コロナなのになぜ株高?「ガイアの夜明け」が総力取材!見えてきたのは......

公開: 更新: テレ東プラス

現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(毎週金曜夜10時)。5月14日(金)の放送では、コロナ禍にもかかわらず、なぜ株価は上がり続けるのか、大量のマネーはどこに向かっているのかを追跡。アメリカ、イギリス、そして日本を総力取材する。

コロナなのになぜ株高? 大量のマネーが向かう先は...

昨年3月に急落した日経平均株価は、今年2月、30年ぶりに3万円台に達し、今も高値水準を維持している。株式投資を始める人も増え、昨年度の株取引の口座開設数は357万件とコロナ前の1.7倍。岡三証券の小川佳紀投資戦略部長は「金融緩和による"カネ余り"がマーケットを押し上げている」と分析する。

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今も世界で余ったおカネが流れ込み、米国などは日本以上に空前の株高だ。
米サンフランシスコのオークションで1996年製のポケモンカードが約4200万円という最高額で落札されたのも、それを裏付ける。オークション関係者は「米国では、多くの人が株に投資して儲けている。その株で儲けた金が懐かしいポケモンカードに流れているのです」と話す。

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そして、あり余る大量のマネーは、電気自動車や再生可能エネルギー、水素技術など"脱炭素"ビジネスに投資されている。そのひとつが、カリフォルニア州にある「ルーシッド・モーターズ」。「第2のテスラ」と名高い電気自動車の新興メーカーで、まだ1台も市販していないにもかかわらずサウジアラビアの政府系ファンドから1000億円以上の資金を集めている。

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番組は「ルーシッド・モーターズ」の開発現場を日本のテレビとして初取材。その「第2のテスラ」の実力に迫る。

高速でカネを稼ぐ「謎の投資家集団」の正体

今、世界の株式市場で存在感を増しているのが「高速取引業者(HFT)。一般の投資家には不可能なスピードで株を取引して、荒稼ぎする知られざる集団だ。
アメリカでは1年間で1200億円も稼ぐ高速取引業者も現れている。実は彼ら高速取引業者はすでに日本にも進出している。東京証券取引所の1日の売買代金約3兆円のうち、約半分を高速取引業者が占めているのだ。彼らの取引スピードはなんと100万分の1秒。
いったいどうやって取引しているのか?
番組では、国内唯一の高速取引業者「ダルマ・キャピタル」をテレビ初取材。
1日数百億円を取引し、利益を出し続けるという謎の集団「高速取引業者」の実態に迫る─。

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今晩10時からの「ガイアの夜明け」で放送。どうぞお見逃しなく!

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