【第3話の3行まとめ】
・いつもブイヤベースを注文する魅力的な女性客に、三舟が恋！？
・ある夜、女性客は男性と2人で来店し、ブイヤベースを持ち帰りたいという。
・三舟は、女性客にあることを告げる。実は女性客の正体は！？
すぐにお節介を焼いてしまうシェフが、人並み外れた洞察力と推理力で訪れた客の謎を解くグルメミステリードラマ「シェフは名探偵」（毎週月曜夜11時06分放送／テレビ東京ほか）、第3話を振り返る。
町の小さなフレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」。店のメンバーは、シェフの三舟、スーシェフ（副料理長）の志村洋二（神尾佑）、ソムリエの金子ゆき（石井杏奈）、ギャルソンの高築智行（濱田岳）。
「ブイヤベースはありますか？」
いつになく忙しい夜。一人で店を訪れた魅力的な女性客・新城（映美くらら）から「ブイヤベース」を注文されたものの、その日はあいにく材料が残っていなかった。高築が断ろうとするが、１人分なら対応できると告げ、三舟は身を乗り出し「喜んで！」と笑顔で新城の注文を引き受ける。
それ以来、新城はたびたび店を訪れるようになり、いつも必ずブイヤベースを注文。高築は、いつしか彼女のことを"マドモアゼル・ブイヤベース"と呼ぶように。
ある日、高築と志村は、三舟が金子と話しているのを聞いてしまう。
「俺さぁ、ちょっと気になるお客様がいるんだよね」
三舟が気になっているというのは新城だった。まさか、恋の相談！？ 確かに、新城が来ると、三舟はうれしそうにブイヤベースを作っていた。それはもう、気味が悪いぐらいに。
その晩、新城は男性と一緒に来店する。もしかしたら恋人かもしれない。高築と志村は、三舟を気遣い、新城の来店を必死に隠そうする。
新城は、メインに2人分のブイヤベースを注文し、食べきれないため残りを持ち帰りたいと言い出す。しかも保存用の容器まで持ってきていた。「パ・マル」では、衛生上の理由から持ち帰りはお断りしている。すると、三舟が直接新城に告げると席に向かう。
もしかして、フラれた腹いせに暴れるかもしれない！？ 高築と志村は傷心の三舟を心配するが......
「あなた、シェフですよね？」
新城が、毎回ブイヤベースを食べる時、ソースやチーズを入れずじっくり味わっていたのは、食材を見極めるため。ワインではなく水を飲むのも、味覚を鈍らせないため。三舟は、初めての来店時から新城がシェフだと見抜いていたのだ。
新城は高級フレンチレストランのシェフで、連れの男性はレストランのオーナー・園田（西原誠吾）。新城は肉料理に力を入れているレストランで修業したため、魚料理が得意ではなかった。勉強のためにブイヤベースを食べ歩いていたところ、「パ・マル」のブイヤベースに出合い、衝撃を受けた。しかし、何度食べても秘密が分からず、持ち帰って自分のと食べ比べてみたいと思ったのだという。
「もしよかったら、私のブイヤベースを食べていただけませんか？」
アドバイスして欲しいという新城の申し出を、三舟は快諾する。三舟のロマンスは、高築と志村の勘違いだったようだ。
数日後、約束の時間よりかなり遅れてやってきた新城が三舟たちに出したのは、具のない魚のスープ「スープ・ド・ポワソン」。オーナーの園田と相談し、高級店で出すなら庶民的なブイヤベースではなくスープ・ド・ポワソンになったのだという。
三舟は、新城にアドバイスした後、こう口にする。
「オーナーの園田さんとは、いつ結婚するの？」
三舟は、スープ・ド・ポワソンに使った食材から、新城と園田の関係を確信したのだ。スープ・ド・ポワソンに秘められた謎とは！？ そして新城は、三舟に思いがけない告白を！？
また、志村が、妻・麻美（シルビア・グラブ）と夫婦ゲンカ！？ 「パ・マル」開店3周年記念を盛り上げるため、シャンソン歌手である麻美が店で歌ったことが気に入らない志村は、麻美と衝突し家を出てしまう。
12年前、フランスで出会った志村と麻美には、「ガレット・デ・ロワ」にまつわる思い出があった。ガレット・デ・ロワの中に隠されている小さい陶器の人形「フェーヴ」が当たった人は、"王様"または"王女様"になる。しかし、志村が初めて作った不格好なガレット・デ・ロワには、フェーヴがなかったというのだ。三舟は、志村夫妻を仲直りさせるため、ガレット・デ・ロワから消えたフェーヴの謎を解く。
ソムリエ・金子ゆきの今週の一句
「ビストロ・パ・マル」のソムリエ・金子ゆきは俳句が趣味。ここでは、金子の今週の一句を紹介していきます。
志村も肉食動物っぽいが、妻・麻美は"超肉食動物"という感じ！？ ここで一句！
Paraviでは、ドラマ「シェフは名探偵」の前日端を描いたオリジナルストーリー「ソムリエは迷探偵」も配信中！
次回6月28日（月）放送のドラマ「シェフは名探偵」第4話は？
第4話
偶然にも三舟忍（西島秀俊）の知り合い2人が来店。1人はフランスから帰国後に働いた店の見習いだった南野。近くにオーナーシェフとして店を出したといい三舟は祝福するが、南野の本心は...。もう1人はリヨン時代に同じ店で修行していた羽田野鈴子。今は経営にまわっていて、食事相手も羽田野の店のパティシエ岸部彩香だ。ソムリエの金子は料理人とは思えぬ岸部の雰囲気に違和感を覚える。
