高杉真宙「気持ちがあふれてくる」連ドラ初主演に意欲

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――5年前、地元・福岡でスカウトされたことをきっかけに俳優への道が開かれた高杉真宙さんですが、改めてこの5年間を振り返り、俳優として変化したと感じることはありますか?

僕自身、しっかり考えを持ってこの仕事に挑むことができるようになったのが良かったと思っています。同世代の方や少し上の年齢の方たちとご一緒させていただいて、皆さん僕よりも全然上手いと感じたんです。年はそんなに離れていないのに、演技も考え方も10歳とか20歳とか離れているんじゃないかって思うくらいでした。それがカッコイイと思ったのと同時に、すごく悔しかったんですよね。自分もあんな風になりたい。またご一緒したときに驚かせたいなと思って、いろいろ考えるようになりました。

――そうやって、新たな気持ちで俳優という職業に向き合うようになって、自分の中で変化はありましたか?

いろいろな作品を見るときに、ただ単に物語を見るのではなくて、演じている方を見るようになりましたし、舞台がもっと好きになりました。

――舞台が好きになったということですが、お客さんを目の前に幕の数だけ同じ物語を演じる舞台と、一回の収録にかけるテレビドラマでは違った緊張感がありますよね。舞台の魅力とはどんなところですか?

毎回同じなのに毎回違うのが舞台のすごいところだと思うんです。相手がこういう演技をしてきたから、僕はこういう演技で返してこんな風になったとか。もちろんミスもあるかもしれないですよね。完璧に毎回同じ演技をするのもすごいですよね。どっちが良いとかではなくて、いろいろな考え方があるのが舞台ならではの魅力だと思います。テレビドラマとは違いますが、いろいろな経験を積めていると思います。

――今回の律を演じるにあたって、見てほしいな、と思うところは?

繰り返しになりますが、台本も原作もすごく温かい作品なので、僕たちの演技で視聴者の皆さんにその温かさをしっかりと伝えて、優しい気持ちになっていただきたいです。あと、主婦の方はもちろん、僕らの世代にも見ていただいて、親孝行したいなと思って貰えたら嬉しいですね。

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