女子校にもeスポーツ部が誕生! 「学ぶコースは違うけど『フォートナイト』を通して仲良くなった!」仁愛女子高等学校を取材:STAGE:0 2021

公開: 更新: テレ東プラス

今年も「STAGE:0 2021」を開催! 第3回大会の競技タイトルは「クラッシュ・ロワイヤル」「フォートナイト」「リーグ・オブ・レジェンド」。6月からブロック代表決定戦がはじまり、8月12日(木)〜15日(日)の決勝大会にて、日本一の高校チームが決定します。全国から集まる強豪校を倒し、日本一の王座に輝くのは!? 高校生の皆さんと一緒に、この夏の熱闘を盛りあげます!!

5月24日(月)夕方5時まで、まだまだエントリーを受付中! 大会に参加して、一生忘れられない高校生活の思い出を作りませんか?

今回「テレ東プラス」では、すでにSTAGE:0のフォートナイト部門にエントリーしてくれた「仁愛女子高等学校」(福井)eスポーツ部の皆さんをリモート取材。大会にかける意気込みなどを伺いました。

stage0_20210515_01.jpg▲(左上から)部長・村さん、江川さん、森口さん、副部長・広浜さん、上山さん

みんな、限られた時間の中でワイワイやっています。顧問としては、友だちもいっぱいできて良かったなと思っています

――「eスポーツ部」は、昨年10月に創部したと伺いました。創部に至るまでの経緯からお聞かせください。

顧問・下野先生「eスポーツのイベントを主宰している福井テレビさんから、学校の広報活動をしている私のもとに『eスポーツ部を創りませんか? 女子校でもぜひ作っていただきたい』という打診があったのがきっかけで、昨年10月に、じゃあ立ち上げてみようかと。創部時に8名が入部し、新年度は6人入って、現在は14名で活動しています。正直、私の世代では、"ゲームそのものが教育活動としてはどうなのかな"と思ってしまう部分はありますが、やはりこれも時代なのだろうなと。学校も応援してくれています」

――皆さんが最初にゲームにハマったきっかけから教えてください。

江川「私は、eスポーツ部に入ってからゲームの魅力にハマりました。ゲームってこんなにいろんな種類があるんだって...」

森口「私は4、5歳の頃から家族でテレビゲームをしていました。小学生になってからはDSやNintendo Switch(以下Switch)をやるようになり、特に『スプラトゥーン』にハマって、1人でやったりクラスメイトとプレイしたりしていました」

「私は小学校の時、3DSで『妖怪ウォッチ』にハマったのがきっかけです。当時はとても流行っていました」

上山「私は、中学生の時に初めてスマホを買ってもらって、ゲームをやるようになりました。高2でeスポーツ部ができたので入部して、そこからはFPSにハマって...。PUBG(『PlayerUnknown's Battlegrounds』)やCOD(『Call of Duty』)が好きでやっています」

広浜「私は、中学に入るまでは家族でカードゲームで遊ぶのが好きでしたが、やっぱり弟が2人いて3DSにハマりました。そこからゲーム好きになった感じです」

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――大会で皆さんがプレイする「フォートナイト」の魅力はどこにあると思いますか?

「やはり、いろんな人と戦えるところですね。一緒にチームを組んで多くの人と戦えるところが楽しいなと感じます。あと、ほかのバトルロイヤルゲームと違って"建築"という要素があり、なかなか練習しないと上手くならないのですが、これを活用して戦うことができるのも魅力だと思います」

広浜「私は、今までこういうゲームをやったことがなかったので、最初は銃を使って敵を打つとかビックリしてしまって...(笑)。わずか5秒くらいで敵に撃たれたりしていました。でも、練習するにつれ操作方法がわかるようになって、今は勝つと達成感が得られるのですごく面白いです」

――部活での練習を経て、プレイまたは自分自身について「ここが成長したな」と感じるところはありますか?

森口「創部した頃に比べたら、チーム内の団結力や仲の良さが深まってきたなと感じます。ペアの次の行動が予測できるようになったり...。これからは大会に向けて、さらに個人の技を上げるのと、ペアの友だちとお互いの苦手な分野を補っていけたらいいなと思っています」

上山「少しだけ周りを見る余裕や、相手の変化に気づけるようになったかな? と思います。でも、まだまだ敵を狙う力が欠けています。もうちょっと強くなりたいので、声掛けを積極的に行って、チーム全体で敵の場所を把握できるようにしていけたらいいですね。自分では見えないところも、チームメイトは見渡せていることが多々あるので、声掛けはものすごく大事だと思います」

江川「私は、入部してこんなに楽しいゲームがたくさんあるんだなと知ることができて嬉しかったし、緊張してものすごく勇気がいるけど、みんなと一緒に大会に出場すること自体、成長したのかなと思います。あとゲーム中も、少しだけ周りが見られるようになりました」

「私は、コミュニケーション能力が少し上がったと思っています。あと、成長とは違うと思いますが、女子もゲームする時代になって良かったなって。小学生の頃、一緒にゲームするとなると、本当に男の子しかいなかったんですよ!(笑) 今はゲームをする女の子の友だちもたくさん増えたし、ゲームを通して仲良くなれるのが嬉しいです」

広浜「実は私たち3年生の部員は、普段はみんな違うコースで学んでいます。部活で顔を合わせるまで、一度も会ったことも話したこともありませんでした。部活に入ってゲームを通して仲良くなれたので、友だちが増えたなと思います。クラスの友だちも部活やゲームに興味を持ってくれる子がいて、会話が広がるので嬉しいです。

オンラインゲームは、通常離れたところにいる人とコミュニケーションを取りながらプレイするものなので、いつかはいろんなプレイヤーの皆さんともゲームを通して気軽に話せるようになれたらいいなと思います」

――皆さん高校3年生とあり、来年の3月には卒業を迎えます。部活動を引退した後、将来、ゲームとどう付き合っていきたいですか?

上山「スマホゲームやPUBG、あと『ウマ娘 プリティーダービー』にもハマっているので、卒部しても趣味でずっとゲームは続けていきたいです」

江川「私も趣味としてゲームを続けたいなと思っています。『エーペックスレジェンズ』をもっとやりたい。世界観が好きなんです」

「私はだいぶ先の夢ですが、いつかプロゲーマーの皆さんと関わるような仕事に就けたらいいなと思っています。今回参加する『STAGE:0』のようなイベントの運営とかできたらいいですね。プロゲーマーの皆さんの戦いを間近で観戦してみたいです」

森口「私は、今までやったことがないゲームをプレイしてみたいです。『Minecraft』や『ARK: Survival Evolved』『リーグ・オブ・レジェンド』とか...」

広浜「私も大人になってもゲームは続けたいですね。ゲームから得られるものも大きいと思うので」

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――最後に大会への意気込みを聞かせてください!

森口「何回戦まで行けるか分かりませんが、大会に向けて連携を強めたり、コミュニケーションを上手に取れたらいいなと思います!」

上山「『フォートナイト』に関してはほとんどの部員が初心者なので、まずは楽しみながらできたらいいですね。ペアもなかなか揃わないし、学校でしかプレイできませんが、試合まで練習を積み重ねていきたいと思っています」

「楽しくできたらいいなと思います。でも予選大会は...絶対勝ちたいです!」

江川「力の限り頑張りたいです。どんな学校とあたるのか...ドキドキしますが、予選大会は勝ちたいです!」

広浜「コミュニケーションを積極的に取らないとグダグダになってしまうので、試合中もみんなと情報交換をして、分かち合えたらいいなと思います」

下野先生「私はゲームに関してはまったく指導できないので、部員たちが自主的に行動し、練習している姿を見守るだけです。自分たちで大会を見つけてエントリーしているようですし、よく話し合いができるようになってきているので、そういう意味ではeスポーツもいいのではないかと感じています。生徒たちも夜通しゲームをするようなことはありませんし、限られた時間の中で、みんなで楽しみながらワイワイやっている。友だちもたくさんできて良かったなと思います。試合がいい思い出になるといいですね」

stage0_20210515_04.jpg▲左上、顧問・下野先生

――仁愛女子高等学校の皆さん、ありがとうございました! 「STAGE:0」ラストの出場に向けて、これからも頑張ってください! 「テレ東プラス」も応援しています。

(取材・文/蓮池由美子)

今年も、「STAGE:0 2021」を開催! 「STAGE:0」は、eスポーツ競技の発展と世界で活躍する日本人選手の輩出を目指し、2019年よりスタートした国内最大級の高校生によるeスポーツ大会です。第2回大会となる2020年はオンラインでの開催となりましたが、過去最大のエントリー数となる全国1,779校、2,158チーム、5,555名の高校生が参加。ブロック代表決定戦および決勝大会では、当大会初の「バーチャルスタジオ」を導入し、最先端のeスポーツ配信番組を実現しました。

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2021年、「STAGE:0」第3回大会の競技タイトルは「クラッシュ・ロワイヤル」「フォートナイト」「リーグ・オブ・レジェンド」。第3回となる今年は、6月からブロック代表決定戦がはじまり、8月12日(木)〜15日(日)の決勝大会にて、日本一の高校チームが決定します。全国から集まる強豪校を倒し、日本一の王座に輝くのは!? 高校生の皆さんと一緒に、この夏の熱闘を盛りあげます!!

5月24日(月)夕方5時まで、まだまだエントリーを受付中! 大会に参加して、一生忘れられない高校生活の思い出を作りませんか?

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