<2021版>人事評価システムおすすめ12選! 価格・選び方も解説

公開: 更新: テレ東プラス

jinjihyoka_20210416_01.jpg画像出典元:PIXTA

人事評価は従業員のモチベーションに大きく影響する重要な業務です。しかし、人事評価業務は複雑で労力がかかる作業が多く、適切かつ公平な評価が難しいケースも多々あります。

人事評価システムは、複雑な人事評価業務を効率的かつ適切に行うためのシステムで、多くの企業が導入しています。そこで今回は、おすすめの人事評価システムを比較紹介すると共に、システム選びのポイントについてもフローチャートを使って解説していきます。

人事評価システムとは?

人事評価システムとは、従業員の能力や実績、企業に対する貢献度など、従業員に関する人事評価や関連業務を適正かつ効率的に実施するためのシステムです。人事評価というのは非常に複雑な業務である上、運用もエクセルやペーパーワークで行われることが多いため、作業が煩雑になりがちです。

人事評価システムは、これまで煩雑になりがちだった一連の人事評価業務をすべてシステム上で一元管理。人事評価や関連業務の圧倒的効率化を実現してくれます。一連の評価プロセスが効率化されれば、これまでかかっていた手間、労力、時間、コストが大幅に削減できる上、従業員に対する評価もより適正なものとなるので、従業員の納得感が高まり、労働生産性の向上にも繋がります。

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1分で最適サービスがわかる! 人事評価システムフローチャート


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一口に人事評価システムといっても種類や特徴など様々で、導入する際に何を選べば良いのか分からなくなる、といったケースが多々あります。そこで本章では、フローチャートの内容を補足する形で、人事評価システムの選び方について解説していきます。

人事評価システムの選び方としては、「企業規模」「導入目的」「料金」「機能」この4つをポイントとして捉えて検討を進めると、スムーズに選ぶことができます。

▼企業規模
システムを導入する際にまず意識していただきたいポイントが「自社の企業規模」です。サービスによって、大企業向け、中小企業向け、少人数のチーム向け、とそれぞれ適した人数規模が変わってきます。システムごとにある程度機能は共通していますが、それぞれのシステムに適した環境で利用するに越したことはありません。まずはシステムの相性を見る上でも企業規模、人数は考慮しましょう。

▼導入目的
人事評価システムの導入を検討する上で最も重要なのが、導入目的を明確にすることです。導入目的は企業によって様々で、たとえば「人事評価の質を向上させたい」「人事評価業務をもっと効率化させたい」「最適な人員配置に活用したい」「人事管理データを分析して企業発展に繋げたい」など、それぞれ必ず目的があるはずです。いずれにせよ、システムの導入によって解決したいこと、新たに実現したいこと、こうした自社の課題に着目し、はっきりとした目的を定めることが非常に重要です。

▼料金
利用料金に関してもシステム選びで重要となるポイントのひとつです。人事評価システムの利用料金はベンダーによっても様々ですが、月額数万円~というケースが大半です。また、初期費用やオプション機能の追加、業務環境に合わせたカスタマイズ、サポートの有無など、基本料金にプラスしてコストが発生するケースも多いので、導入から運用に至るまで全てのコストに関する事前確認は必須事項です。

なお、これもベンダーによって異なりますが、期間限定でシステムを無料で試せる無料トライアルが用意されているケースも多いので、そうしたサービスがある場合は、一度使用感を試しておくのがおすすめです。

▼機能
搭載されている機能に関してはベンダーによって異なりますが、機能が多いものを選べば良いというわけではありません。いくら多機能で人気のシステムであっても、自社に必要のない機能が多ければ分かりづらくなり、かえって業務効率化の妨げとなる可能性があります。当然、人事評価やその関連業務の課題を改善させ、効率的に業務が行えなければシステムを導入する意味がありません。そのため、導入前は自社が活用したい機能がしっかりと搭載されているかを見極めたうえで、システムを選定するようにしましょう。

ちなみに、「勤怠管理」「残業管理」「日報管理」「休暇管理」「給与計算」「会計システム」など、複数のシステムと連携させることができる機能がついていると、これまでの作業も一元管理することができるようになるので、人事業務全般をスムーズに進めることができます。人事評価システムと複数の他システムとの連携機能は、担当者の作業負担が大幅に削減することができますので、システム連携機能の有無は重要なポイントと言えます。

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おすすめ人事評価システム12選を紹介

人事評価システムは、複雑で煩雑化しがちな人事評価や関連業務をよりスムーズに運用するための重要なシステムです。この章では、おすすめの人事評価システムを比較・紹介していきます。

1. HRBrain

jinjihyoka_20210416_03.jpg画像出典元:「HRBrain」公式HP

「HRBrain」は、人事評価管理をはじめ人事制度構築、さらにはタレントマネジメントなど、組織運営に欠かせないあらゆる人事データを一元管理できるクラウドサービスです。誰もが操作しやすい優れたUIデザインと充実なサポート体制で安心して使うことができます。

また、人事評価の集計作業を完全自動化、進捗管理や共有もワンクリックで行えるので、大幅な業務効率化が期待できます。

▼料金・機能
利用人数に応じた月額費用のみ。オプションやサポート費用などは一切かかりません。

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2. あしたのクラウド™️

jinjihyoka_20210416_05.jpg画像出典元:「あしたのクラウド™️」公式HP

「あしたのクラウド™️」は、事業規模を問わず導入社数3,000社を超えるなど、絶大な信頼と人気を誇るクラウド型人事評価システムです。同社システムは機能性に優れており、社員情報の管理や評価データの管理、分析、給与や賞与のシミュレーションなど、様々な人事評価業務のフローをすべて一元管理することができます。また、AIによる目標添削機能や評価者モニタリング機能は、他社にはない魅力のひとつです。

▼料金・機能
導入企業に合わせて専用にカスタマイズするため、料金に関しては別途見積りが必要です。

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3. タレントパレット

jinjihyoka_20210416_07.jpg画像出典元:「タレントパレット」公式HP

「タレントパレット」は、人材管理で必要な様々な機能を搭載し、人事評価から採用管理までを一元化、科学的データに基づいた人事戦略を実現するタレントマネジメントシステムです。同社システムはとにかく機能の網羅性が高く、データ分析機能も非常に充実しているので、人事戦略にまつわる様々な経営課題をこのシステムひとつで解決することができます。

▼料金・機能
企業状況に応じた料金設定となるため、料金詳細に関しては問い合わせが必要です。なお「タレントパレット」は、数百名の成長企業から数千名規模の大企業に導入されています。

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4. sai*reco

jinjihyoka_20210416_09.jpg画像出典元:「sai*reco」公式HP

「sai*reco(サイレコ)」は、組織人事の情報を蓄積し、有効な経営情報としての活用を支援するクラウド型人事評価システムです。これまで煩雑になりがちな人事の定型業務を自動化し、無駄な作業を省くことで業務効率化を実現します。また、人事情報をドラッグ&ドロップの直感的な簡単操作で一元管理、必要な情報をスピーディーに探し出すことが可能です。さらに、人事KPIの算出やタレントマネジメントが行えるのも魅力のひとつです。

▼料金・機能
【システムメンテナンス費用】1,000円/月
【システム利用費】利用人数が100名以下の場合は一律18,000円/月。100名を超過する場合は1名あたり180円/月で積算

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5. Goalous

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画像出典元:「Goalous」公式HP

「Goalous(ゴーラス)」は、目標に対するゴールへのプロセスを可視化し、その活動をチームのメンバー同士で共有しながら目標達成を促進させる社内SNS型目標管理ツールです。同社システムでは、チーム内の活動や成果を写真付きで共有し合える機能が搭載されており、活動内容を直感的に把握することができます。また、いいね!やコメントを付けることもできるため、コミュニケーションが活性化され、チーム内に一体感が生まれます。

「従業員が自ら行動してくれない」「チームに一体感が欲しい」「組織に"新しい"が生まれない」こうした悩みを抱えている企業には特におすすめです。

▼料金・機能
【オプション】翻訳機能:330円/ユーザー・評価機能:550円/ユーザー/月

jinjihyoka_20210416_12.jpg※税込価格表示となっています

6. HRMOS評価

jinjihyoka_20210416_13.jpg画像出典元:「HRMOS評価」公式HP

「HRMOS評価」は、株式会社ビズリーチが提供するクラウド型人事評価システムです。評価データをはじめ、目標設定や変更履歴、メンバーとのコミュニケーション履歴など、あらゆる情報を一元管理。評価時にはこれまで蓄積されてきた記録情報を参考にすることができるため、評価業務がよりスムーズになります。また、「HRMOS採用管理」や「HRMOS Core」といったHRMOSシリーズと連携させることができ、シリーズの連携によって採用から入社後の情報をひとつのシステム上で可視化することが可能です。

さらにカスタマイズにおける柔軟性の高さも特徴のひとつで、役割や役職に応じて評価シートを細かく設計することも可能です。

▼料金・機能
「データベースプラン・スタンダードプラン・プロフェッショナルプラン」の3タイプが用意されています。組織課題に合わせた最適な料金プランを提案してもらう形になるため、料金詳細に関しては要見積りです。

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7. HiManager

jinjihyoka_20210416_15.jpg画像出典元:「HiManager」公式HP

ハイマネージャー株式会社が提供する「HiManager」は、人事評価における様々な目標管理プロセスを、オールインワンプラットフォームで実現できる人事評価システムです。同社システムでは、OKRに必要な目標設定や進捗管理を行うための機能や面談、評価を行うための機能が搭載されており、OKRもツリー表示で非常に見やすく可視化されています。

また、エンゲージメントサーベイというエンゲージメントを診断する機能が搭載されており、この機能によって従業員のエンゲージメントが可視化されるので、働きやすい職場環境の構築に大きく役立ちます。

▼料金・機能
人数規模によって一部変動があるため、正式な料金については要見積。

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8. HR-Platform

jinjihyoka_20210416_17.jpg画像出典元:「HR-Platform」公式HP

「HR-Platform」は、従業員の個人情報をはじめ、異動履歴や研修受講履歴、評価データ、目標管理など、企業組織における様々な人事関連業務を一括管理するクラウド型のタレントマネジメントシステムです。従業員の基本情報や能力、スキルをデータ化・分析して一元管理することで適材適所の人材配置の実現を可能とします。

また、従業員の意識調査や360度フィードバックの分析も簡単に実施できるほか、企業のニーズや環境に合わせてシステムを自由にカスタマイズできるなど、柔軟性に優れているのも嬉しいところです。

▼料金・機能
人数規模によって一部変動があるため、正式な料金については要見積。

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9. MINAGINE人事評価システム

jinjihyoka_20210416_19.jpg画像出典元:「MINAGINE」公式HP

「MINAGINE人事評価システム」は、従業員の目標設定から目標管理、そして評価まで、これまで煩雑になりがちだった評価プロセスをクラウド上で一元化できるクラウド型人事評価システムです。同社システムは、目標管理と評価に特化したシンプルな設計となっており、従業員数100名以下の企業に適しています。これから新たに人事評価制度を導入しようと検討している企業に向いています。

▼料金・機能
月額料金10,000円は30名まで。31名からは1名につき月額300円が追加されます。

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10. HITO-Talent

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画像出典元:「HITO-Talent」公式HP

株式会社パーソル総合研究所が提供する「HITO-Talent(ヒトタレント)」は、大企業を中心に支持を得ているタレントマネジメントシステムです。同社システムでは、データに基づく適材の発掘や適性配置、計画的な育成評価や優秀人材のリテンションなど、タレントマネジメントに必要不可欠な機能がすべて搭載されています。そのため、より戦略的な人事制度運用が可能です。

また、専門のコンサルタントチームによるサポート体制も充実しているので、導入後も安心して運用・活用していくことができます。

▼料金・機能
導入企業の課題や現状などに合わせて提案するオーダーメイド形式となっているため、利用料金に関しては別途見積りが必要です。

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11. 識学

jinjihyoka_20210416_23.jpg画像出典元:「識学」公式HP

「識学」は、株式会社識学が提供するシステムで、会社組織において「無駄なく生産性の高い組織へと変革させる」と、いうことを独自の理論ベースに基づき開発した組織マネジメントシステムです。同社システムは、これまで2,000社以上の導入実績を誇り、導入企業の多くは、売上向上や離職率低下など、急激な成長を遂げられています。現在、組織マネージメントに関する問題で困っているリーダーや組織、従業員のエンゲージメントを診断したいという企業には特にオススメです。

▼料金・機能
「識学」は独自の理論に基づき開発されているため、評価制度も他のマネジメントシステムにはない独自の制度を構築しています。また、料金詳細についても問い合わせが必要です。

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12. モチベーションクラウド

jinjihyoka_20210416_25.jpg画像出典元:「モチベーションクラウド」公式HP

株式会社リンクアンドモチベーションが提供する「モチベーションクラウド」は、組織状態を診断し、組織が抱える課題を改善させるための組織改善クラウドサービスです。組織状態の診断には、同社が保有する「7,350社・183万人」の膨大な組織データベースを基に数値化。組織状態が可視化されることで課題が明確になります。

さらに明確になった課題に対して施策を実行し、進捗状況を確認しながら「See(現状把握)・Plan(目標設定)・Do(実行促進)・Check&Action(進捗確認)」のサイクルを回して課題を改善していきます。

▼料金・機能
モチベーションクラウドは人事戦略を1から見直し、再構築していくシステムであるため、360度評価や1on1などといった評価制度はありません。

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まとめ

人事評価は、給与や昇給、配置など従業員の待遇を決定するための判断材料と同時に、従業員のモチベーションを大きく左右する重要な役割を担います。人事評価の運用といえば、紙やエクセルなどを利用し、手作業で行うのが一般的ですが、こうしたアナログ的な運用の仕方は、人事管理者や評価者の負担を大きくするだけでなく、公正に評価するのが難しいなどといった様々な課題に直面しやすくなります。また、近年では働き方改革などにより雇用形態や働き方も多様化しており、これまで以上に人事評価業務の煩雑化が進んでいます。

人は誰しも、正当に評価されないとモチベーションは下がり、やる気も失います。従業員のモチベーションは企業や組織の成長・発展に大きく関係するものでもあるため、どんなに煩雑化しようとも決して手を抜くことは許されません。人事評価システムは、煩雑化する人事評価業務をすべて一元管理。これまでかかっていた手間や労力を大幅に削減し、公平かつ適切な評価業務に大きく貢献してくれます。

雇用形態や働き方が多様化する昨今、人事評価システムの導入は、もはや必須と言っても過言ではないでしょう。ただし、人事評価システムはベンダーによって機能や特徴が異なるため、システムを選ぶ際はこの記事を参考に、自社の課題や目的にあったサービスを選ぶよう心がけましょう。


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