ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。
5月8日(水)の放送は、静岡県浜松市で昼めし旅。浜松と言えば浜名湖のうなぎですが、他にも身がふっくらした大ぶりのアサリや車海老など、魚介類が豊富です。中でも、この時期旬のシラスは、全国でトップクラスの水揚げ量。そんなお魚天国・浜松市でご飯調査するのは、タレントのIMALUさんです。
うなぎのタレのアレンジ料理!?
豊富な魚介が水揚げされる舞阪漁港にやってきたIMALUさん。せりの真っ最中で、お店で出す商品の仕入れを行っていた岡田謙さんに出会いました。早速、例のお願いを......。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」
交渉成立! 漁港の近くにある岡田さんのお店に伺います。
岡田さんのお店は、魚がメインの和食店「浜菜坊」。看板メニューは、国産うなぎを蒸さずに炭火で香ばしく焼き上げた関西風のうなぎ。
うなぎ本来の風味が楽しめる一品です。
生しらすと釜揚げしらすがセットになった定食も人気。
一品目は、看板メニュー・うなぎの蒲焼のタレを使ったアレンジ料理。
1.厚揚げ豆腐を1/4の大きさにカットする。
2.中華鍋で軽く炒めたら、タケノコを投入。タケノコは、下の硬い部分はお客様に出せないので、こうしてまかないに使うそう。
3.しめじ・ネギ・カツオの出汁も入れて野菜に火が通るまで炒める。
4.たまり醤油・ザラメなどで作ったお店秘伝のタレをかける。タレはまろやかで、炒め物にもよく合うとか。
5.ごま油をかけて全体をなじませたら完成!
余ったシラスを使ってもう一品。
生シラスを30秒ほど茹でれば、釜揚げシラスの完成です。茹ですぎると食感が悪くなってしまうそう。
こちらが、浜菜坊のまかない。
浜名湖でとれた生海苔と新タマネギを和えた海苔酢。
漁港で仕入れたセイゴとコチの煮つけ、セイゴとアサリのアクアパッツァなど、まかないとは思えない豪華な料理がズラリと並びました。
うなぎのタレの炒め物は「甘ダレだけど、ごま油が効いていますね」とIMALUさん。岡田さんいわく「うなぎのタレのままはしょっぱいけど、出汁で割ったりお酒を入れたりすれば、醤油も砂糖も入っているので万能調味料ですよ」とのこと。
鮮度抜群の生シラスを生姜醤油でいただいたIMALUさんは、「おいしい!」と感動。「とろみがありますね」という感想に、岡田さんは「季節でシラスの食感や味が変わるんですよね。今の時期は柔らかくて甘みが強い」と話します。
浜名湖ならではの海の幸を活かした豪華まかない、ありがとうございました!
浜名湖の恵みたっぷり! シラスの釜揚げ丼
続いて訪れたのは、「よらっせYUTO」。新鮮な魚介類や地元でとれた野菜などを取り揃えている、市場のようなスーパーです。外観を見るなり「ここ来たことある!」とIMALUさん。なんと以前ロケで訪れたことがあるそうで、すでにお店の方とも顔見知り。社長の藤本朱實さんに出迎えられ、再会を喜んだところで例のお願いを......。
「あなたのご飯、見せてくださ~い」
もちろん交渉成立!
今が旬のメイタガレイは脂がのって身がプリップリ。刺身で食べるのがおすすめ。
釜揚げシラスを丼ぶりにたっぷりと、仕上げに卵黄を乗せたら釜揚げシラス丼の完成です。
こちらが「よらっせYUTO」のまかない。
浜名湖の海苔を使った酢の物、この時期しかとれないというアユの稚魚を甘辛く煮つけた佃煮など、浜名湖の豊かな恵みをふんだんに使った料理が並びました。
ご厚意でメイタガレイの刺身をいただき、「甘い! プリプリ・モチモチでおいしい」とIMALUさん。
稚魚の佃煮は「小さいのに身がしっかりしている。ふわっとしていて、小魚だとあまり感じたことのない食感」だそう。こちらも今が一番おいしい時期。
これからも浜名湖の恵みを大切にしていきたいですね。
「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。