上野の老舗宝石商!「開かずの金庫」から、夢のような”金銀お宝”がザックザク!

公開: 更新: テレ東プラス

6月25日(金)夜9時からは、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」を放送。「テレ東プラス」では、6月11日に放送された番組の中から、「開かずの金庫を開けろ!」の内容をプレイバックします。

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開かずの金庫があると聞き、リポーターの西村瑞樹(バイきんぐ)が訪れたのは、東京・御徒町。宝石販売店をはじめ、宝石の鑑定や買取をする店が2000以上も密集している街で、日本最大のジュエリータウンと呼ばれています。
依頼人は「藤田商店」4代目・藤田健さん。創業101年の「藤田商店」は、大正9年に初代・藤田貞一さんが興した老舗の宝石問屋。現在は、国内外から仕入れた宝飾品を検品し、大手百貨店に卸しています。1200万円の宝石を見せてもらい、西村も大興奮!

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藤田さんが案内してくれたのは、銀行と同じ鋼鉄製の巨大金庫。金庫の中にさらに金庫があり、高額品はここで保管しているそう。特別に中を見せてもらうと...。

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大粒で深緑のエメラルドを23個も使ったネックレスが。繋ぎ目にダイヤモンドを散りばめたゴージャスな作りで、お値段なんと1億2000万円! さらに、ダイヤモンドの中でもわずか0.1%しか取れないという超貴重なピンクダイヤモンドも。

バブル期には年商21億円を超えることもあった「藤田商店」ですが、創業当時は金や銀で装飾した縁起物や贈答品を販売していました。緻密な細工が施された宝船や打ち出の小槌など、数々のお宝が保存されています。過去最高額のお宝が出る予感!?

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こちらが「藤田商店」に眠る開かずの金庫。100cm×80cm の鋼鉄製で、扉にはダイヤルと鍵穴が2つ。先々代が使用していたものでダイヤルの番号が分からず、50年以上開かずの状態に。「他の金庫を整理していたら鍵が3つ出てきた」と藤田さん。しかし、そのうちの1つが刺さったものの、開けることができません。

そこで呼んだのは、どんな鍵でも開ける鍵職人・玉置恭一。玉置の見立てによると、大正〜昭和に作られた金庫で、ダイヤルの番号さえ分かれば開きますが、その数なんと100万通り。指先の感覚だけを頼りに、当たりの数字を探ります。「願わくば金塊なんですけど。お金になれば一番嬉しいです」と中身に期待を寄せる藤田さん。すると玉置は、開始から15分も経たず開錠に成功! 50年ぶりに開けられる金庫の中身とは?

「藤田商店」と書かれた内扉の中には、3つの引き出しと観音扉が。上の扉を開けると、昭和41年に発行された大量の株券が出てきました。株主として先々代の名前が書かれています。

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そして、先々代は記念メダルを集めるのが趣味だったのか、43枚ものメダルが眠っていました。1964年の東京オリンピックを記念して作られた金・銀・銅のメダルや、日本オリンピック委員会が再現した第1回アテネ大会の純金製のメダル、メキシコ大会やミュンヘン大会などの記念メダル、さらに沖縄返還の記念メダルも。その総額は、なんと150万円以上!

左上の引き出しは空っぽだったため、続いて右の引き出しへ。緑色のケースにしまわれていたのは、羽織をまとめるための紐。中央に翡翠をあしらった高級品で、身だしなみに気を使っていたという2代目の人柄を思わせる貴重な逸品です。

いよいよ最後の引き出しへ。重たい缶の中には、今はなき「松坂屋名古屋駅店」の開店記念メダルが。純金製のこちらの価値は19万円で、裏には松坂屋創業時の様子も描かれています。

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さらに大阪万博を記念して作られた100円硬貨や、東京オリンピックの記念硬貨などが14枚も。

ズッシリとした袋の中には、大量の古銭が眠っていました。江戸時代の寛永通宝が32枚、筑前・土佐・鎌倉など各藩で流通していた地方貨幣、「一分銀」「一朱銀」「豆板銀」など江戸時代の銀貨も。

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なんと、奈良時代に流通していた「和同開珎」と思われる貨幣も眠っていました。歴史的にも大変貴重で、本物であればその価値は30万円以上! 「祖父の几帳面な一面を改めて感じることができて、とても楽しく有意義だった」と藤田さん。まさにお宝ザックザクな開かずの金庫でした!

6月25日(金)夜9時からは、「所さんのそこんトコロ」【開かずの金庫からお宝&型破り職人のスゴ技公開】を放送!

▼開かずの金庫を開けろ!
千葉県我孫子市に徳川家ともゆかりがある大地主の巨大屋敷があった。開かずの金庫からは一体何が出るのか?

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