池谷実悠アナウンサーが「高校野球」の魅力を語る! 高校時代の貴重なエピソードも

公開: 更新: テレ東プラス

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私の推し事(推しを愛するための活動)をご紹介させていただく連載「池谷実悠の"推し事"備忘ログ」。第3回は、大好きな「高校野球」についてお話しさせていただこうと思います。

もしも男の子だったら、絶対に野球をやっていたと思います。

母方の家族はみんな読売ジャイアンツのファンで、父は大の高校野球好き。リビングのテレビには、よく野球中継が流れていました。そもそも私が野球を好きになったきっかけは、「常葉菊川(常葉大学附属菊川高等学校)」の決勝戦(平成19年/2007年)でした。当時は小学6年生で、同じ県で暮らすお兄さんたちが活躍する姿を見て感動したのを覚えています。

中学時代は、バレー部のチームメイトの弟が野球部に所属していましたし、地元・静岡県裾野市の少年野球チームが全国でトップクラスの成績を残しており、そのチームに所属している同級生が多かったことから、私も自然と野球を観るようになりました。高校生になってからは、父と2人で裾野市運動公園 野球場へ観戦しに行き、ドライブがてら阪神甲子園球場まで観に行くこともありました。これは後で聞いた話なのですが、もしも私が男の子だったら...父は野球の名門校に入れて、寮生活を送らせたかったらしいです。

そんな環境で育ったせいもあり、高校に入ると、さらに野球の魅力にハマりました。私の母校・三島北高校は元々女子高だったということもあり、野球部の環境があまり整っておらず、他校のグラウンドを借りて練習していました。野球部が試合をする時、2、3年生は参加自由なのですが、1年生は強制的に応援に駆り出されます。私は野球部に仲がいい友だちがいたこともあり、有志を集め、率先して応援を盛り上げていました。例えば「ここで『わっしょい!』と言ってください!」とか「こっちに行くときは右に走ってください」というのを勝手にやっていました(笑)。

今でもよく覚えていますが、3年生の時、通常の授業が行われる日に野球部の試合が重なったことがありました。この試合に勝つと、スケールが大きな応援で知られる某私立高と対戦するという状況だったので、私はどうしてもその試合を応援したくて「授業なんてやってる場合じゃない! みんなで応援しなくちゃ」と先生方に訴えにいったことがあります。今考えたら「何やってるんだ!」という感じですが(笑)、それほど応援したかったのです。「野球部の応援をするためであり、決して授業をサボるわけではありません」と先生方に提案したのですが、その後オチがありまして...。結局、その前の試合でうちの野球部が負けてしまい、結局なかったんです、試合自体が。完全に1人乗り込み損になってしまいました(笑)。
あれは本当に恥ずかしかったです!

実は母校と同じくらい静岡高校も好きでした。友だちが野球部員だったので、もらった静高のタオルを手に、高校3年生の夏休みは夜行バスに一人飛び乗って甲子園まで応援に行ったこともあります。一つ上の代に水野匡貴投手(ヤマハ)が、一つ下の代には堀内謙伍選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)がいました。私の母校の野球部が環境に恵まれていなかったこともあり、地方の公立高校が甲子園に出ていると注目して応援しますし、勝ち進んでいく様を見るのは感動し、爽快な気分になります。そんな理由もあり、今もなお、母校と静高を応援し続けています。

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三塁コーチャーが手をブンブン回している姿や粘り強いプレーを見ると、すぐに感動してしまいます

そして例のごとくオタク目線で高校野球の魅力を語るとすると...なんといっても球児の笑顔! ベンチの空気はもちろん、三塁コーチャーが手をブンブン回している姿や粘り強いプレーを見ると、すぐに感動してしまいます。一塁めがけてヘッドスライディング、攻守交替の際、きちんと走ってベンチに戻るなど、気持ちが前面に出ているプレーがたまらなく好きです! 甲子園の応援を見るのも好きですね。YouTubeでスタンドだけ映した動画がありますが、裏方側の想いを想像しながら見てしまいます。試合前に流れる学校紹介も好きで、(わぁ~こんなところで育って、野球一筋で頑張ってきたんだ!)と考えるだけで、その試合がぐっと身近になります。

そして最後に、実は私、高校野球において自慢できるエピソードを持っています。私が甲子園に応援に行った時、一番最初に見たのがくりぃむしちゅーさんの出身校・熊本県立済々黌高等学校の試合でした。ブラスバンドの応援やスタンド一面が黄色になる応援がとにかく素晴らしく一気にファンになってしまったのです。その翌年の「センバツ高校野球」に済々黌高が出場したのですが、「NHK甲子園」のTwitterに応援メッセージを投稿したら、なんとその応援メッセージをテレビ中継で読んでいただけたのです! まさか読まれるとは思っていなかったので、中継を見ていたら突然自分のメッセージが読まれてとても驚きました。たしかその時のメッセージは、「去年の夏の大会で済々黌高の応援を見て、ものすごく元気づけられました! 今年も済々黌高の菜の花畑が躍動するのを楽しみにしています!!」のような感じだったと思います。

8月9日(月)に「第103回全国高校野球選手権大会」が開催される予定ですが、今年も時間が許す限り、応援したいと思います。高校生の皆さん、頑張ってください!

「池谷実悠の"推し事"備忘ログ」後編は、5月1日(土)午前11時30分に公開! テーマは「プロ野球」で、池谷アナウンサーが好きな選手、おすすめの観戦方法などにフォーカスします。どうぞお楽しみに!

【池谷実悠アナウンサー プロフィール】

oshigoto_20210428_03.jpgサンシャイン池崎とともに、日経テレ東大学『チャラすぎるミクロ経済学』にも出演中! 池谷アナウンサーの意外な一面が見られるかも?

1996年9月18日生まれ。静岡県出身。O型。2019年、テレビ東京に入社。『よじごじDays』(月、水、金曜メインパーソナリティー)『7スタライブ』『日経ニュース プラス9』『追跡LIVE!SPORTSウォッチャー』などを担当している。

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