五木ひろし「いつかは消える...」引退について赤裸々に吐露

公開: 更新: テレ東プラス

街の人への何げないインタビュー映像をきっかけに、笑福亭鶴瓶とゲストがよもやま話を展開するトークバラエティ「チマタの噺」(毎週火曜深夜0時)。5月11日(火)は先週に引き続き、演歌歌手・五木ひろしが登場しました。

chimata_20210512_01.jpg【配信終了:5月18日(火)】動画はこちら

芸歴57年を迎える五木。最初に受けたコンクールは埼玉県で開催され「たまたま行ったら僕が優勝しちゃった。決勝大会も優勝してプロ歌手になった」と、デビューまでの経緯を振り返ります。続けて「僕、福井出身なのに、埼玉(のコンクール)で優勝したから、タスキが"埼玉県代表"になってた」と明かし、スタジオを笑わせます。

「歌手という職業に出会ったからには1年でも長く歌っていきたい」と語る五木ですが、「いつかは消えるんで...」と、引退も視野に入れている様子。それでも「"伸びてくる若手たちに憧れを抱かせるような状態でないといけない"と、(自分に)言い聞かせてる。(若手が)出てくれば、いくら先輩後輩といえどもライバルになるから、それが励みにもなる」と、まだまだ意欲を見せます。

話題は変わって、五木の「気になるチマタ」に。犬好きだという五木は、「最初に飼った犬と、次に飼った犬のお墓があるんですよ。(コロナ禍でお墓参りに)行けてないんです...」と、なんと番組に代理で愛犬のお墓参りを希望(笑)。

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五木の切なる願いを受けて、番組スタッフが東京都府中市にある犬猫霊園「慈恵院」へ。住職が日々手入れをしてくれているというお墓はとてもキレイな状態。鶴瓶も思わず「立派な墓やねぇ! すごいちゃんとしてる!」、五木も「キレイになってる。お花もちゃんと...」と、声をあげます。

番組スタッフが墓前で「五木ひろしさんの代わりに来ました。なかなかお墓参りに来られなくてごめんね。もう少ししたら五木さんは来るからね」と手を合わせるも、「ふざけたことを言うな(笑)」と鶴瓶からツッコミが入りました。

「どういう気持ちで手を合わせてたんだろうね」と笑っていた五木も、「ありがとうございました。スタッフの皆さん」と、愛犬たちのお墓の様子がわかったことを喜びます。VTRが終わったところで、画面には犬を散歩する男性の写真が...。鶴瓶が「これ誰ですのん? 引っ張ってんの」と目をとめるも、男性が若いころの五木だとわかると思わず立ち上がって確かめる場面も。なんと30年前くらいのものだそうです。

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その後、"愛犬が飼い主の病気をもっていく"という話題から五木が、ポリープになった当時の話を始めました。「初めて1カ月公演をやったときに無理しすぎてポリープになったことがあって。取らなきゃいけないけど休めなくて、1年ぐらいごまかして仕事してたら、ある日、ヒーローって犬が声が出なくなったんですよ。口は開けてるけど声が出なくて。"これは僕に危険信号を送ってくれてる"と思って、すぐに手術する決心をしたんです。そうしたら(ヒーローの)声が出るようになった」と、なんとも不思議なエピソードを披露。

「この年になると"あの世"というものをふと考えることがある」と五木。「朝起きて"あ、今日は元気で目覚めたな"とか、犬を見て"あ、みんなも元気だな"とか、そんな思いが強くなった。今まで何げなく起きてたのが、その日の目覚めがとても大事に思えてくる」と明かします。

今でも「50年前のキーでそのまま歌っている」と、驚きの美声を保っている五木ですが、「長男は外資系のレコード会社で音楽やってます。次男は画家。ニューヨークで何人かと一緒に個展やったり...。下の娘はファッション関係の仕事してる。だから歌を歌うのは誰もいない。孫ぐらいに(歌手が)出るかもしれないよね」と、思いを馳せました。

番組では他にも、五木が新曲に込めた思い、ギタリストの村治佳織とピアニストの清塚信也とのアルバム制作秘話、収録後のインタビューなど、ここでしか聞けない話題が満載です!

次回は俳優・高橋克実が登場。どうぞお楽しみに!

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