不倫の噂があった大学教授と秘書の遺体が発見された!事件は心中と処理されるが...

公開: 更新: テレ東プラス

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5月31日(月)夜8時からは月曜プレミア8「女王の法医学~屍活師~」を放送!

仲間由紀恵主演!「女王」と呼ばれる法医学者が、若き医学生(松村北斗)とのコンビで、隠された死因の謎を解き、事件の真相に迫る本格法医学ミステリー。

埼京医科大学医学部4年生・犬飼一(松村北斗)は、脳外科希望にも関わらず法医学研究室に配属されてしまう。そこは准教授・桐山ユキ(仲間由紀恵)を中心とした、教授・丹羽嗣仁(石坂浩二)、検査技師・林田匡(小松利昌)、解剖助手・高嶺霞(新実芹菜)という少数精鋭の研究室だった。法医学に興味がない一は「臨床系に移れるよう頼んで欲しい」と懇願するが、丹羽は法医学を知っておいて損はないとユキのもとで学ぶことを命じる。だがわがままな女王様キャラのユキは犬飼を"ワンコ"と呼び、こき使う始末。うんざりするワンコだったが、やがて豊富な知識によって遺体から生前のイメージが見えるという、ユキの天才的な能力を目の当たりにすることになる――。

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そんな折、研究室にシートベルト不着用のまま壁に激突し死亡した、甲元正治(諫早幸作)の遺体が運ばれてくる。交通事故は本来解剖をしないが、パトカーで追跡中に起きたため過剰追跡ではないことを証明したいという警察の思惑があった。検死を進めると、ユキは右手に小さな噛み痕を発見。A型の唾液も付着していた。ユキと犬猿の仲の埼玉県警本部刑事・村上衛(田辺誠一)の話では、甲元の車内に小児糖尿病用のインスリンの注射器があったといい、ユキは噛み痕が6~7歳によるものと見立てる。

その後、噛んだのは小学生の坂木弘だと判明。家を訪ねると、母親の坂木菜々美(梅舟惟永)が、実は弘が誘拐され、犯人から「警察に言ったら子供を殺す」と脅されていることを打ち明ける。100万円と引き換えに弘を返してもらうはずだったが、指定場所に行っても誰も現れなかったという。ユキらは犯人が甲元ではないかと考えるが、だとすれば居場所を知っているのは甲元だけ。早くインスリンを打たなければ弘が危険だと菜々美は焦燥感を募らせる。タイムリミットが迫る中、なんとか手掛かりを掴もうと甲元を再び解剖したユキは、残された擦過傷の不自然な点に気づく――。

ユキがそんな事件に挑んでいた頃、河原に止められた車から、手と手が赤い紐で繋がれた、北林大学教授・川越克久(湯江タケユキ)と秘書・藍田満里(中田クルミ)の遺体が発見される。車内に排気ガスを引き込んだ一酸化炭素中毒による心中のようだ。川越の妻・塔子(かとうかず子)は「不倫の噂は聞いたことがある」と冷静に話すが、満里の母・早智恵(山下容莉枝)は「不倫するはずがない」「心中なんて嘘だ」と取り乱す。現場に駆け付けた霞は、満里の腕に残された不審な注射痕に気づき、解剖したいと訴えるが、刑事の藤岡(高島豪志)は「事件性はない」として、解剖を認めない。そんな事情を知ったユキは、早智恵から直接満里を解剖する承諾を得てしまう。止めようとする村上の言葉も聞かず始まるが、その結果、睡眠導入剤を静脈注射していたことが明らかに。しかも満里は右利きなのに注射痕も右腕だ。服用ではなくなぜ注射で?一体誰に打たれたのか?事件性を感じた村上は、本部の意に反して、関係者に話を聞くためユキと北林大学へ向かう。

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川越と親しかった衛生学研究所の病理学教授・本郷武志(利重剛)は、不倫しているそぶりはなかったと証言。実験室で川越の助手をしていた新井光一郎(松澤匠)も、忙しくしていたが変わった様子はなかったと話す。その傍らでゴミ箱に破棄された大量の注射器に何かを感じるユキ。すべて持ち帰り調べてみるとそこには――。一方、早智恵と遭遇したワンコは、どうにかして励まそうと、満里の意志による心中ではない可能性を明かす。ならばと川越の解剖の承諾を得ようとした早智恵は、ひょんなことから塔子にケガを負わせてしまう。ワンコは遺族同士の傷害事件を招いた自分を責めるが、このままでは川越を解剖できないまま火葬されてしまうのは確かだ。そこでユキと村上は、クビ覚悟である行動に出る。

【出演者】
桐山ユキ...仲間由紀恵
犬飼一(ワンコ)...松村北斗(SixTONES)

藍田早智恵...山下容莉枝
林田匡...小松利昌
高嶺霞...新実芹菜
新井光一郎...松澤匠
安村泰介...西村元貴
藍田満里...中田クルミ
川越克久...湯江タケユキ
捜査第一課長...阿南健治
川越塔子...かとうかず子
本郷武志...利重剛
丹羽嗣仁...石坂浩二(特別出演)
村上衛...田辺誠一

【原作】杜野亜希『屍活師 女王の法医学』(講談社「BE LOVE KC」所載)
【脚本】香坂隆史
【演出】村上牧人

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