子どもも喜ぶ!シンプルでおいしいそら豆の食べ方&びわのシロップ漬け

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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6月22日(火)の放送は、日本の空の玄関口・成田国際空港がある千葉県成田市でご飯調査。今、この町で収穫の最盛期を迎えているのが、そら豆です。じつは千葉県はそら豆の収穫量が鹿児島県に次いで全国第2位(出典:農林水産省 令和元年産野菜生産出荷統計)! そこで、成田市のそら豆農家さんにご協力いただき、タレントの三瓶さんがご飯調査を開始します。

夏バテ予防に! にんにくのホクホク炊き込みご飯

そら豆農家の溝口和孝さん・優子さんご夫婦にお話を伺います。

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そら豆はまさに今が収穫最盛期。「陵西一寸」という、身が大粒でホクホクした食感が特徴の品種を育てています。

溝口さんは、有機栽培のにんじんのおいしさに感動し、30歳のときに脱サラして農家を始めたのだそう。今ではにんじんやそら豆以外にも大根やネギなど30種類ほどの野菜を有機栽培しています。

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収穫した野菜は、おすすめを詰め合わせにして一般家庭に配送しています。さっそく、例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」

交渉成立! ご自宅にお邪魔してご飯作りを見せていただきました。

この日収穫したにんにくを使ってまず1品。

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乾燥させる前の、辛味やにおいが少ないフレッシュなにんにくを、繊維に沿ってタテに切り、包丁の腹でつぶします。フライパンで焦げ目がつくくらい炒めたら、米と水を入れた炊飯器に炒めたにんにくと麺つゆと日本酒を合わせて入れます。

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約50分後、にんにくの炊き込みご飯の出来上がり!

2品目はそら豆。魚焼きグリルにアルミホイルを敷き、さやがついたままのそら豆をのせて味付けせずシンプルに焼きます。さやのおかげで蒸し焼きのように仕上がるそう。

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7~8分ほど焼くと、さやから白い泡がぶくぶくと出てくるので、その状態になったら出来上がり。長男の土和さん(6歳)も大好きなんだそうです。

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続いて3品目。細切りにしたにんじんを炒めます。地元産の日本酒に3分ほど漬けて柔らかくした豚ロース肉と、にんじんの葉っぱを入れてさらに炒めます。味付けは塩のみ! にんじんの歯ごたえが残る程度に炒めたら完成です。

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こちらが溝口さん家のお昼ご飯。野菜農家さんならではの、とれたて野菜たっぷりの料理が並びました。「体が動かなくなるまで農業を続けたい」と溝口さん。これからもご夫婦で仲良く農業をがんばってくださいね!

磯の香り広がる! サザエと玉ネギの豪華なかき揚げ

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続いて、千葉県南房総市で番組ディレクターがご飯調査。南房総市で収穫最盛期を迎えているのがびわ。収穫量は全国でもトップクラス! おもに南房総市で収穫されたびわは「房州びわ」と呼ばれ、明治時代から皇室に献上されてきました。そこで収穫作業に忙しいびわ農家さんのご飯を調査!

大正時代から続くびわ農園の4代目、柴山正光さん(77歳)のもとへ。柴山さんは、約4,500坪の山の一部を使ってびわ栽培を行っています。

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風通し・水はけのよい斜面で育てると果汁が多く甘みが強いびわになるそう。そして今年のびわは出来が良く、サイズもとても大きいのだとか。収穫作業を見せていただいたところで、例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立!

妻の芙美代さんがご飯作り。1品目はやはり、びわを使った料理から。

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市場に出せないような傷があるびわを砂糖とレモン汁のシロップ漬けにしたものを、ヨーグルトにのせます。毎年作っている甘さ控えめの特製びわジャムもヨーグルトにかけます。

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続いては、漁業権を持つ柴山さんが近くの海でとってきたサザエを使って料理します。

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まずは茹でたサザエを小さめにカット。自家栽培の玉ネギをスライスし、サザエとともに水で溶いた天ぷら粉に入れて混ぜます。

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約180度の油で表面がきつね色になるまで揚げてかき揚げに!

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こちらが本日の柴山さん家のお昼ご飯。揚げて甘みが増した玉ネギと、濃厚な磯の香りのサザエがぴったりなかき揚げは、麺つゆでいただきます。ほかにもサザエの卵とじ丼、ナスの辛子和えが並びました。

柴山家では、びわの収穫最盛期はお子さんやお孫さんも手伝って家族総出で収穫作業をするそう。これからもおいしいびわを育ててくださいね。お忙しい中をありがとうございました!

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