「ゴミの一番上に蕎麦を」...柴又で40年続く蕎麦店が語る創業時の苦悩。夫が50年守り続ける約束とは?:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

公開: 更新: テレ東プラス

5月17日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、「平和島骨董まつり(東京流通センター)」に訪れていた、日髙江見子さんのお家について行くことになります。

東京都葛飾区の柴又で、ご主人の「よっちゃん(吉弘さん)」と蕎麦店を営んでいる江見子さん。まずは蕎麦一筋約50年という、よっちゃんの打った「天ぷらぶっかけそば」をご馳走になりました。

homeii_20210518_02.jpg
33年前に建て替えたお店は2階と3階が居住スペースになっています。お部屋にお邪魔する前に、まずはお店に飾ってある江見子さんのコレクションを見せていただきました。

homeii_20210518_03.jpg
店内の壁にずらっと並んだ「爪楊枝入れ」はざっと6000個にも及ぶそうです。知り合いが集めているのに影響を受けて「集めたい!」と思ったそうです。「ご主人は爪楊枝好きなんですか?」との問いかけに、「好きじゃない!」と即答したよっちゃんですが、「家を建てるときに、よっちゃんが爪楊枝を置くスペースを作ってくれた」と江見子さんが教えてくれました。

スタッフの「優しいじゃないですか」という言葉に、「ふっ」と笑い、表情がほころんだよっちゃん。どうやら照れ屋さんのようです♪

homeii_20210518_04.jpg
さっそく4LDK+1階店舗の2階へ。オシャレなダイニングテーブルに「真っすぐにしてほしい」と愚痴をこぼす江見子さん。「これは、こういう物なんだって」と、よっちゃんは反論します。

homeii_20210518_05.jpg
ご夫婦そろってお酒は飲まないそうです。「若いときに酒飲んでおかしくなってるから」と、よっちゃんが意外な過去を明かしてくれました。若かりし頃、初飲酒でなんと一升瓶を2本空けてしまい、目覚めたら友達が血だらけで倒れていたのだとか...。「それを見て自分はもう酒を飲んじゃダメなんだな、と思ったんだって」と江見子さんが代弁してくれました。

homeii_20210518_06.jpg
江見子さんの寝室には100着以上の着物が! ほとんど手作りだそうです。結婚前は裁縫をしたことすらなかったそうですが、「私がやるって言ったら、ミシンなんか何個も買ってくれた」のだとか。「なんでそんなに買ってあげたんですか」と、よっちゃんに聞くと「買うのもったいなから、あるのを...持ってきたりして」と、なんとも歯切れの悪い返事が...。

「あるものって何?」と江見子さんにツッコまれて「(ミシンを)買わないと(手芸)やれないから...」と、もごもご答えるよっちゃん。照れ屋さんなので「江見子さんが喜ぶ姿を見たくて買った」とストレートに言えなかったようです(笑)。

そんなラブラブなお2人の出会いは10代の頃。美容師を目指して宮城県から都内の美容院へインターンに来た江見子さん。その美容院のはす向かいの蕎麦店で、宮崎県から上京してきたよっちゃんが働いていたそうです。

homeii_20210518_07.jpg
「黒い眼鏡をかけてて似合わないな~って(江見子さんを)見ていたけど」という、よっちゃんの発言に「え~見てたの? どこで見てんの? 気になってたんじゃん」と喰い付く江見子さん。「気になってないよ」と照れるよっちゃんとの微笑ましいやり取りが続きます。

3年間の交際を経て、よっちゃんはカレーどんぶりが好きな江見子さんに「蕎麦屋さんになったらカレーどんぶり毎日食べられるよ」とプロ―ポーズ。

「17歳のときに兄の先輩がいるから『お前東京行くんだぞ』って蕎麦屋に連れてこられて『いつ逃げ出そう』と思っていたときに、この子と付き合い始めてちょっと夢が出てきたんだよね」と、よっちゃんが当時を振り返ります。

homeii_20210518_08.jpg
結納のときに、江見子さんの親族から「本当に幸せにしてくれるの?」と聞かれたよっちゃんは「7人兄弟の兄弟一幸せにしますよ」と力強く答えたそうです。

柴又に店を構えて40年。開店当初はお客さんもつかずに借金を抱えて大変な時期もあったそうです。

江見子さんは売れ残ったお蕎麦を捨てるのが恥ずかしくて、ゴミの一番下に入れて捨てようとしたこともあったといいます。しかし、よっちゃんは「ゴミの一番上に打ちたての今日1日売れなかった蕎麦を新聞紙に乗っけてゴミの日に出せ」と指示。それは「新鮮なものを出している」と見せるための営業努力だったのです。そうしたことも功を奏して「お客さんもどんどん来るようになった。感謝しかない。この腕ひとつでやったのはスゴいよ」と江見子さんは感謝の言葉を連ねます。

「私が好きなことをできるのも、よっちゃんの理解があるから。振り返ってみたら最高の人生だよね?」と江見子さんが語りかけるも、よっちゃんは照れくさいのか聞こえないフリ(笑)。

homeii_20210518_09.jpg
「のんびり船でぐるっと周っていきたいな」と世界一周の旅が夢だと語るよっちゃん。あえて「誰と行くんですか?」と」聞いてみると...「この人でしょ。他にいないでしょ」と横に座っている江見子さんを恥ずかしそうに指さしてくれました。

コロナ禍が落ち着いたら、ご夫婦で仲良く船の旅を楽しんでくださいね!

5月19日(水)夜9時放送の「家、ついて行ってイイですか?」は、ゲストに、井上瑞稀・髙橋優斗・作間龍斗HiHi Jets)を迎えて「夢に向かって飛べ!波乱の人生スペシャル」をお届けします。

【深夜の新橋】
芸歴31年...崖っぷち!? 美人演歌歌手と深夜の新橋で遭遇
カラオケにも40数曲...けどヒット曲が無い...ラッピングカーで全国営業活動。一番のファンだった母が遺した手紙を前に熱唱! 取材から1年6カ月...崖っぷち演歌歌手はどうしてる!?

【町田のスーパー銭湯】
水泳に夢中...町田のイケメン三兄弟
0歳から水泳に没頭! ジュニアオリンピックにも出場する長男16歳&次男14歳! けれども三男・12歳の夢は...あの◯◯事務所に入る事!? 「だって子どもでも稼げるから!」その驚きの理由に涙

【赤羽の商店街】
赤羽で出会った30歳美人妻! 自宅には仲良し25歳夫&9歳娘
優しい兄3人と過ごした幼少時代...しかし大好きだった次兄が21歳の時に...。大好きな夫にも伝えたことが無かった衝撃の真実をカメラの前で初告白...!

どうぞお楽しみに!

PICK UP