蛙亭・岩倉「マジおもんないな」 かましたい業界人、残りカス芸人から受けた悔しい思いも笑いに:あちこちオードリー

公開: 更新: テレ東プラス

不用意発言禁止! 裸のトークバラエティ「あちこちオードリー」(毎週水曜夜11時6分放送)。4月28日(水)の放送は、「芸風がストロングスタイルな先輩と後輩」ケンドーコバヤシ蛙亭中野周平岩倉美里)が来店。岩倉の熱きお笑い持論に触発され、若林とケンコバも若手時代に目の当たりにした"クソ"エピソードを!

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蛙亭・岩倉は、昨年「ゴッドタン」(テレビ東京系)で披露した「マジ歌」で、女性芸人ならではの魂の叫びを熱く歌い上げ、大きな反響を呼んだ。

悔しい思いも笑いに変える岩倉。「女にしては面白いな」「女がネタ書いてるんや」などと言うやからは、その発言自体が面白くないということすら自覚がないとして、「マジおもんないな」とバッサリ切り捨てる岩倉。また、そうした人は大体業界を辞めていき、「今いらっしゃる周りの面白い方は、絶対言ってこない」という。

さらに、「かましたい人」が多いテレビ業界人の中でも特に、大阪のネタ見せに来る東京のスタッフは「どこで買ったのか分かんない、ちっちぇ帽子かぶって」とイジリまくり、笑いを誘う。

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これを聞いて、若林の閉じたはずの"蓋"も開く。かつて東京のお笑いライブの最下層にいたというオードリーだが、「その楽屋にいる奴ら、クソだからね」と口火を切る。面白い芸人は考え方もしっかりしており、人間関係に対してもセンスある。

その一方で、面白くない芸人、特に「吉本(興業)にちょっといて、辞めて他事務所来た」芸人は「クソなんすよ、言うことが」と毒づき、「2回くらいしゃべったことがあるだけの『ココリコさんは......』とかずっと言ってる」と、積年の愚痴が溢れかえる。「そういうの閉じたのに開いちゃうよね」と若林。岩倉の歌には、そういう力がある!?

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ケンコバも、若手時代を思い出す。1990年代の関西お笑いシーンは、「他に行き場がない食い詰めた奴らが集まる」場所で、そうしたお笑いを見て育ったため、必要以上にトガっていたという。

トガりは、「客にウケてる=アイツら媚びてる」と間違った方向に向かい、「恥ずかしい奴らやなあ」「生き恥やで!」と人気芸人のことを蔑み、「客が誰一人笑わへんのに、(舞台)袖が大爆笑」という芸人ウケを最優先にしていた。

しかし、ある時、考えを改め、芸人ウケ最優先ではなく「俺が客席おったら、笑うやつにしよう」と切り替えたそう。そのきっかけは、「気が付いたら誰も支持してくれてなかった」とのこと。

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話を聞いた岩倉は、この世代の「残りカス」みたいな人達こそが、忌むべき存在だと主張。芸人ウケの前に「まずお客さんを笑わせてからやろ」との持論がある岩倉は、「重いなぁ」「わかってないなぁ、客」など客のせいにしている芸人に違和感を。「それだけにはなりたくない」との信念を持つようになったのだと明かした。

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その他、蛙亭の意外なコント作りについての話も。ネタ作り担当の岩倉から、単独ライブ当日に台本を渡されても「やるしかない」と乗り切ってしまう中野に、「そこが目指すところ」と若林、尊敬!? また、中野は、アドリブキャラについて春日に相談。春日のアドバイスに、若林が!? また、「働く人の反省ノート」には、5GAP(クボケン、トモ)が登場。

次回5月5日(水)の放送は、ロッチ若槻千夏の2組が来店。お楽しみに!

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