ある時は洞窟で寝泊まり、またある時は温泉掃除&たけのこ掘り・・・YOUは何者!?:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを、空港や街でアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分~)。今回のテーマは「人生好きなことやったもん勝ち 日本でYOUの快進撃が止まらないゾSP」。我が道を行くYOUの怒涛の快進撃をお届けする95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

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空港を飛び出し、日本全国の市町村で面白YOUをガチ捜索する「出張YOU」!

今回の出張先は、金目鯛の水揚げ量が日本一という日本有数の港町・静岡県下田市。人口約2.1万人のうち、在住YOUは約200人だ。そして下田ゆかりのYOUといえば、黒船で有名なマシュー・ペリー(アメリカ海軍提督)。1854年に日米和親条約が締結され、最初に開港されたのが下田港。鎖国からの開国後、初めてYOUが来た町が下田なのだ。

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白浜が美しい吉佐美(きさみ)ビーチで声をかけたのは、ランニング中だったスペイン出身のYOU。4年前から下田に住んでいるという。さっそく「YOUは何しに...」と聞こうとしたが、面白い洞窟があるヨと誘われ、ひとまずインタビューをやめてついて行くことに。

途中、結婚式を控えたカップルに出会うと、いきなりロマンティックなソング(「べサメ・ムーチョ」)を歌ったりして、テンションが高い!

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さて、YOUオススメの真っ暗な洞窟の奥へ進むと、ぽっかりあいた空間が出現。波の音が心地良く、夏に泊まったこともあるという。ここは多々戸浜にある自然にできた洞窟で、映えスポットとして知る人ぞ知るスポットなのだそう。それにしても洞窟で寝泊まりとは...。ますます正体が気になったが、またしても「お掃除に行く」と先を越された。しかし「連れてってあげる」というので、何者かわからないけれど密着決定(笑)!

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とりあえず名前はホセさん(44歳)と聞くが、まだ正体も行き先も不明なまま。ホセさんの車に乗せてもらい、ジェットコースター並みの急斜面を駆け上がり、到着したのは景色の良い露天風呂。すると、ホセさんから「一緒に入りませんか?せっかくここに来てるね、一期一会だから」と入浴のお誘いが。お言葉に甘え、Dも一緒にひとっ風呂いただきました。笑いも止まらぬ気持ちよさ(笑)。

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そして1時間後、入湯した露天風呂のお掃除を始めたホセさん。なるほど温泉の従業員ですか?...と思いきやそれも違い、「温泉のお湯をもらうためにお掃除します」という。ちなみにここは日帰り温泉施設の「昭吉の湯」(完全予約制)。天然美肌成分メタケイ酸が豊富で、美人の湯として地元民に大人気の温泉スポットだそう。ホセさんは、ここの温泉水「飲む温泉水いずみず」を愛飲しているのだ。ほんのり甘くまろやかなアルカリイオン水は、美肌効果や動脈硬化の予防に役立つそう。ホセさんは無料で飲泉をもらうため、お風呂掃除をしたのだ(通常1リットル50円で販売中)。

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お風呂掃除を終えると、今度は背中にカゴをしょって山の中へ。ついにホセさんの正体がわかるかも!? 期待に胸を膨らませつつ、山中で何を探しているのかと思ったら...タケノコだ! それも巨大な孟宗竹(もうそうちく)のタケノコ。普通のタケノコ(向かって右)と比較すると、なんと約5倍ものサイズがある。土壌が深くて柔らかいほど大きく育つタケノコは、地中にいる間に栄養をふんだんに取り込むため、旨味や香りが強くなって美味しい。ということは、ホセさんの正体はタケノコ農家なのだろうか?

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午後6時、巨大タケノコを抱えて向かったのは、ホセさんの自宅。中からは、日本&スペインのハーフの妻「さゆりちゃん」が出迎えてくれた。家に入ると、さっそくタケノコをどんどんさばいていくホセさん。手慣れた手つきに、これはやっぱりタケノコ採りが本業かと思いきや、ホセさんはその予想をあっさり否定。タケノコ掘りは趣味だという。ムムム...。

とにかく、まずはさばいたタケノコをあの温泉水で茹で始め、続いてご飯も味噌汁もホットコーヒーも、温泉水で手早く調理。ちなみにさゆりさんは、化粧水代わりに温泉水を顔に吹きかけるという。

午後7時、七輪で焼いたお肉をメインに、バル気分で夕食をとったところで密着は終了!

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...ってその前に、ホセさんの正体をまだ聞いてなかった!

「YOUは下田で何をやってる方?」と、やっと質問すると...「フラメンコの歌手をやってます」と教えてくれた。洞窟のそばで出会ったカップルに歌をプレゼントしたのは、プロだったからだ。

15年前、29歳の頃に東京でフラメンコ歌手として人生をスタートさせたホセさん。全国のフラメンコショーなどで活躍し、その後、下田に移り住んだ理由は...ホセさんの故郷と似ていたから。

「ここに来たとき懐かしいと感じた。下田の人はのんびりゆっくり...どこに行っても笑顔をくれるね。ホセさ~んって声かけてくれる。下田は本当に素晴らしい笑顔な町」と、町への想いを語ってくれた。ちなみに、妻のさゆりさんもなんと歴30年のフラメンコダンサーだった! 下田を愛す、素敵な正体がわかってすっきりしたところで、本当に密着は終了。ホセさん、さゆりさんといつまでも下田でお幸せに!

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