目標は”世界最古の酢豚”を作ること!「今○○を作っていますが、ちょっと心配です(笑)」:池谷実悠アナの”推し事”備忘ログ

公開: 更新: テレ東プラス

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みなさん、こんにちは! テレビ東京・池谷実悠です。月に1回、私の推し事(推しを愛するための活動)をご紹介させていただく連載「池谷実悠の"推し事"備忘ログ」。第5回のテーマは「料理」です。Twitterでもよく掲載させて頂いていますが、「よじごじDays」(毎週月~金午後3時40分 ※池谷アナウンサーは月、水、金曜メインパーソナリティー)で、長野博さんの料理コーナー(毎週水曜)を担当させていただくようになり、自分でも信じられないくらい料理をするようになりました。

oshigoto_20210528_02.jpg▲よじごじポーズを決める池谷アナ

実はそれまで、料理をしたことはほとんどありませんでした。学生時代、夏休みは学食に行けないので、どうしても自炊しなければなりません。それがとにかく面倒で、毎日毎日そうめんを食べ続けて5㎏痩せた経験があるほど。料理=麺を茹でるという学生時代を過ごしていましたし、お味噌汁に出汁を入れるということも知らず、「お味噌を入れたらできるでしょ?」と思っていたくらい(笑)。

番組では、長野さんが料理している間、ゲストの方や私がいろいろと質問を投げかけますが、最初は料理に関する質問すら全く浮かばない状態でした。長野さんも「えっ?」という表情をされることがありましたし(汗)、自分が疑問に思う点と視聴者の皆様が知りたいと思うところがずれていてはいけません。「これはまずいぞ...」と感じたので、レシピを事前に頂き、前日に自分で料理を作って予習、疑問に思ったところや難しかったところをメモし、それを本番で質問することにしました。そして生放送で長野さんの作り方を見て、家に帰ってもう一回作って復習する。Twitterでは、その時に撮影した写真を掲載しています。

oshigoto_20210528_03.jpg▲池谷アナのお料理が見たい方はこちら

料理に関して少しだけ成長はしたものの、実はいまだに栄養バランスを考えたことはなく、忙しい時はついつい3食インスタント麺になってしまうことも...。アナウンサーの皆さんは、健康や美に対する意識が高いので、"私も見習わなければ!"と思う反面、"美容とかジム通いとか続かないだろうな~"と考えてなかなか実行に移せずにいます。

"世界最古の酢豚"を作るため「豆鼓」に挑戦しています

普段、料理することはあまりありませんでしたが、子ども時代、興味があるものに挑戦したことはありました。例えば、池谷家で伝説になっているのは、私が子どもの頃に作った「脳みそゼリー」(笑)。どうしてもミルクティーのゼリーを食べてみたくて、まずはミルクティーを煮出してボウルに入れ、その中にゼラチンを投入して冷蔵庫に入れてみました。
表面が固まっていたので「よし、できた♪」と大皿にボンと出しましたが、ゼラチンが少なかったのかちょっとゆるくなってしまい、お皿の上で崩れてぷるぷるになってしまったのです。家族が口を揃えて「脳みそみたい...」と(笑)。みんなで爆笑しながら食べた思い出があります。見た目はかなり斬新でしたが、味はとてもおいしかったです!

そして、小学校低学年の時に地域の平和学習で戦争体験を学ぶ機会があり、"すいとん"の存在を知った私は早速自宅で作ってみました。昔から、その時代を生きた人々の生活や食事の話を聞くと、「どんな感じなんだろう?」「歴史上の人物と同じものを食べてみたい」という欲望が沸きあがるようなところがあり、それは24歳になった今も変わらず。
実は今、大学時代の先生から頂いたレシピをもとに「世界最古の酢豚」を再現するべく、自宅で「豆鼓」を自作しています(※よろしければこちらもご覧ください)。最古の酢豚は「豆鼓汁」で味付けされており、この汁が市販されていないため、まずは豆鼓作りから始めています。豆鼓は大粒納豆を甕に入れ、水を入れて混ぜては放置、時々天日干しする工程を繰り返し、約2カ月で出来上がります。

oshigoto_20210528_04.jpg▲自作の「豆鼓」。左は天日干しし終わった後の豆豉、右は水を入れてかき回した後の豆豉

豆鼓作りを始めて3週間経ちましたが......雨でジメジメした日が続いていることもあり、あまり天日干しができておらず、正直だんだん心配になってきました。「果たして、これを誰かに食べてもらうことができるのだろうか」と(笑)。先輩の福田(典子)アナウンサーだけは「できたら教えてね! 食べてみたいから」と言ってくださったんですけど、おそらく福田さんは私の豆鼓の状態を知りません(汗)。
最古の酢豚を作って福田さんに食べていただく、また「よじごじ」のスタッフの方とも「私が作った豆鼓で長野さんに何か作ってもらってはどうだろう」と話していたのですが、天日干しを挟めないまま、ただただ熟成されていく私の豆鼓ちゃん...ちょっと心配です。豆鼓ちゃんの結果は、また追ってこの連載やTwitterなどで報告させて頂きますね。

料理への想いが独特だとは思いますが、さらに今、気になっているものがあります。それは忍者が食べていたという「干し肉」です! 「よじごじ」のフードコーディネーターさんから教えて頂いたのですが、それを聞いてからというもの、「そういえば忍者は何を食べていたのだろう」と気になっています。携帯しやすく長期間保存がきくもの、さらには忍んで食べられるようなものじゃないといけません(笑)。いずれは忍者の食事や生活も調べて、自分で作って食べてみたいです。

こんな私が料理を語るのは大変おこがましいのですが、毎回自炊で大事にしているのは「失敗しても失敗と思わないこと」。もともと好き嫌いがなく何でも食べられる方なので、例え失敗しても「これは失敗じゃなく、こういう新しい料理なんだ!(笑)」と思いこんで楽しく頂くようにしています。前向き、前向き! 失敗してもへこまず、むしろ「なんで失敗したのか...明日、長野さんに聞いてみよう!」と糧にするようにしています。
長野さんは優しい方で、どんな質問でも「こうするといいよ!」と丁寧に答えて下さるので本当にありがたいですし、毎回がレッスンだと思って生放送に臨んでいます。

oshigoto_20210528_05.jpg▲昨年まで実家にいた愛犬と

次回「池谷実悠アナウンサーの"推し事"備忘ログ」は、6月下旬に公開予定です! どうぞお楽しみに!

【池谷実悠アナウンサー プロフィール】

oshigoto_20210528_06.jpg▲日経テレ東大学「チャラすぎるミクロ経済学」を配信中! 左からサンシャイン池崎、ゲストのまなまる、池谷アナ

1996年9月18日生まれ。静岡県出身。O型。2019年、テレビ東京に入社。『よじごじDays』(月、水、金曜メインパーソナリティー)『7スタライブ』『日経ニュース プラス9』『追跡LIVE!SPORTSウォッチャー』などを担当している。

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