群馬から上京し、隣人に菓子折りを持って挨拶に行ったら...!? 町田啓太が漫画家とリモート初面談:僕ドラ

公開: 更新: テレ東プラス

俳優・町田啓太さんが主人公の漫画&ドラマ化するコンテスト「僕を主人公にした漫画を描いてください!それをさらにドラマ化もしちゃいます!!」、通称 #僕ドラ(※注:1) 。今回は、町田さんと、熟考の末選ばれた企画に参加する漫画家6組がリモートで面談を行いました。

bokudora_20210426_01.jpg
お互いをよく知ることと、これから描く漫画についての話し合いを目的とした、町田さんと漫画家6組の初めての対面。まずは挨拶と、企画参加へのお礼を伝えたいと言う町田さんは、「あ~緊張するな~」と、ドキドキとワクワクが入り混じったような表情で面談に臨みます。

山本佳輝さん

bokudora_20210426_02.jpg
1組目の面談は、磯野貴理子さんがスワローズファンになるまでを描いた漫画「東京ヤクルトスワローズに恋して」(めちゃコミックで配信中)をはじめ、週刊連載経験もある漫画家・山本佳輝さん。

歴史好きの山本さんは、町田さんの顔を見ると「鬼の副長(土方歳三)と話せるなんて!」「帯刀や!」と大興奮!(※町田さんは、大河ドラマ「青天を衝け」で土方歳三、「西郷どん」で小松帯刀を演じた) 山本さんの明るいキャラクターに、緊張気味だった町田さんも思わず顔がほころびます。

山本さんは「町田さんには和が合うのではないか」と、時代モノの企画をいくつか提案。ある歴史上の人物を、ぜひ町田さんに演じて欲しいと熱く語ります。このほか、野球モノの企画でも話が盛り上がり、有意義な意見交換の場となりました。

ヤナギハヤネさん

台湾出身の創作集団ヤナギハヤネさんは、高校の同級生の漫画家・Puthialt(プュティアルト)さん、脚本家・柳孝真(やなぎ たかまさ)さん、日本在住の元漫画編集者でマネージャーのアカネさんの3人のチーム。Twitterでこの企画を知り、「町田さんの目での演技が見たい」と応募したとのこと。

まず「大家好(こんにちは)」と挨拶した町田さんは、「せっかく海外のクリエイターさんと作品を作れるので、そこをぜひ広げていただけたら」と提案。さらに、そこに彼女たちが得意な要素を入れてもらえたら楽しい作品になるのでは、との思いを語ります。

それを聞いた柳さんは、すぐに案がひらめきます。町田さんも「言葉ではないところで繋がっていくというのを丁寧に、コミカルに見せていけたら楽しそう」と賛同 。このチームならではの作品が生まれそうです。

大盛のぞみさん

bokudora_20210426_03.jpg
めちゃコミックで「とうきょう便利屋24時。」シリーズを連載中の漫画家・大盛のぞみさん。個性的な作風で、ご本人も職歴豊富でユニークな方です。

作品のテーマについて、以前の面談で大盛さんが案としてあげていた"地方から都会に出てきて感じた違い"の話で盛り上がります。町田さん自身も地元の群馬から上京した際、「引っ越しの挨拶で隣人に菓子折りを持っていったら、『そういうの、結構です』と言われて悲しかった」など、自身のエピソードを披露。

また、収入がなかった頃の話も飛び出し、「給料日まで1週間500円でどう過ごすか考えた」「家から送ってもらったお米だけでしのいだ」など大盛さんの思い出話に、町田さんも共感。この共通の経験から、作品が生まれるのでしょうか!?

十口メメさん

作家としての人生経験を増やすためWEBディレクターとして働きながら漫画家の道を模索している十口メメさん。十口さんには、漫画が好き、家族みんなも漫画が好き、若い女性にも関わらず「聖闘士星矢」が好き......など、彼女にしかない興味深い一面が。

そこに惹かれた町田さんは、企画を意識しすぎた内容より、「漫画が大好きな十口さんだからこそ生み出せる作品があるのではないかと思います」と思いを伝えます。十口さんは、「社会人になって現実的にものを考えるようになっていたけど、もっといろいろ枠を広げて考えてもいいのかな」と発想が切り替わったよう。どんな作品が生まれるのか、期待!

bokudora_20210426_04.jpg

川原由貴さん

連載経験もある元漫画家で、一度は筆を置いたものの、この企画に再起をかける川原由貴さん。まず、町田さんは、川原さんの応募動機「"根底に愛を感じられること"を信念にして描きたい」との言葉に共感したことを伝えます。

そんな川原さんが提案したのは壮大なストーリー。かなり詳細にプロットが出来ており、話を聞いた町田さんは「とても見てみたいとワクワクしました」と前のめりに。

川原さんからは、町田さんに「『希望』というタイトルで絵を描いたり写真を撮るならどんなものにしますか?」との質問を。「自然の情景が浮かびました」と答えた町田さんは、「太陽、木々、水、石......全部にエネルギーがある。僕も自然の中で育ってきて、その中にいると気持ちも前向きになれます」と理由を語ります。

作品へのイメージを共有した2人。町田さんは「素敵な温かい作品になりそうだなと思いました」と期待を膨らませました。

西山田さん/希戸塚一示さん

相撲漫画「さくらのはなみち」で共作経験もある、作画・西山田さん/原作・希戸塚一示さんの40歳コンビ。35歳から出版社に持ち込みを始め、年齢ゆえに各所で断られるも何とか連載にこぎつけたという、本企画のテーマ「希望」を体現するかのような熱い2人です。

「奇をてらったものを求められることも多く悩んできたけど、やっぱり私たちは人の心をわしづかみにする熱いものを描きたい」という希戸塚さん。「町田さんも心の奥底に熱いものを持っている方ではないかと思うのでそれを表現できたら」と思いを伝えると、町田さんも「熱量が高い作品、大好きです」と目指す方向が一致します。

お2人の多数の案の中から、町田さんとスタッフは同じ案に注目。人間の人生の大きな転機を軸に、この企画のテーマである"希望"を描きたいという希戸塚さん。西山田さんの中でも主人公の設定が浮かんでおり、町田さんもかなり興味をそそられた様子でした。

bokudora_20210426_05.jpg
こうして全ての面談が終了。6組の漫画家さんたちの思いは町田さんに伝わり、そして漫画家さんと作品に真摯に向き合う町田さんの言葉はしっかり届き、お互いに実りの多い時間に。町田さんは「皆さんそれぞれの得意なこと、やりたいことをやってもらうのがいいんだろうなと改めて思いました」と、3時間に渡る面談にも疲れは見せず、充実感あふれる笑顔を見せました。

この話し合いを元に、6組は5月上旬にプロットを提出。ここから一体どんな作品が生まれるのか? 楽しみにお待ちください!

【町田さんコメント】
オンラインでも皆さんの熱量が伝わってきて、すばらしい時間でした。
参加してもらえてすごく嬉しいですし、まずはそこに対してちゃんとお礼を言おうということと、自己紹介も兼ねて、皆さんの作品への感想や、思いも伝えられるだけ伝えたいという気持ちで臨みました。
皆さんとは、これから漫画、ドラマを作っていくというクリエイティブな作業を一緒にやっていきます。いろんな気づき合いが出来る時間にしたかったですし、"描きたい"という思いにあふれている方ばかりなので、自然にそうなれていたなと思います。
6組それぞれの価値観、感性をお持ちなので、企画のテーマである"希望"という概念を、どのように漫画に落とし込むんだろうと、すごくワクワクします。僕も皆さんの意図をちゃんとキャッチできるようにしておきたいですね。

※注1:
「僕を主人公にした漫画を描いてください!それをさらにドラマ化もしちゃいます!!」(#僕ドラ)は、株式会社テレビ東京(以下、テレビ東京)が、株式会社アムタス(以下、アムタス)の提供する電子コミックサービス「めちゃコミック(めちゃコミ)」と共同で、漫画化とドラマ化を同時に実現する作品を選ぶコンテスト。町田さん自身も審査から参加し、漫画、ドラマ作りの制作過程も密着ロケによりドキュメンタリー番組として放送します。
https://www.tv-tokyo.co.jphttps://www.tv-tokyo.co.jp/plus/drama/entry/2021/023228.html

PICK UP