1940年創業「秩父ワイン」5代目が悩む...”開かずの金庫”の中身とは?

公開: 更新: テレ東プラス

6月11日(金)夜9時からは、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」を放送。「テレ東プラス」では、5月28日に放送された番組の中から、「開かずの金庫を開けろ!」の内容をプレイバックします。

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開かずの金庫があると聞き、リポーターのサンシャイン池崎がやって来たのは、埼玉県の西部に位置する小鹿野町。依頼者は、1940年創業「秩父ワイン」5代目・島田昇さん。秩父盆地の奥に佇むこちらの洋館は大正時代に建てられたもので、現在は「秩父ワイン」が貯蔵庫などとして活用。小鹿野町の有形文化財にも指定されています

埼玉県は国内有数の日本酒生産量を誇り、県内には多くの酒蔵が。創業者・浅見源作も、この地の水と土壌に惚れ込み「秩父ワイン」を設立。ワインに適したブドウを作れる土壌で地道にワイン作りを続けた結果、「日本ワインコンクール」(100%国産ブドウで造られたワインが対象)甲州部門で4年連続金賞を受賞。試飲した池崎は、「すごく飲みやすい! 最高ですね」と大興奮。人気ワイン漫画「神の雫」にも取り上げられ、絶賛されています。

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金庫以外にも、ワイナリーならではのお宝が。島田さんが見せてくれたのは、第二次世界大戦中に政府から全国のワイナリーに配布されたポスター。
続いて見せてくれたのは、日本のワインの父・川上善兵衛がまとめた「葡萄全書」。浅見源作はこの本からワイン作りを学び、事業の土台を築いたそう。

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お宝は他にも。世界で初めてレジスターを販売した、アメリカ「ナショナルキャッシュレジスター」社製のアンティークなレジスター。昭和初期、日本用に作られたもので、値段の表示部分に「Sen」の単位が。こちらは、現在の価値でなんと20万円。歴史的価値の高いお宝が続々登場し、金庫の中身にも期待が高まります。

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こちらが「秩父ワイン」に眠る開かずの金庫。先代が知人から譲り受けたということ以外は何も分からず、鍵もないため50年以上開いていない状態。「開いたところを見たことがない。歴史的価値があるものが入っていたら嬉しい」と島田さん。開錠に挑むのは、どんな鍵でも開ける鍵職人・玉置恭一。玉置の見立てによると、年代物だが表面はそれほど消耗しておらず、最難易度ではなさそう。

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よく見ると、「明治十四年 勧業博覧会」の文字が。「勧業博覧会」とは、明治時代に産業発展を促進するために行われた博覧会のこと。記念の金庫のようですが、中にはいったい何が入っているのでしょうか?
いよいよ開錠作戦スタート! 鍵とダイヤルで開けるタイプで、模様のような真ん中の突起を押すと鍵穴が出現する凝った仕組み。玉置いわく、「鍵は壊れているが、すでに開いている状態」とのこと。

ダイヤルを3つ揃えれば開きますが、その組み合わせは97,336通り。さらに、普通の金庫は扉に多少の遊びがありますが、この金庫はビクともしません。歪んでいるか、中から押されている可能性があるとのこと。「大量の札束が中から押しているのかも。この大きさなら4兆円くらいある」と期待する池崎。

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あまりにもダイヤルが硬いため、手袋を装着した玉置。開始10分で3文字中1文字を突き止め、わずか20分で開錠に成功! その神業に、「本当に凄いですね、驚きました」と感嘆の声をあげる島田さん。ついに50年ぶりに開けられた金庫。中には何が...?

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残念! なんと中身は空っぽでした。「悩みがなくなって逆にスッキリしました」と島田さん。何も入っていませんでしたが、十分価値のある貴重な金庫でした!

【鍵職人・玉置恭一 公式サイトはコチラ!】

6月11日(金)夜9時からは、ゲストに髙橋ひかるを迎え、「所さんのそこんトコロ」【老舗宝石商の開かずの金庫から金・銀・財宝出まくりSP】を放送!

▼開かずの金庫を開けろ!
東京・上野で創業から100年以上の老舗宝石問屋が持つ開かずの金庫。中には一体何が!?

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