがムードメーカーだったそうですが今回も同様でしたか?

柾木:マキタスポーツさんが盛り上げてくださいました。そして、安田顕さんの見た目と中身のギャップに驚かされました。安田さんはあんなにダンディなのにとても面白くて、それをマキタさんに突っ込まれている姿を見てみんなが笑う、という図式が自然とあって楽しい現場でした。

――園監督とも久しぶりの再会でしたか?

柾木:はい。前のドラマの現場では一言くらいしか会話ができませんでしたが、今回は三言ほど話せました。園さんは、僕のことを“矢部くん”と呼ぶのですが、打ち上げ中に、「僕、矢部くんと目が合うと思わなかった」「生きてて君と目が合う日が来るとは思わなかった」と話しかけてくださいました。「君はいつまでその無口キャラを守っているんだ」と言われたので、僕も「すみません」と答えたら、「いや、僕はうるさいよりかは静かな方が好きだよ」と言ってくれました。

――本作はドラマ版を遥かに凌ぐスケールだそうですね!

柾木:はい。エロという部分でもスケールアップしていますし、演出もパワーアップしています。“常軌を逸した感じ”は、ドラマと同様にありつつ、映画ではどういう風に見えているのか僕たちも楽しみですし、壮大さにおいては確実に映画的スケールになっています。普通に考えたらバカバカしいことを、本人たちはすごく壮大に全力でやっているという感じは大好きです。

――ご自身が演じられた矢部直也については成長や変化はありましたか?

柾木:矢部くんの透視能力(イントロスコピー)も少し変化しているので観ていただきたいですね。前は、透視できるのは人体臓器のみでしたが、今回はあるものが見えたり……というのもあります。そして、ドラマの時より前髪が少し長くなりました(笑)。

――以前、本作のドラマ版がコメディ初挑戦とおっしゃっていました。今では幅広い役を演じられていていますが、今後チャレンジしてみたい役はありますか?

柾木:確かにこのドラマに出てから、振り切った役をいただくようになりました。個人的にはカメレオン俳優にはなりたくないな……と思ったりもしましたが、それが自分の良さとして求められているなら応えたいです。今は、いろんな役をやれるのは本当に楽しいですし、どんな役でもやってみたいです。でも、最近コメディ色が強かったので、真面目な役ができたらいいですね(笑)。

――最後に、映画を楽しみにしている方に、メッセージをお願いします!

柾木:冷静に考えたらエロいし、「みんな何をやっているんだ?」と思われるでしょう。だけど、出てくるキャラクターたちはいつも全力ですし、作っている僕らも全力でやっているので、この映画を見てほっこりした気持ちになっていただきたいです。なぜだかわからないけど、泣けるところもあるんですよ(笑)。主人公の鴨川嘉郎くんと、その他のエスパーたちが団結して、世界を救うために全力で戦う、涙あり笑いありの映画です!

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