32回フラれた末に見事、駆け落ち!「廃材再生の貴公子」が製作する謎の発明品が登場:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

公開: 更新: テレ東プラス

7月5日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、「ABS卸売センター足立店」(東京都)で出会った、田中正信さん(72歳)のお家について行くことになります。

今回は、買い物代をお支払いする代わりに家を見せてもらう企画。お買い物中の男性に声をかけたところ快諾いただき、家について行くことになりました。買い物の後は「家でDIYをする」という正信さん。お子さんたちはすでに独立して「妻と老犬1匹と暮らしている」マンションに向かいます。

石川県出身で、来年金婚式を迎える奥様とは大学時代の同級生だそうです。「認められない結婚だったので、強引に連れて逃げた」と、何やら興味をそそる(!)発言が飛び出します。

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築30年、3DKで家賃150,000円のお宅は、正信さんが「荒川の河川敷で拾ってきた」という流木で作ったオリジナルグッズが到るところにあります。

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パソコン用のカバーだそうです。すごく凝っています。

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ちなみに作品のほとんどにハートがあしらわれていますが、これは奥様の順子さんへの一途な想いの表れだといいます♪

これらの作品を生み出している工房がベランダにありました。自称「廃材再生の貴公子」を名乗る正信さんの自信作は、廃材で作った1分間に約5000発打てるシャボン玉製造機。

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「下手に言うとすぐ作ってくれるからあんまり言わない」、「よくやるよね(笑)」と、ここまで呆れ顔の順子さん。しかし、トイレや廊下などの手すりを見るとうれしそうに「帰ってきたら手すりがついていた」と、その理由を明かしてくれました。

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じつは順子さん、駅の階段から転げ落ちて全身打撲、顔面骨折、右腕複雑骨折と1カ月の入院生活を余儀なくされたことがあったといいます。そこで正信さんはさっそく手すりを作り、リハビリ用のグッズまで制作。夫の優しさに応えるためにも「頑張って早く元気にならなくちゃ」と思い、つらい入院生活を乗り切ったのだとか。

ここで、正信さんの「認められない結婚だったので、強引に連れて逃げた」発言の、真相を伺ってみました。

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大学1年の終わりに順子さんに声をかけ、喫茶店で初めての告白をしてから、フラれること32回! それでもあきらめることなく、順子さんの時間割を調べて教室の前で待ったり、駅で待ち伏せしたり...。「本当にしつこかった。最後はかわいそうになった」と順子さん。33回目の告白でようやくOKをしたのが、大学の卒業式当日だったそうです。

その後、「無理やり連れて行かれちゃった感じ。一緒に大学の卒業式に出てそのまま、夜汽車に乗って」とまさかの駆け落ち!

「『一緒についてきてくれなかったら俺は死ぬ』『電車から飛び降りて死ぬ』って言われて、しょうがないかな」と、最後は根負けしてしまったのだとか。一緒に電車に乗ったはいいものの、泣き続けた、と順子さん。その後、順子さんの「捜索願い」騒動が起きたことも! しかし駆け落ちから2年後。第一子の誕生を機に正信さんが順子さんの実家に挨拶に行くと、「(妻の父が)スーツをびしっと着て正座して、『何の教育もしていないけどよろしくお願いします』って。感動だよね」と、当時を振り返ります。

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順子さんもこう続けます。「当時いろいろありましたけどこうやって元気で2人でいられるってことは幸せだったのかな」。

「手すりを作ってくれたり、夜中に私がトイレ行きたいって言ったときに『夜中のデートだな』って冗談を言いながら、そばで支えてくれて。出会ったときと同じように一途に誠実さ、優しさを感じますよね」と笑顔で話す順子さんを見て、にやける正信さん。

「全然後悔していない。本当に良かった」と、順子さんが言うと「あきらめなくてよかった」と正信さん。そして「ねっ!」と声を合わせて、ご夫婦で仲良くハイタッチ!!

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最後に現在進行形で正信さんが作っている作品を見せていただくと...思った以上に大きかった...。こちらは「自転車で引くキャンピングカー」だそうです。「できるかわからないけど、自転車で引っ張って1カ月かけて(石川県へ)これで帰る。それが夢でね」(正信さん)。

いつまでも仲良くお元気で、夢が無事に実現するよう応援しています!

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