中山秀征が今田耕司との確執の真相を！伝説の沢尻エリカとの生放送バトルの裏側も：あちこちオードリー

不用意発言禁止！裸のトークバラエティ「あちこちオードリー」（毎週水曜夜11時6分放送）。7月7日（水）の放送は、「東京芸能界の生き字引」中山秀征、「フジテレビからグレープカンパニーに移籍した人」高橋真麻が来店。今田耕司との確執について、"ヒデちゃん"側から話を聞く！？

20年越し、今田耕司との確執の真相

1985年、17歳でABブラザーズとしてデビューし、バブル期にはレギュラー14本を抱えるなど、テレビのいろんな時代を見てきた"ヒデちゃん"こと中山秀征。話題はやはり、今田耕司が来店した際に告白した、「殿様のフェロモン」（フジテレビ）での2人の確執の話に！

今田登場回のオンエアもチェックしたという中山は、「みなさん、このネタ好きですよね？」と言いながらも、「そりゃ色々オレだってあるよ」と"被害者"側からの思いを。

1993、1994年に放送された深夜お色気バラエティ「殿様のフェロモン」のMCとして、中山と今田は初共演。当時、東京進出したばかりでトガりにトガっていた今田は、「ダウンタウンファミリーとして負けられない」と、心にチャカ（拳銃）を忍ばせ生放送に挑んでいたことを明かしたが......

「こっちは丸腰だから」と中山。スタッフからも、久々に「オールナイトフジ」のような番組を復活させたいということで「お酒でも飲みながら水着のお姉ちゃんたちと楽しくキャッキャしてくれればいいよ」と聞いていたため、中山は楽しいトークバラエティの気持ちで臨んでいた。

放送開始前に行われた会食「決起会」で2人は初対面となるが、「その時から今田は、もう（チャカを）持ってたね」と中山。中山が挨拶をしても、今田は小さく会釈を返す程度。ビールを注ごうとすると「あ、結構です」と断られ、恐らく今田はグラスに口もつけていなかったという。中山としては二次会で水着パブにでも行ってワイワイ盛り上がりたかったところだが、一次会もさして盛り上がらず、早々にお開きに。

いざ番組が始まっても、中山が「今ちゃん」と呼ぶのに対し、今田は「ヒデちゃん」ではなく頑なに「中山くん」と距離を置く。ギクシャクする中、今田のチャカに対抗するため、中山は「こっちは常に防弾チョッキを着てた」と笑せる。

2人で番組MCを務める中、中山が盛り上げようとしても今田は乗っかって来ない。中山は、当時、隆盛してきたプロレス団体「UWF」（それまでの"ショーとしてのプロレス"から、より格闘技色が強いプロレスに変えた）と今田と重ね、「ロープに振っても返ってこない」「関節対決になるわけだから、もう腕を持たせない」とプロレスに喩えて、2人の戦いを説明。

今田の笑いに対するストイックな姿勢に、中山は「本番前に精神を統一して笑いに臨むっていうのが、オレにはなかった」と驚きつつ、それでも「俺が見てたテレビはそうじゃなかったっていう感覚」と自分のやり方を貫き通した。プロレス同様、お笑いもストロングスタイルが主流になっていった時代だったが、中山はブレなかった。

それから10年ほどは今田と仕事することはなく、20年くらい経ってから一緒にお酒を飲み、2人で当時の話を照らし合わせたという。今田は「ヒデちゃんは全員のことを思ってやってたのに、俺たちはそれを無下にしていた」と反省。そして「あの頃、ヒデちゃんがやってたことを、今は自分がやっている」との言葉を聞き、中山はうれしかったと語る。一方、当時の中山も、今田のスタイルに「そういう風な戦い方もあるんだ」との発見があったことを明かした。30年以上、テレビ界を背負ってきた2人の秘話に、若林も「大河ドラマですね」と感動した。

伝説の沢尻エリカとの生放送バトル

中山がMCを務めていた生放送番組「ラジかるッ」（日本テレビ）に、バリバリにトガっていた頃の沢尻エリカが出演した際の伝説のバトルについても。

無愛想な沢尻に対し、いろんな角度から質問を投げかけ続けた中山のMC術は大きな話題となったが、生放送の最中は、どんなことを考えていたのか？最初は「キャラクター設定をしてる」と"ヒール"を演じていると捉えたが、次第に「ショーでやってない......」と気づいたという中山。そこで様々なアプローチを試み、2回ぐらいちょっと笑わせたが、それ以降は「同じ手は食わないですよ、先方も」と振り返る。

実は、10個くらい聞いていい話が決まっていたそうで、その中のひとつ「弱点」について聞いたとこころ、「あっても言いません」と沢尻。さらに、事前アンケートで弱点を知っていたフロアのADが弱点をカンペに書いて見せたところ......など、知られざるバトルの真相を明かした。