松岡茉優「新たな挑戦にワクワク」連ドラ初主演へ意気込み

公開: 更新:

松岡茉優さんが演じる西澤涼子は、こつ然と姿を消した“学年一の美女”の親友でジャーナリストを夢見るクールな才女という役どころ。そんな涼子の人物像や、本作の特徴でもある撮影スタイルについて伺った。


<インタビュー>

――以前、「20歳になって何がしたいですか?」と伺った際に、「また制服を着たい」と言っていましたが、夢が叶いましたね。

昨年の夏、「GTO」が終わってから「また制服が着たい!」とずっと言っていたのですが、言葉にすると夢って叶うものですね(笑)。制服を着られる年齢がだんだん迫ってきていますので、そういう中で制服を着てお芝居ができるのはすごく楽しいです。でも、現役の高校生がエキストラとして来てくださると、あのフレッシュ感はもう私にはないと感じますね(笑)。私は精一杯17歳を演じて、実際の画面への写りについては撮影部や照明部の皆さんに頑張っていただきます(笑)

――演じる涼子はどのような人物だとイメージしていますか?

「ジャーナリスト志望の才女」というように、言葉遣いがとてもはっきりしていて、人がドキッとするようなことを言う女の子です。そういうと大人びた印象を持たれるかもしれませんが、17歳という年齢がありますし、彼女自身は日々悩みを抱え、心の中では葛藤している普通の高校生の女の子です。学生生活を過ごしている方々が見ても、“こういう子もいるよね”と思われるようなキャラクターにしたいです。

――涼子を演じる上で意識しているポイントはどこですか?

ミステリー要素もあるのでいろいろなことが起こりますが、まず冷静に考えられる涼子ちゃんでありたいので、物怖じしないことには気を付けています。目線の動き一つにしても、あまり動かしすぎて不安定に見えるよりは、意思がしっかりあって、裏でいろんなことを考えているということを表現したいと思っています。

――静岡でクランクインされましたが、ロケーションの感想を教えてください。

今回、フィルムコミッションが用意してくださった廃校で撮影させていただいています。廃校と言ってもとても綺麗に残されていて、木の温もりやコンクリートのさびた感じとか、とても趣のある校舎です。学校の設定が名門の公立高校なので、設定にもピッタリの素敵な場所だと思います。

――そこでドキュメンタリータッチに撮影するというのは、すごく雰囲気が出そうですね。

夜になると守衛さんがいるわけでもなく、撮影以外の人は本当に誰もいなくなるんですよ。校舎の電球もそんなに多いわけではないので女子トイレに行くのがすごく怖いです(笑)。あそこで撮っているだけでミステリーになるような感じがします。

――今回、涼子がビデオカメラを回しているシーンも撮影すると伺いましたが?

そうなんです。涼子が取材でビデオカメラを回すシーンがあって、涼子の動きを撮影部さんが再現し、その横で私が演技をしながら撮影しています。私のビデオカメラの目線になっていて、すごく新鮮な撮影方法だと思います。言葉で説明するのは難しいですが、ご覧いただければすぐにわかると思うので、そちらにも注目していただきたいですね。