元メジャーリーガー・岡島秀樹「人生で2度、どん底に落ちた」逆境を乗り越えるには逃げ場を作ること

公開: 更新: テレ東プラス

岡島秀樹、人生の流儀

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一歩を踏み出すために大事な、岡島さん流の「自信の持ち方」「逆境の乗り換え方」についてもうかがいました。

【岡島秀樹流 自信の持ち方】
「当たり前ですが、日々の積み重ねです。毎日トレーニングを続けること。そして人と同じではダメ。僕は下を見て投げるという独特な投げ方をするので、それにあった練習を常に考えてやっていました。それでも打たれるときは"何が足りないのか?"を考え、もっと自分にあった練習を見つけてやっていく。結果を残すために自分のやるべきことを最大限にやっていくことが大事ですね。

そして、人が見ていないときでも必ずやること。それが自分の自信に繋がっていきます。アメリカは結果が出なければすぐにクビなので、自信がなければできなかったと思います」

【岡島秀樹流 逆境の乗り越え方】
「人生で2度、どん底に落ちたことがあります。1度目はトレードで日本ハムに行ったとき。2度目はボストン・レッドソックスからニューヨーク・ヤンキースに移籍しようとしたらフィジカルチェックでドクターストップがかかってしまったときです。僕的には十分投げられる体だったので、かなり落ち込みました。その後、日本に戻ったのですが、"絶対にアメリカに戻る"という気持ちでいっぱいでした。逆境の乗り越え方のひとつは、そういう気持ちを持ち続けることですね。

そして、失敗したときに逃げられる場所を作ることも大事。僕の場合、打たれたときは"何が足りなかったか"を考えると言いましたが、そこで出てきた"練習方法が違っていた""体力面がベストでなかった"などの色んな理由が逃げ場所なんです。それを直していけばいいわけですから、理由が多ければ多いほど自分が楽になれる。明確な理由がひとつしかなく、それがどうしようもできない時が一番辛いです。なので今置かれている状況を考えて、なぜそうなったのかの理由をたくさん考えることが大事だと思います」

今回、初挑戦した芝居については「セリフがすごくあるわけではないのですが、自分の持っているモノを存分に発揮できたかなと思っています。ご覧になった方が少しでも笑顔になってもらえたらいいですね」と岡島さん。ゲスト出演する水ドラ25「八月は夜のバッティングセンターで。」第1話は、7月7日(水)放送です。

また、テレ東プラス公式Twitterでは、岡島さんが「座右の銘」について語る動画を公開! こちらもチェック!

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【プロフィール】
岡島秀樹(おかじま・ひでき)
1975年12月25日生まれ。京都府出身。元プロ野球選手、メジャーリーガー(投手、左投げ)。京都・東山高校から1993年にドラフト3位で読売ジャイアンツに入団。リリースの瞬間顔を下に向けて投げる独特のフォーム、ノールック投法が特徴。ジャイアンツ、北海道日本ハムファイターズ、福岡ソフトバンクホークスで日本一に貢献。MLB では、2007年、ボストン・レッドソックスの一員としてワールドシリーズを制覇。

(取材・文/玉置晴子)

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水ドラ25「八月は夜のバッティングセンターで。」
第1話
伯父のバッティングセンターでアルバイトをしている夏葉舞(関水渚)は、バッティングを見ればその人の悩みがわかるという謎の男・伊藤智弘(仲村トオル)と出会う。この日来店した坂本ゆりこ(木南晴夏)のスイングを見た伊藤は、仕事関係で悩んでいることを見抜く。実際ゆりこは同期に振り回された挙句、フォローしても周囲から評価されない現状があった。伊藤はそんなゆりこの悩みを独自の野球論で解決しようとする。

≪ゲスト≫
坂本ゆりこ...木南晴夏
レジェンド選手...岡島秀樹

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