定期代も自分で!「この学校は頑張ったことを認めてくれる...」40分も真っ暗な山道を走り...感動の遠距離通学!

公開: 更新: テレ東プラス

7月9日(金)夜7時(※テレビ東京のみ、夜6時55分)からは、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」を放送。「テレ東プラス」では、7月2日に放送された番組の中から、「驚き遠距離通学 なぜそんな遠くから通っているんですか?」の内容をプレイバックします。

tokoro_20210708_01.jpg
リポーターのチャンカワイ(Wエンジン)がやって来たのは西千葉駅。国立千葉大学を始め、大学・専門学校・高校が立ち並ぶ学び舎の町です。専門学校に通う西田さん(※取材当時18歳)が驚きの遠距離通学をしているということで、早速帰宅に密着することに。

待ち合わせ場所に大荷物で現れた西田さん。重い時は30kgにもなると聞き、「うちの娘を超えてますね」とチャンも驚き。そんな大荷物を抱えて乗車したのは、東京方面ではなく千葉行き。わずか2分で終点のJR千葉駅に到着し、連絡するモノレール乗り場へ。千葉モノレールは市内に18箇所の駅がありますが、西田さんが乗り込むのは千葉みなと方面行き。2駅過ぎたところで着いたのは、またもや終点の千葉みなと駅。早くも改札を出てしまいますが、ここからどうするのでしょうか。

tokoro_20210708_02.jpg
「今からある所に行きたい」という西田さんについてやって来たのは、とあるビル。関係者しか入れない店に行くとのことで、チャンもよく分からないないまま待つことに。
5分後、買い物を終えた西田さんが出てきました。明日の試験で使うためのスプレーを購入したそうで、再び千葉みなと駅でモノレールに乗り、JR千葉駅まで戻ります。

tokoro_20210708_03.jpg
千葉駅から総武線で東京方面へ。しばらく電車に揺られ、西船橋駅で下車します。帰宅ラッシュと重なり、かなり混雑している武蔵野線府中本町行きに乗り換え。新松戸駅で下車すると、さらに常磐線に乗り換え。この時点で5回も乗り換えている西田さんですが、「このルートが1番安い」とのこと。

tokoro_20210708_04.jpg
常磐線に揺られること14分、終点の我孫子駅に到着。西千葉駅を出発してから1時間半が経過していますが、ここで最後の乗り換え。常磐線日立行きでひたすら北上し、利根川を越えて茨城県に突入します。ようやく下車したのは、茨城県中部に位置するJR石岡駅。ここが西田さんの最寄駅です。

西千葉駅を出て7回乗り継ぎ、移動距離およそ100㎞。気になる交通費は1ヵ月2万1510円。学生さんは割安になる3~6ヵ月の定期を買うことが多いのですが、西田さんの定期は1ヵ月。その理由は...「自分で定期代を払っている。なので、3ヵ月分買っちゃうと金額が...」と西田さん。遠距離通学のため、学校が休みの週末だけアルバイトをし、その給料を定期代に当てているそう。

tokoro_20210708_05.jpg
駅からは自転車で帰宅します。しかしその道のりは、街灯がなく真っ暗! 「ちょっと待って、ここ行くの!?」とうろたえるチャン。自転車のライトを頼りに進みますが、実はここからがまた大変な距離。駅からなんと40分も真っ暗な山道を走り、ようやく自宅に到着します。この日の通学時間は、およそ3時間半。

tokoro_20210708_06.jpg
西田さんは、両親と4人の兄弟を合わせて6人家族。夜遅く帰ってきても家族が迎えてくれます。帰宅したらすぐにお風呂で体を温め、家族全員で夕食の準備。この日のメニューはハンバーグ。唯一家族が揃う団らんの時間のため、帰りが遅い西田さんを待って皆で夕食をとるそう。
学校の近くで一人暮らしをするという選択肢もありましたが、遠距離通学を決めたのは西田さん自身。まだ幼い兄弟も多く、長女として家計のことを考え、遠距離通学を選んだのです。学費を出してもらっている両親への感謝の気持ちがあるからこそ、片道3時間半の道のりにも耐えられるといいます。

夕食をとり、時刻は深夜0時近く。毎朝4時には起きるそうですが、なんとこれから試験勉強するとのこと。この日、西田さんの部屋の灯が消えたのは深夜1時過ぎでした。

就寝してからわずか3時間後に再び自宅を訪れると、すでに起きていた西田さんが迎えてくれました。お母さんも早起きして朝食とお弁当作り。身支度を整え、早朝5時には家を出ます。常磐線・武蔵野線・総武線を乗り継ぎ、約3時間かけて学校がある西千葉駅に到着。そうまでして西田さんが通う学校とは?

西田さんが通っているのは、「東洋理容美容専門学校」。昭和28年創立の歴史ある学校で、250人の生徒が将来の夢実現に向け技術を磨いています。毎日担いでいる30kgの鞄の中には、マネキンヘッドが。毎朝4時に起き、早く学校に来て自主練習をしています。
元々お母さんが美容師で、その姿に憧れてこの道を目指すことに。美容学校なら地元にもありそうですが...。

tokoro_20210708_07.jpg
「この学校は頑張ったことをきちんと認めてくれる。1年生の間に頑張れば、2年生に上がった時に学費を免除してくれるとか。お金がかかる専門学校に通っている身としては、特待制度が明確だった」と西田さん。そう! こちらの専門学校は、成績に応じて最大60万円以上の学費免除制度があるのです。西田さんは少しでも家計の負担を減らそうと日々努力を重ね、なんと学科の成績は学年1位! 実技も含め、成績優秀者に選ばれる可能性は十分あります。

tokoro_20210708_08.jpg
そして現在の西田さんはと言うと...神奈川県鎌倉にある美容院でアシスタントとして働いていました。ちなみに、専門学校時代の目標だった成績優秀者に選ばれ、学費は免除されたそう。家族想いで努力家の西田さん。いつの日か、自分の美容院を持てる日が来ることを、心から祈っています!

7月9日(金)夜6時55分からは、ゲストに飯豊まりえ筧美和子を迎えて、「所さんのそこんトコロ」【開かずの金庫連発&ビックリ遠距離通学~SP】を放送!

▼開かずの金庫を開けろ!
山梨県で飛鳥時代に創建された、歴史あるお寺に開かずの金庫があった! 中には一体何が眠っているのか?

▼街道一のお宝を探せ
歴史ある街道沿いの大地主や旧家にはお宝が眠っているはず! 三重県・四日市宿の名家を訪ねると、そこにはなんと巨大な金庫が!
まさかの展開に仰天&数々のお宝が登場!

▼驚きの遠距離通学!
自らの夢を叶えるために、驚くほどの遠距離通学をする、19歳の女学生に密着!乗り換えに次ぐ乗り換えでどこまで帰る?

▼前代未聞!型破り職人
世の中には伝統の技に、奇想天外なアイデアやデザインを取り入れた型破りなモノ作りをする人たちがいる! SNSで話題沸騰中の斬新な○○を作る職人に密着!

▼おたくの秘蔵映像見せてください
全国の大企業や博物館が持つ、超貴重な映像を見せてもらう! 首都高速道路にまつわるお宝映像が続々登場!

▼日本全国珍自販機
鹿児島県、石川県、千葉県のユニークな自動販売機を紹介!

▼街の不思議は生き字引に聞け!
言われてみれば確かに気になる街の不思議なものを生き字引に教えてもらう!
代々木公園、レインボーブリッジ、多摩川、蒲田の謎が明らかに!

どうぞお楽しみに!

PICK UP