声優・Machicoが名馬トウカイテイオーに学ぶ教訓「困難にぶつかったら休め、だが自分とは戦い続けろ」

公開: 更新: テレ東プラス

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「競馬は人生の縮図」かの大作家、アーネスト・ヘミングウェイは言っています。歌人で劇作家の寺山修司は「人生が競馬の比喩だ」とも。いずれにせよ、競馬に魅せられた人たちは、競走馬たちに様々なドラマを見出しています。

経済をもっと楽しく学ぶ!「日経テレ東大学」。今回は、「ウイニングNIKKEI馬」より、「【トウカイテイオーに学ぶ】困難にぶつかったときの対処法【1993年・有馬記念】」の内容をプレイバック。
1990年代前半に活躍した平成初期の大名馬、"帝王"トウカイテイオーからビジネスパーソンが学ぶ教訓をご紹介します。

競馬好きな方はもちろん、そこまで興味がない方(実は私がそうでした)こそ、楽しめます! いやー競馬、そりゃあヘミングウェイも見るわけだ。

聞き手は声優・歌手のMachicoさん。なんと、トウカイテイオーを演じたこともあります。適任ですね。

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期待に応えた「皇帝」の息子

トウカイテイオーは名馬の血統に生まれ、デビューまもなく大きなレースに勝利。その後、思わぬ困難に直面しますが、見事乗り越えて大復活を遂げます。

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戦績は12戦9勝。生涯獲得賞金は6億円強。

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成績だけならこれに勝る馬も多くいますが、ファンに深く愛された馬なのです。
この人気の秘密にこそ、ビジネスパーソンが学ぶべき教訓が隠されています...。

デビュー戦から「帝王」に相応しい、期待通りの活躍でした。破竹の勢いで勝ちまくります。
ビジネスパーソンで言えば、「ものすごい期待を背負って入社・プロジェクトに参加し、見事に結果を出した」みたいな感じでしょうか。かっこいいですね。

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大舞台を前に骨折、1年の休養、復活するもまた骨折...

しかし、父と並ぶ三冠を目前に骨折が発覚。休養を余儀なくされます。
馬の1年はヒトの4年とも言われます。ビジネスパーソンなら4年も同じ部署にいると「古株」扱いされるなんてこともザラじゃないでしょうか。

その後、復活し、1992年の「天皇賞(春)」で、これまた名馬として名を残すメジロマックイーンと世紀の対決! 人気こそ優ったものの、勝負に敗れてしまいます。
おまけに骨折してしまい、約半年の休養。その後、レースに出ては休養、戦績も悪化し、1992年末の「有馬記念」では、生涯最低の11着に終わってしまいます。

なまじ仕事ができるばかりに、仕事を与えられてはオーバーワークで壊れてしまう...なんて人、けっこういるんじゃないでしょうか。

休養中にライバル台頭、パートナーも競争相手に...

1993年末。トウカイテイオーの1年ぶりの復帰は怪我に次ぐ怪我で遅れ、昨年大敗を喫した「有馬記念」になりました。ただ、この年はすでにスター競走馬がわんさと出てきて、トウカイテイオーは"過去の馬"扱い...。レース前は4番人気(十分すごい!)と振るいません。
「しばらく離れていたら若手やライバルが台頭している」組織としては健全なのですが、ビジネスパーソンには難しい課題です。

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さらに、トウカイテイオーに騎乗していた岡部幸雄騎手は、この時、ライバルのビワハヤヒデに乗っています。ビジネスパートナーもライバルに取られていたわけです。

休養したらこんなに様変わり...絶対絶命のピンチ。
Machicoさんも「自分に置きかえると辛すぎて経験したくない」と思わず表情が...。

大ピンチからの劇的勝利!

しかしレースは、最終局面でトウカイテイオーが劇的な勝利をおさめます(※レースの様子は動画をご覧ください)。

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困難を乗り越えたトウカイテイオー、その姿から学べることは

●困難にぶつかった時、休むことを恐れるな
●休んでいる間は周りのことを気にするな
●だが自分とは戦い続けよ

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周囲からの大きな期待、怪我、出ない結果...そんな中でもひたすらに鍛錬を重ね、結果を出したトウカイテイオー。
仕事や勉強、子育てなど、困難の真っ只中にいる皆さんには励みになるのではないでしょうか。

ちなみにこちらの動画では「競馬記者になりたい一心で日経を受けたのに、入社試験で『政治取材がやりたいです』と爽やかにウソ...もとい、第2希望?を述べて受かった」日経記者が熱く語っています。

いろんな記者が...いるんですね。

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