日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分~)。今回は「きっと忘れない!今日がYOUの記念日だよSP!!」ということで、空港で突撃取材を敢行。放送時間は95分、果たしてどんな面白YOUに出会えるのか?
声をかけたのは、ロシアから「世界選手権に出場しに来た」グループ。競技はニジマス釣りで、この世界大会なるものが日本で開催されるんだって。とにかく時間内に多く釣った選手が優勝。若手ナンバーワンで"冷静沈着なニジマスハンター"のボリスさん(28・写真中央)と、そんなYOUが尊敬する先輩のローマンさん(38・写真左)&オレグさん(44・写真右)の3人がロシア代表なんだそう。
こうした釣りの大会で、世界的に有名なのがアメリカの「バスマスタークラシック」。観客は12万人と大規模で、優勝賞金は3000万円!そんな世界大会のひとつが日本でも開かれるなんて、これは気になる!
しかもYOUたちを撮影するためのクルー(カメラマン、ディレクター)もついて来ていて、ロシアの釣り専用チャンネルで特番まで作られる予定なんだって!
つまりYOUたちはロシアの釣り大会の常連で、知らない人はいないほどのフィッシャーなんだそう。さっそくYOUたちが大会でニジマスを釣りまくる様子を見たい!と取材を申し出ると、OKしてもらえたので密着決定! 2日後の大会当日に合流するぞ!
大会当日、YOUたちの宿泊先について朝のあいさつをするが、すでに戦闘モードなのかYOUたちは無言で車に荷物を運びこんでいた。
そして、あいにくの雨で悪天候のなか、ニジマス世界大会の会場・栃木県大田原市の会場に到着するが、なんだか予想外の雰囲気...。本当にここが会場?
さっそく開会式に出てみると、出場国は日本・イタリア・ロシア・ウクライナの合計4カ国で、選手は12名。...って、4カ国だけ?
強い引きをみせるニジマスは、釣り好きの中で人気急上昇中。その魅力を伝えるこの大会は、第1回はロシア、第2回はイタリア、そして第3回がこの日本は大田原市での開催となった。ここは那須連山の天然湧水を利用しているので、水がクリアで活きがいいニジマスが釣れる名所だそう。この会場の池には、約1万匹のニジマスが放流されているんだって。
この大会には賞金はなく、入賞者には表彰盾が贈られるシステム。そして大会はトーナメント方式の個人戦で、対戦相手はくじ引きで決められるという手作り感満載の大会だ。
このくじで決まったボリスさんの初戦の相手は、「最も強い日本人選手と当たってしまったよ」と言わしめるほどの強者で、釣り歴13年の相馬さん。ニジマス釣り大会で、7度優勝経験のある実力派だ。人は彼を、「魚を狙う鳥のように難易度高い接近戦を得意とする凄腕アングラー」と呼ぶらしい。って、すんげ~!
先輩YOUから「お前は勝つことだけを考えろ」とアドバイスされるボリスさんだったが、「その通りだね...」と言葉少なに意気消沈。そんな様子も、ロシアのテレビクルーは淡々と撮影し続けていた。
さあ、MCのカウントダウンが終われば、ついに世界大会のスタートだ! 勝敗は、20分でニジマスが何匹釣れたかで決まるのだから、釣りまくるしかない。がんばれYOU!
すると開始30秒で相馬さんはさっそく1匹ゲットし、その後も着々と数を増やしていった。順調な相馬さんが気になって仕方ないボリスさんがチラ見を続けるが、ようやく自分の竿にもニジマスが! しかし、ようやく釣ったニジマスを竿から離すことができず、明らかにモットーの冷静沈着さを欠いていた。
残り10分の段階で、相馬さんは5匹釣っているが、ボリスさんはまだ1匹。焦りそうなところだが、そこはモットーの冷静沈着さで徐々に巻き返しをはかっていった。
いい感じになってきたところで、雨がいちだんと激しく降ってきて、ロシアクルーのカメラにも水滴が入ってしまい、故障して撮影続行が厳しくなってしまった。ここで突然の密着終了。
ボリスさんの結果は、残念ながら相馬さんに追いつけず、初戦敗退。先輩YOU2人も初戦は勝って活躍を見せたものの、表彰台に立つことは叶わなかった。優勝は逃したものの、楽しい大会を過ごすことができたようだ。
ところで気になるのは、ロシアの撮影クルー。この撮影で、1時間半の特番を作れたのだろうか。録画をお借りして見せていただいたところ、なかなか意外な内容だった!
オープニングはYOUのクールな紹介シーンでカッコよかったが、その後は日本観光でうな重を堪能するシーンあり、宿泊ホテルのお部屋紹介ありと、釣り以外の内容も盛りだくさん。肝心の釣りシーンはダイジェスト編集になっていて、ボリスさん敗退の報告もサラリとしていた。
それにしても驚きだったのは、このとき密着した女性ディレクターの紹介に、かなりの時間を割かれていたこと(笑)!
YOU、次回の世界大会こそ優勝目指してがんばってね!