小関裕太「恋愛すると”ひゃっほーい”ってなっちゃうんです」:ラブコメの掟

公開: 更新: テレ東プラス

「付き合ってください。俺に恋愛指南してください。ダメですか......?」

パーフェクトな年下男子に子犬のような瞳で、真剣にこんなこと言われちゃったら......!?

第1話ラストの、このシーンにやられちゃった人続出!? 水ドラ25「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」(毎週水曜深夜1時10分放送)は、容姿端麗で仕事も恋愛も"パーフェクトウーマン"を装うも恋愛初心者の"こじらせ女子"九条瑠璃(栗山千明)と、彼女に恋愛指南を請う年下男子・真宮亮(小関裕太)の"きゅん"シーン満載のラブコメ。

仕事が出来て、清潔感あり、ルックス良し! 女性社員の頼み事も笑顔で聞いてくれる、いるだけで癒される"パーフェクト"な男ながら、いつもフラれてしまうという真宮亮。笑顔の下に本音を隠す真宮は、実は"あてがき"!? 小関裕太さんをインタビュー! 写真は「 #彼氏とデートなう。 に使っていいよ」風でお願いしました。

lovecome_20210420_001.JPG#小関裕太と温泉旅館デートなう。に使っていいよ。
そんな瞳で見つめられたらテレちゃうよ。

恋愛すると「ひゃっほーい」ってなっちゃう!?

――昨今のラブストーリーやラブコメは原作物のドラマ化が多い中、今回はオリジナルの物語。脚本を読んでどのようなことを感じましたか。

「日本と韓国のラブコメの良いところを凝縮したような王道のラブコメで、タイトル通り"ラブコメの掟"が詰め込まれた作品になっているなと、楽しみながら読みました。僕の感覚としては、日本の作品は"壁ドン"や"バックハグ"、手を引いて抱きしめるといったシチュエーションや仕草、間などでトキメキを誘うところ、韓国の作品はストーリー展開や流れでもどかしさを掻き立てる感じ、がそれぞれにすごいところだと思っていて。この作品は両方のいいとこ取りだと感じました。劇中で実際の少女漫画を引用しているシーンがあるのも、オリジナル作品にしては珍しくて面白いですね」

――小関さんはラブコメは好きですか?

「楽しいですよね。ラブコメ漫画を読むようになったのは仕事がきっかけでしたが、その後は人に勧められたものを読んだら楽しくて。今まで自分が出演させてもらった作品もラブストーリーは多いですし、いろいろ気づかされることもあって。『来世ではちゃんとします』(テレビ東京ほか)はセリフや行動に『なるほど』と勉強になる部分もあって、教科書みたいでした(笑)」

lovecome_20210420_002.JPG#小関裕太とタピオカデートなう。に使っていいよ。
「飲む?」って......まなざしにドキッ

――今回演じる"真宮亮"は、小関さんをイメージしてキャラクターを作った当て書きとのことですが、自分っぽいなと感じる部分はありますか?

「『真宮くんって洋食を食べているイメージがあった』というセリフがあるんですが、僕はよく"洋食顔"と言われるんです(笑)。企画者である監督が、僕と会う前にイメージで考えてくださったキャラクターではあるのですが、僕自身が過去に感じていた"笑顔にコンプレックスがある"など自分に当てはまる部分が多くてビックリしました。

あと、衣装として私服がたくさん使われています! オリジナル作品で当て書きということでアイデアを出させていただいた中で、衣装合わせの時に『僕、こんなものも持っています』と話したら受け入れてもらって。今年の春に着ようと思っていた"新作"も含め結構な点数採用されてます」

――「これは小関さんの私服かな?」と想像しながら見るのも楽しそうですね。当て書きで生まれた"真宮亮"を実際に演じてみて、どんな人物だと感じましたか。また、年下感を出すために意識したことなどはありますか?

「真宮はわかりやすいようで、実はいろんな秘密が隠されている人。物語が進むうちに解き明かされていきますが、それまではどっちともとらえられるように意識したつもりです。ミスリードもあるので、ドラマを見てくれている方を翻弄できたらいいなと思っています。

ドラマの見どころのひとつでもある"きゅん"シーンに関しては監督がとても厳しく、『間が少し長い』など多々ダメ出しがあって。今回の経験で、ラブコメスキルがあがっているような気がします(笑)。"年下感"はあえて出していません。瑠璃の部下なので"年下男子"ではあるのですが、後半に描かれる真宮の家庭事情もあり、監督とも『精神年齢が高い方がいいね』と相談して、仕事ができるキリッとした男性になっていると思います。恋愛においても、同じで年下感はなく落ち着いていますね。僕の場合は相手が年上でも年下でも自分自身は大人っぽくありたいと思っているのですが、すぐ崩れて『ひゃっほーい』ってなっちゃうんで(笑)、真宮くんは落ち着いていて、理想ですね」

lovecome_20210420_003.JPG#小関裕太と水族館デートなう。に使っていいよ。
イルカの帽子ではしゃぐ彼。

――小関さんは恋愛すると『ひゃっほーい』ってなっちゃうんですね?(笑)

「自分の中で気分が盛り上がっちゃうんでしょうね。ただ周りにはバレないようにわかりやすく態度に出したりはしないと思うので、気付かれないと思います。そこで押さえてた気持ちが家で1人になった時の『ひゃっほーい』につながるのかもしれません(笑)。恋愛すると、仕事が上手くいったり、逆に手がつかなくなったりということをよく聞きますが、僕は良くも悪くも影響がないパターンだと思います。もちろん彼女の前では感情はしっかり出しますよ」

――相手役の"瑠璃姫"こと九条瑠璃を演じる栗山千明さんと共演されての印象は?

「これまでの作品を拝見して、凛とした芯のある女性という印象でしたが、やはりそのままの方でした。カメラが回っていない時の栗山さんはとてもナチュラルで、その雰囲気で現場が居心地のいい温かい空気になっています。現場には、瑠璃の部屋や編集部にすごい量の漫画が置いていあって。みんなで好きな漫画を教え合ったり、栗山さんから少女漫画の展開について『これは男性目線だとどう感じるの?』と聞かれたり、漫画が会話のきっかけになりましたね」

lovecome_20210420_004.JPG#小関裕太と温泉旅館デートなう。に使っていいよ。
ねぇ、何考えてるの?

――パーフェクトウーマンを装っているけど、実は......という瑠璃のような女性、小関さんはどう思いますか?

「かわいいですよね。年上や精神年齢が上の人がヘルプを求めるとか、隙が見える瞬間がとても好きで。瑠璃さんが真宮に見せていく姿や、恋が進展していく表情は好みです(笑)。個人的には、少し気が強くてもちゃんと努力ができるしっかりした方が好きです。感覚的に生きていて魅力的な人はたくさんいらっしゃいますが、そこにプラスして客観的な視線を持っている人に惹かれます。ふと立ち止まり『自分がしていることは正しいのか』『今の言葉は本当に相手にとって良かったのか』など、自分の言動に疑問を持てたり客観視できる人はステキだし、見習いたいなと思います。年齢関係なく同じ目線でいられて、お互いがいい影響を与え合えるような尊敬し合える関係が理想です」

小関裕太の理想のデートは!?

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イルカの帽子を被ってカッコつけちゃう彼。

――動画配信サービス「Paravi」では、小関さん主演の「ラブコメの掟~年下男子と妄想デート~」も配信中(今後、Amazon Prime Video、dTVほかで配信予定)。見ている方が、実際に小関さんとデートしているような感覚を味わえる作品になっています。「おうちデート」「遊園地デート」「キャンプデート」「水族館デート」など様々なシチュエーションでのデートとなりますが、撮影はいかがでしたか?

「『おうちデート』ではビアノを弾くシーンがあって、僕は少しピアノをやっているので緊張しながらも頑張って弾きました。カメラ相手にお芝居をするのは難しかったです。でもこの短い時間で、どこまで本編を見たいと思ってもらえるようなコンテンツにできるかと考え、ベストを探りながら演じました。ただ、カメラマンもディレクターも男性だったので、微妙にこそばゆかったです(笑)」

――小関さんの理想のデートは?

「実は今、船舶免許が欲しいと思っていて。興味があるのと、いつか仕事で使えるかもしれないということで取ろうと思っているのですが......。免許を取ったら、海上デートが理想ですね。仕事柄、女性と食事をしようと思ったら場所を考えるけど、海の上ならとてもつもなく開放的な大自然が2人だけの空間になるわけですから」

――女性は男性が車を運転したりバックする時の横顔が好きとよく言われますが、船を操縦する姿はレアでよりかっこよく見えるかもしれませんね(笑)

「だいぶレアですね(笑)。僕、車のバックも得意なんです。車の免許を取って家に帰ってきた直後に、母親に『バックの練習に行くよ』と広い駐車場に連れて行かれて、ひらすらバックさせられたので自信はあります。母親は安全のために練習させただけですが、おかげでかっこいい部分は見せられそうです(笑)」

――最後に、タイトルにちなんで、小関さんが恋愛する時に心掛けていたり、自分に課している「小関裕太の恋愛の掟」を教えてください!

「掟というか、"ご飯を一緒に作りたい"ですね。もちろん作ってもらうのも嬉しいし、僕が作ってもいいんですが、一緒に作る時間が好きかも。普段は、なかなか自分のためだけに料理をしないので。

火まわりのことは僕がやりますし、野菜のみじん切りとか細かく切るものも積極的にやります。いつか料理人の役が来た時のためにも、それが番組でもデートでもやれる時にやっていきたいですね。料理というほどではないけど、スパイスが好きで、自分なりのレシピでスパイスと茶葉を煮込むチャイティーはちょっと自慢なので、ぜひ彼女には飲んで欲しいです!」

テレ東プラス公式Twitter(@tvtokyo_plus)でも、小関裕太さんによる #彼氏とデートなう。に使っていいよ 写真を掲載!

【プロフィール】
小関裕太(こせき・ゆうた)
1995年6月8日生まれ。東京都出身。AB型。「天才てれびくんMAX」(NHK)テレビ戦士として活躍するなど子役として俳優活動をスタート。映画、ドラマ「わたしに××しなさい!」(2018年/毎日放送・TBS系)、映画「みをつくし料理帖」(2020年)、映画「ライアー×ライアー」(2021年)、ドラマ「知ってるワイフ」(フジテレビ系)、「来世ではちゃんとします」(テレビ東京ほか)などに出演。

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水ドラ25「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」、4月21日(水)深夜1時10分放送の第3話は?

第3話
ロマンチックな夜景スポットで「いつもフラれてばかり」と意外な事実を亮(小関裕太)から聞かされた瑠璃(栗山千明)。カッコつけて一人で帰ろうとした矢先に、つまづき亮に抱きかかえられ、そこからの...まさかのキス!!一夜明け、悶々として眠れなかった瑠璃は「あれは事故キス」と動揺を収めようとする。

職場でも亮を意識しないよう亮のことを「ただの電柱」と思いこもうとする瑠璃。そんな瑠璃の気持ちを知ってか知らずか、亮は「今週末デートしませんか?」とさらなる誘いをかけてきた!亮が選んだのは遊園地。遊園地と言えば"観覧車で何かが起きる"のが少女漫画の定番。手に汗握る、二人のラブの行方は!?

(取材・文/伏見香織)

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