天然の惚れ薬ホルモン「PEA」 恋はメロンソーダに混入された薬による錯覚だった...!?:ゾクッとする怪感話

公開: 更新: テレ東プラス

人生の中で、誰もが経験する初恋。あなたにとって、初恋は青春の大切な思い出だろうか。それとも、思い出したくない過去だろうか。もし、あの恋が実っていたら、あなたの人生も大きく変わっていたかもしれない......。

"Mr.都市伝説" 関暁夫がMCを務めるストーリーテリングバラエティ「Mr.都市伝説 関暁夫のゾクッとする怪感話」(毎週金曜深夜0時放送/BSテレ東)。巷でささやかれる都市伝説、人智を超えた超常現象、人間の悪意と狂気......様々なゾクッとする話を人気声優の朗読劇でお届け。

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5月7日(金)の放送では、安元洋貴(「鬼灯の冷徹」鬼灯役など)と、日笠陽子(「けいおん!」 秋山澪役など)が登場。共演作も多く約15年の付き合いになるという二人だが、安元の第一印象を覚えていないという日笠。すかさず安元が「記憶から俺は抹消されてんの?(笑)」とツッコミを入れるなど、気心の知れたテンポの良いやり取りを見せた。

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怪感話#24
「恋するメロンソーダ」

エリ(日笠)の初恋は、近所に住む2つ年上の幼なじみ、イツキ(安元)。高校生になったエリは、学校帰りにイツキの家に寄るのが日課になっていた。イツキが出してくれるメロンソーダも楽しみの一つ。エリの家では炭酸ジュースが禁止されていたので、ここでしか飲めないメロンソーダは特別な味がした。

「ぷはー! しゅわしゅわ美味しい!」

想いを告げることはなかったものの、楽しい時間を過ごしていたエリ。だがイツキは、父の病院を継ぐため東京の大学に行くことに。イツキは、「またしゅわしゅわを飲みに、東京に来ればいい」と言う。

エリは、東京の大学を目指して猛勉強を開始。途中で何度も挫けそうになり、そもそもどうしてそんなに東京に行きたいのかと思うこともあったが、それでもなんとか合格し上京することに。

そしてついに、2人は東京で再会。ところが、なぜかエリは思ったほどうれしさを感じない。あんなに会いたくて勉強したはずなのに......。イツキの家で迫られても、思っていたようなときめきはなく、逃げ出してしまった。

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数日後、イツキから連絡をもらい、仲直りをするためにもう一度家に行くと、炭酸を差し出してきた。エリが「今は気分じゃないかな」と断ると、イツキは「飲んでよ!」と強い口調で勧めてくる。

「最初はアドレナリンによる興奮、次にドーパミンによる野望感、次にセロトニンによる幸福感、これを徐々に濃度を上げて処方する。そこからはオキシトシンで愛情を高めさせ、脳内でPEAを分泌させれば二人は幸せになれる」

イツキは、上京するまで毎日メロンソーダに薬品を混ぜてエリに飲ませていたというのだ。

「お手伝いしてあげようと思ってさ。エリが本当は俺のことが好きだと気づけるように」

イツキは自分勝手な思い込みを押し付ける。

「2年も空いちゃったからね、仕方ないよ。さあ、飲んで。大丈夫、きっと思い出せるから。俺のことを大好きだって!」

あ然とするエリに、イツキの感情が爆破。

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「飲めって!!! ......しゅわしゅわは、僕としか飲めないんだから」

実力者二人の熱演に、スタジオ中が感動し、関は拍手喝采! スタジオトークでは、朗読劇に出てきた「PEA」についての話を。PEAは天然の惚れ薬と言われるホルモンで、様々な幸福感を得られるホルモンの分泌を活発化させて人間を恋に落とすのだという。チョコレートを食べるとPEAを分泌すると言われており、バレンタインデーもあながち間違ってはいない!?

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また、相手に好意を持っている時と恐怖を感じている時で、セリフの言い方はどう変わるのかを実演。日笠が、関の名前を入れた「ねえ暁夫、何してるの?」で違いを表現。すると安元も同じセリフでやってみることに!?

次回5月14日(金)の放送も、引き続き安元洋貴と日笠陽子が登場。番組の企画で心霊スポットを訪れた、グラビアアイドルにまつわる怪感話をお届け!

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