私は人殺し...激しいDVに耐えられず婚約者を殺害! 遺体を冷凍庫に放置した結果...

公開: 更新: テレ東プラス

毎週土曜夜11時25分に放送中のサタドラ「私の夫は冷凍庫に眠っている」。「終始ドキドキしてた...怖くて面白い!」「本仮屋さんと白洲くんの美男美女ぶりが◎ 結末が気になりすぎる!」と、SNSでは早くも話題です。

人気小説投稿サイト「エブリスタ」に投稿され話題となったラブサスペンスドラマを実写化。この人がいる限り、自由な生活は手に入らない...そう思ってキチンと殺したのに...殺した相手が普通に帰ってきた?! 殺したはずの相手が生きていて、再びその人と生活する!今までにない衝撃の本格ホラーサスペンス。ふたりはどのように同居するのか? 夏奈は再び現れた2人目の夫も殺してしまうのか? 一度見たら、続きが気になって抜け出せなくなるはずです!

そこで「テレ東プラス」では、毎週ドラマの内容をプレイバック! 今回は、4月10日に放送された第1話「再臨」の内容をお届けします。

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(私は人殺し。殺した相手は、結婚を約束していた未来の夫...)

輸入家具や雑貨のネットショップで生計を立てながら、郊外の一軒家でひっそり暮らしていた如月夏奈(本仮屋ユイカ)は、数カ月前に偶然知り合った佐藤亮(白洲迅)と婚約し、一緒に暮らすようになっていた。しかし、幸せな時間も束の間。亮は豹変し、夏奈に暴力を振るうように...。

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ある夜。ヴィンテージ家具の梱包をしていた夏奈に迫るのは、シャワーからあがった亮。濡れた体のまま怯える夏奈の頬を打ちつけ、泣きじゃくるのも無視し、情事へともつれ込む。

情事の後。半裸のままウイスキーをグラスに注ぎ、一気に飲み干す亮。夏奈は呆然と床に横たわっていたが、ふいに起き上がるとウイスキーのボトルをつかみ、亮の後頭部めがけて勢い良く振り下ろす。そして、梱包に使っていたPPバンドで失神した亮の首を絞め上げ、殺人を遂行したのだった。

「...埋めなきゃ」

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自分に言い聞かせるように呟くと、シャベルを取りに裏庭にある物置用の倉庫へ。真っ暗な倉庫内を懐中電灯で照らすと、夏奈の目に入って来たのはアイスクリーム用の大きな平型冷凍庫。祖父が駄菓子屋から譲り受け、空のまま置かれていたものだった。電源を入れると光が灯り、扉を開けると、庫内からの冷気が顔に降りかかる。

「ひんやりしてて気持ちいい...」

ふと、何か思いついた様子の夏奈。母屋にある亮の死体を寝袋に包むと、なんとか冷凍庫に押し込めることに成功する。全てを封印するようにガラスの扉を閉める夏奈。

「はぁ...はぁ...」

汗だくでリビングへ戻ると、スマホでジャジーなエレクトロ・スウィングを流し、ビートに任せて無心に踊る。

翌朝。踊り疲れてソファで眠り込んでいた夏奈は、ハッと目を覚ます。

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(唸るような声が聞こえて目を覚ますのは、子どもの頃から...。そうなんだ。私ってずっと悪い子だったから、どういう大人になればいいか分からなくて、生きてるフリをしているうちに歳を重ねてしまった)

シャワーを浴びて新しい部屋着に着替えると、殺害現場の床を丹念に水拭きする。キッチンで丹念に手を洗い、戸棚からマグカップを取り出す。すると―ー。

「おはよう」

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背後から声をかけられ、驚いて振り向く。そこにいたのは、なんと昨夜殺したはずの亮だった。

「夏奈、朝ごはん何?」

「亮!?」

「昨日のカレー、残ってたよね」

「昨日って...」

(なんか、目の前グニャッてなった...。もしかして幽霊!?)

事態を飲み込めない夏奈は、恐る恐る亮の手に触れる。

「ひゃっ!」

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しっかりと触れた感触が。さらに首には絞殺の痕を発見し、弾かれるように外へ逃げ出す夏奈。

「おはよう、夏奈さん」

玄関先で声をかけてきたのは、向かいに住むミステリー作家の孔雀(斉藤由貴)。夏奈の顔をしげしげと見つめると、「何かあった?」と尋ねる。

「あなた、今日やけに綺麗じゃない?」

「いやっ、こんな格好だし、お化粧もまだだし」

「とっても寂しい目をしてる。でも、寂しさって人を綺麗にするから。怖がることなんてないんだよ」

「孔雀先生の目は、なんでもお見通しみたいで怖いです...」

夏奈を探して、家から亮が出てくる。挨拶を交わす2人を見て、(先生にも見えてるんだ...!)と驚く夏奈。孔雀は自宅のオーディオの修理を亮に頼むと、自宅へと戻っていった。夏奈も亮について恐る恐る家に戻る。

(殺したはずの亮が生きてる!? もしかして、間違って赤の他人を殺したとか? そんなはずない! 絶対に昨日、私は亮を殺した...)

「あのさ、先に先生の手伝い済ませてくるよ。その後ご飯にしよ」

亮が去ったことを確認した夏奈は、急いで倉庫に向かい、冷凍庫のガラス扉を開ける。そこには確かに亮の死体が入っていた。

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(やっぱり亮だ。幻覚なんかじゃない。じゃあ、アレは何?)

戸惑っている夏奈のスマホに、母親から着信が。気を鎮め、何事もなかったように電話に出る。

一方の亮は、孔雀の自宅でレコードプレーヤーの修理に奮闘していた。お茶を運んできた孔雀に「直りましたよ」と笑顔で答えると、「すごい! 亮くん」と喜ぶ孔雀。

「ねぇ、彼女の家に転がり込んでから、もう半年くらい経った?」

「俺のことヒモ男だと思ってるんでしょ、先生。ちゃんと結婚して夫婦になるんですよ、俺たち」

「まさかぁ」

「それってどういう意味ですか?」

「誰かと一緒に暮らすなんて出来ないと思ってたから、彼女」

「先生と夏奈のご近所付き合いって、いつからなんですか?」

向かいに夏奈が引っ越して来た時は、まだセーラー服を着ていたという。そして天涯孤独の孔雀は、家族はおろか恋人もおらず、ペットも飼ったことがない。

「先生だったら、まだ結婚相手見つかるんじゃないんかな? 美人だし、その気さえあれば」

「そうね。そういういじり方って安いなと思うけど、褒めてくれてありがとう。愛とか恋とかそういうもので心の底から満たされたことって、今まで一度もなかったけどね。君よりだいぶ長く生きてるけど」

キッパリとした孔雀の物言いに、亮は思わず口をつぐむ。その頃、夏奈は、母・如月木芽(浅田美代子)が開業するメンタルクリニックを訪れていた。

「私に打ち明けることあるんじゃない?」

木芽に聞かれた夏奈は動揺する。

「あの家で男の人と暮らしてるなんて聞いてないし、結婚まで約束してるっていうじゃない」

「誰に聞いたの?」

「別々に暮らしていても、あなたと私は親子なんだから。ちゃんと話してくれないと」

木芽は、すでに亮の素行調査をしていた。

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「佐藤亮、28歳。夜間清掃の登録派遣で働いてるみたいだけど、一週間前から無断欠勤、音信不通。この調査であたってる?」

「...分からない。彼のこと詳しく聞いたことないし」

「それで結婚しようってわけ?」

「私も自分のこと聞かれるの苦手だから」

「あなたって昔からそう。誰かに甘えることを知らない子だった」

「そうだよ。お母さんが一番よく分かってるでしょ。だからもう放っておいてほしいの。行くね」

木芽の制止を振り切り、カウンセリングルームを後にする夏奈。重い足取りで家に帰り、「もしかして、もう消えてるかも」と意を決して部屋に入る。

「亮?」

呼びかけてみるが返事はなく、姿もない。安心したように椅子に腰掛ける夏奈だったが...。

この放送は、「ネットもテレ東」で期間限定配信中です。

4月17日(土)夜11時25分放送! サタドラ「私の夫は冷凍庫に眠っている」第2話のあらすじは...。

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殺したはずの佐藤亮(白洲迅)がなぜか生きている。だが死体は冷凍庫で凍ったまま「殺すだけじゃ足りない」―そう考えた如月夏奈(本仮屋ユイカ)は、死体の一部をミンチ状にし、亮に食べさせるという恐ろしい企てを思いつく。ところが翌日、人が変わったかのように「職に就いて、いい夫になる」と言い出す亮。そんな言葉に騙されまいと、夏奈は夜中に仕込んだあの肉のハンバーグを弁当に詰めて、面接に向かう亮に手渡すが...。

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