いま台湾でデザイナーズホテルがアツい! 目的別にオススメする宿8選

公開: 更新: テレ東プラス

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気軽に行ける海外旅行先として人気の台湾。2017年に日本人の「行きたい海外旅行先」ランキングでハワイを抜いて1位になり、2018年には年間訪台日本人数が196万人を突破し、過去最多となりました。そんな台湾で今ひそかにブームになっているのが、一般的な大型ホテルやチェーン展開のホテルとは一線を画した、個人オーナーのセンスが光る個性豊かなデザイナーズホテルです。今回はそんな"こだわり宿"の中でも特に選りすぐった厳選お宿を、旅の目的別に紹介します。

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案内人は、デザイナーズホテルを紹介する現地メディア「Dear b&b」の日本窓口であり、ディープな台湾情報をお届けするウェブメディア「Howto Taiwan」の編集長でもある田中伶さん。 「公私ともに台湾漬けです!」と語る台湾旅行のプロがガチで選んだホテルとは!?

早朝から街歩きがしやすい一人旅向けホテル

門草行旅/台北市内(大稻埕)

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「台湾のガイドブックを見ると必ず出てくるレトロな乾物問屋街・迪化街(ディホアジエ)の近くにあるため、朝から街歩きを楽しみたい女性の一人旅におすすめです。ローカルな現地の朝ごはんを楽しんでいただきたいというオーナーさんの想いから、あえて朝ごはんはついていません。シングルルームに宿泊できるのもポイント。台湾のホテルって大体2人部屋なので、一人旅の場合、宿泊費が割高になりがち。ですが、ここなら宿泊費を抑えることができます。長年インテリア業界で働いていた女性オーナーさんが古いお家をリノベーションして作ったお宿なので、お部屋の中の香りもオーナー自身がセレクトするなど、こだわった空間づくりをされているのが魅力。パッと見だと、美容室だと勘違いしてしまうようなオシャレな外観です」(田中伶さん。以下、同)

OrigInn Space./台北市内(大稻埕)

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「台湾らしい雰囲気に触れたい方にオススメなお宿です。オーナーは音楽好きな男性2人組で、泊まる人に合わせたおすすめのレコードを部屋に用意しておいてくれます。2人ともとてもフレンドリーで、朝にコーヒーを淹れながら現地のおすすめのお店を紹介するなどしてくれるので、交流好きな方にはぴったりです。現地の情報が知りたい場合は、積極的にオーナーさんに話しかけてみてください。昔ながらのお家をリノベーションして作ったお宿で、タイムスリップしたかのような情感のある空間です。この宿にも朝ごはんがついていないので、ぜひ朝からローカルフードを楽しんでください」

ふたりだけのプライベートな時間を楽しみたいカップル向けホテル

樹也Villa./苗栗三義

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「都市部から離れた、大自然の中にある"おこもり系"のお宿です。プールや天然温泉もついていて、現地の食材を使った豪華な創作フレンチを朝と晩にいただけます。こちらに泊まるなら、16時くらいにはチェックインをして、ゆっくりこの場を堪能するのがおすすめです。二泊三日や三泊四日で台湾旅行のプランを練る場合、ずっと都心で過ごすのではなく1日だけこういうところに泊まるようにすると、台湾のシティな面とローカルな面の両方を楽しめますよ。現地の人も特別な日に利用するお宿です」

Woolloomooloo snooZe/台北市内(信義)

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「共用のキッチンやランドリーが無料でついているので、長期滞在するカップルにおすすめです。台北の中でもオシャレなエリアにあり、一階のカフェバーは現地でも人気のお店。朝食に、オーストラリア風のスクランブルエッグや焼きたてのパンなど、長年オーストラリアに住んでいた男性オーナーならではのメニューを味わえます。深夜2時まで空いているので、夜はパートナーがお風呂に入ってる間に、ひとりバーで一杯楽しむなんて過ごし方もできちゃいます」

友達と撮影会だって楽しめる、ハンモックの北欧風ホテル

好得文旅/台北市内(松江南京)

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「キュートなハンモックがフォトジェニックなこの部屋が、今、日本人女性からとても人気です。台北市内の雑居ビルのワンフロアだけがホテルになっていて、一歩踏み込めば別世界! インテリアデザイナーやカメラマンの男性3人組がオーナーのお宿で、『シンプルライフ』『ライブラリー』など、部屋ごとにコンセプトをもたせたお部屋もあり面白いですよ。このハンモックのお部屋にはキングサイズベッドが2台あり、4~6名の大人数でも宿泊できるので、女子旅で利用して、部屋に着いた瞬間撮影大会を楽しむ人も多いようです」

自然に触れたい方は、台湾のハワイでプライベートビーチを満喫!

候鳥潮間帯/澎湖・白沙

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「台湾のハワイと言われている離島・澎湖(ポンフー)諸島にあるお宿です。プライベートビーチがあり、宿泊ルームは全てオーシャンビュー。夜になるとオーナーが海の生態系に触れるナイトツアーに連れ出してくれます。海の満ち引きがすごいので昼間は海になっている場所を歩けたり、オーナーの愛犬がたわむれてきたりする、子連れのご家族にもおすすめしたいアットホームなお宿です」

絶景に包まれたいならココ! 台湾旅行玄人も絶賛した理想郷

辺境牧海/台東・長濱

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「自然景観の美しさで人気の台東エリアにあるホテルです。7年間で700件以上のデザイナーズホテルを泊まり歩いた『Dear b&b』の創業者が、台湾で一番好きな宿と話していました。一面の海が見渡せるコンクリート壁面のお部屋に大きなお風呂があったり朝は原っぱを駆け回る牧羊犬が起こしにきてくれたりするのだとか(笑)。はじめての台湾だと、『まわりに何もない......』と感じてしまうかもしれないので、台湾の絶景を楽しみたい人や何度か台湾旅に訪れていてローカルな魅力を深堀したい!という台湾玄人におすすめのお宿です」

美食の街・宜蘭の名産を味わい尽くせる!

壮囲張宅/宜蘭壯圍

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「台湾の中でも美食の街といわれている宜蘭。こちらの名産のカモやネギ、フルーツなどがふんだんに使われたボリューミーな朝ごはんがいただけるのですが、これがとってもおいしいんです。チェックインをすると出てくるアフタヌーンティーも魅力で、台湾茶と一緒に台湾の伝統的なおやつを楽しめます。夜ごはんはついていませんが、ローカルな夜市で、ぜひ地元食材で作られた屋台飯を堪能してください」

以上、台湾旅行のプロが厳選したデザイナーズホテル8選でした!
ガイドブックに載っているホテルもいいのですが、こだわりの感じられるホテルもいいですよね。台湾旅行へ行く時は、観光先だけでなくホテル選びにもこだわってみては?

【取材協力】
「Dear b&b」

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