西島秀俊、濱田岳がお互いの謎を解明!「突然の思い出し笑い」「ガタイの良さ」のワケは!?:シェフは名探偵

公開: 更新: テレ東プラス

西島秀俊主演ドラマ「シェフは名探偵」(毎週月曜夜11時06分放送/初回5分拡大)が、今夜5月31日(月)スタート。謎解きも料理の腕も超一流で風変わりなシェフ・三舟忍を演じる西島秀俊さんと、ギャルソンの高築智行を演じる濱田岳さんの対談【後編】をお届け。

※【前編】はこちら!

共演して気づいた、お互いの「ここが"謎"」

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――謎を解くドラマにちなんで、今回共演して、お互いに"謎だな"と感じたことを教えてください。

西島「岳くん、実はものすごくガッチリしていてガタイが良いんですよ。謎なんだけど......ラグビーとかやってたの?」

濱田「そうなんです」

西島「やっぱり! ちらっとラグビーの話題が出たけど、その時は深堀りできなくて気になってて。何かハードにスポーツをやっていて、ラグビーか格闘技だろうなと思っていたけど」

濱田「ラグビーをやってました。ガタイは、その名残ですね」

西島「よかった、これで謎が解決しました(笑)」

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濱田「西島さんの謎は、脈絡なく突然思い出し笑いをするところですかね。普通、思いだし笑いというのは、何かをきっかけに思い出して笑うじゃないですか。でも、西島さんは、大事なセリフを言わなきゃいけない瞬間に、突然笑い出すんですよ。1回だけだったらまだしも、同じところで2、3回笑う。みんなも気になるから、なんで笑ったのかを共有して欲しいんですが、西島さんは『いや、大丈夫です』と教えてくれないんです。それが謎」

西島「そんなことあったかなぁ? 覚えてないよ......俺、元々笑ってる顔だから」

濱田「そう言えば、神尾さんとどっちが先に笑ったかで、よく言い合ってましたよね」

西島「そうそう。お互いに『そっちが笑ってるから、笑ったんだよ』って。でも、絶対に神尾さんが先に笑ってる(笑)」

濱田「そう考えると、よく笑う4人でしたね」

西島「確かに。笑っちゃってのNGは本当に多かった。こんなにNGが多い現場って、ないよね。笑いがこらえられないシーンがいくつもあった。変なことをするキャラクターが多いので、それが連続すると、どうしても笑っちゃう(笑)」

――やはり木村監督の演出ですね(笑)。木村監督とは以前もご一緒されていますが、今回の印象は?

西島「木村さん、楽しそうでしたよ(笑)。木村さんが現場でキャラクターをどんどんふくらませて、生き生きさせていくんです。杏奈ちゃん、神尾さんのキャラクターが信じられないぐらい脚本から遠く離れたところへ行っています(笑)。監督もキャストも楽しんで撮影していました」

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――ちなみに、お二人は木村監督からのムチャぶりは?

西島「ありました。でも、僕は面白い芝居を受ける方が多かったですね」

濱田「僕は少ない方です。僕も、どっちかと言うと、変なことをされるのを受けていた感じですね、ずっと」

西島「やっぱり、神尾さんと杏奈ちゃんでしょ」

濱田「もしかして僕らを笑わせて困らせるつもりなんじゃないかとすら思えて、敵か味方か分からなかった(笑)」

――お話を伺っていて、和気あいあいの現場だったことがよく分かりました。きっとその楽しさが画面から伝わると思います。最後に、ドラマを楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

西島「料理がとてもおいしそうなドラマです。人が生きている中で抱える悩みを、料理を通して解決したり、時には解決しなくても新しい一歩を踏み出すきっかけになったりします。僕たちは、このレストランが実際にあって、行きたいと思っていただけるようにしたいとの思いで撮影していました。完成した作品を観ると、僕が考えていた以上に温かくて優しいドラマになっています。今はいろいろ大変な時期ですが、仕事終わりの深夜に、おいしそうな料理と温かいストーリーを観て、ほっこりしていただけたらと思います」

濱田「グルメ、コメディ、人情劇、1シチュエーションと本当に盛りだくさんのドラマです。1話に2つも問題が出てきて、三舟さんは推理ばっかりしていました。お客さんには、ただ楽しく食べて帰っていただけばいいのに(笑)」

西島「おせっかいなんだよな(笑)」

濱田「おせっかいだから、良い話になるんですよね。なかなか観たことのない作品になっていると思うので、楽しんでいただきたいですね」

(取材・文/伊沢晶子)

【プロフィール】
西島秀俊(にしじま・ひでとし)
1971年3月29日生まれ。東京都出身。A型。1994年「居酒屋ゆうれい」で映画初出演。近年の出演ドラマは、「メゾン・ド・ポリス」(TBS系)、「きのう何食べた?」(テレビ東京)、「ノースライト」(NHK)、連続テレビ⼩説「おかえりモネ」(NHK)など。公開待機作に、映画「シン・ウルトラマン」、「ドライブ・マイ・カー」、劇場版「きのう何食べた?」がある。

濱田岳(はまだ・がく)
1988年6月28日生まれ。東京都出身。A型。1998年、デビュー。近年の出演ドラマは、「釣りバカ日誌〜新入社員 浜崎伝助〜」シリーズ(テレビ東京)主演のほか、「フルーツ宅配便」(テレビ東京)、「インハンド」(TBS系)、「教場II」(フジテレビ系)など。映画「鳩の撃退法」が、2021年8月27日(金)公開予定。

「シェフは名探偵」は、5月31日(月)夜11時06分スタート(初回5分拡大)。
第1話
ある夜、製薬会社に勤める高築智行(濱田岳)は、かつて大口契約が取れたお祝いで行った小さなフレンチレストラン『ビストロ・パ・マル』を訪れる。実はリストラされ、次の仕事も決まっていない状態で、最後に思い出の味を堪能するために再訪したのだが、ひょんなことからシェフ・三舟忍(西島秀俊)の誘いで、『パ・マル』のギャルソンとして働くことに。スーシェフの志村洋二(神尾佑)と、ソムリエの金子ゆき(石井杏奈)に仕事内容を教わるが、飲み込みが早く、初日からミスもなく、接客も完璧。三舟も「適材適所」と太鼓判を押すほどだ。
そんな新生『ビストロ・パ・マル』に、ある雨の夜、粕屋孝一と桶谷百合子が来店。粕屋は好き嫌いが激しく、出す料理ほぼ手つかずで「下げろ」と指示。何かと注文をつけるわがままっぷりに高築らは頭を抱えるが、三舟の機転の利いたメニューが気に入ったのか、粕屋は『ビストロ・パ・マル』をたびたび訪れるようになる。ところが大人の素敵なカップルに見えた2人は、大きな問題を抱えていて――。「ロニョン・ド・ヴォ―の決意」とはいったい...。
別の日には、カップルらしき川出恵子と鶴岡正が口論を始め、店内が騒然となる出来事が。さらに鶴岡は店員たちにデザートのダメ出しを始める。「あんなまずいショコラを最後に出されたら一日気分が悪い」...暴言を吐き続ける鶴岡の隣で、ひたすら謝り続ける恵子。クレーマーのようにも思えたが、改めてショコラを食べた三舟は、鶴岡の指摘通り味が落ちていることに気づく。プロ並みの味覚を持つ鶴岡は一体何者なのか? そして「割り切れないチョコレート」の意味とは...。
そんな2組の謎が、三舟のお節介と洞察力によって次々と明らかになっていく。

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