住宅街に長すぎる建物!巨大なプール?立ち入り禁止の秘密の扉を開けてもいいですか?

公開: 更新: テレ東プラス

6月18日(金)夜9時からは、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」を放送。「テレ東プラス」では、6月11日に放送された番組の中から、「立ち入り禁止の秘密の扉を開けてもいいですか?」の内容をプレイバックします。

「秘密の扉の先には、普段見ることのできない驚きの世界が広がっているはず!」ということで、リポーターの鈴木拓(ドランクドラゴン)がやって来たのは、東京都三鷹市。住宅街の一角に秘密の扉があるそうですが、情報を元に駆けつけてみると、長〜い建物が。三鷹には国立天文台やJAXAなど国の研究施設が集まっていますが、その中でも一際目立つのがこちらの建物。

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入口には「海上技術安全研究所」という文字が。実はここ、大型船の設計や開発、安全性に関わる研究をする重要施設。東京ドーム3つ分の広大な敷地内には12の実験施設があり、約160人の研究者が最先端の船の研究をしています。今回は特別に、秘密の扉を開けていただくことに。

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まずは、長い建物の入口へ。普段は限られた研究者しか立ち入ることが出来ません。特別に開けてみると...

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長いトンネルのような空間が広がり、巨大プールのようなものが奥まで続いています。その長さはなんと400m!

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実はこちらは世界最大級の試験水槽。進んでいくと、コンテナ船を50分の1に縮小し、船底だけを精密に再現した模型を発見! この施設では造船所から依頼を受けて模型を作り、船がどのような水の抵抗を受けるかを分析しているのです。

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この日行っていたのは、水の抵抗を受けない適性速度の検証実験。時速30kmを想定したスピードでは水の抵抗で波が立ちますが、時速40kmでは波がなくなり水面が真っ直ぐに。水の抵抗を受けにくく、燃費の良い船を作るための試験が行われていました。
時には30mの模型船で実験することもあるため、400mもの⻑さが必要だといいます。

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さらにこの研究所には、世界に誇る最先端の秘密の扉が。こちらの四角い建物の中では最先端の研究をしているそうですが、中には何があるのでしょうか。

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現れたのは、直径14mの巨大な丸い水槽。実はこちら、海の波を再現する装置。水槽の周りには128枚のステンレス製の板が設置されており、コンピューター制御によって様々な波を作り出すことができます。ハートや星形など、変わった形の波を作り出すことも可能。

水槽は水深35mで、海底の資源を採掘する船のテストをしているそう。海底から鉱物資源を採掘する船は、海上からパイプを伸ばして吸い上げていますが、その際に問題となるのが海上の波。波の振動がパイプに伝わり、海の中で破損してしまう恐れがあるのです。
この水槽では、世界各地の様々な海域を想定し、あらゆる波を再現。安全な採掘船を開発するための研究が行われています。

さらに「すごい実験をする秘密の扉がある」とのことで訪ねてみると、黒い布が貼り付けられた怪しい扉がありました。開けてみると天井も壁も真っ黒で、黒く塗られた船が置いてあります。何やら鈴木が怪しんでいると、突然部屋の奥から風速15mの猛烈な風が!

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「海上技術安全研究所」の一ノ瀬さんによると、ここは海上で吹く風を再現する施設。面積が大きい大型船は海上の風の影響を受けやすく、座礁したり転覆してしまうリスクが。そこでこの部屋では、風の影響を分析しているのです。

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真っ黒な理由は、風の流れを見やすくなるため。電気を消して小さなシャボン玉と光を当てた時、全てが黒い方が流れが見えやすいのです。この施設での研究が、風の影響を受けにくい大型船の開発に役立っています。

6月18日(金)夜9時からは、ゲストのギャル曽根を迎えて、「所さんのそこんトコロ」【開かずの金庫連発SP&小田急電鉄の巨大電車基地に潜入】を放送!

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どうぞお楽しみに!

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