ジャニーズJr.超人気グループHiHi Jetsが「ずっと辛い」!? 厳しすぎる飛び込み猛特訓:DIVE‼

公開: 更新: テレ東プラス

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ドラマホリック!「DIVE‼」(毎週水曜深夜0時放送)が、4月14日(水)スタート。直木賞作家の森絵都のベストセラー小説で、これまでラジオドラマ、映画、コミック、アニメ、舞台と様々なメディア展開されている超人気作。所属するダイビングクラブの存続をかけて"飛び込み"でオリンピック出場を目指す中高生の3人の成長を熱く描いた青春物語の金字塔に、ジャニーズJr.の超人気注目株・HiHi Jetsのメンバー3人が挑む。

気弱ながらコーチに才能を見初められオリンピックを目指すことになる坂井知季役を、井上瑞稀さん。五輪選手の両親を持ち飛び込みの英才教育を受けてきた天才・富士谷要一役に作間龍斗さん。ある思いを抱えて津軽の海で一人潜り続けていた一匹狼・沖津飛沫に髙橋優斗さん。飛び込み競技に挑むのは初めてながら、並々ならぬ覚悟で挑んでいるという3人に意気込みを聞きました!

トレーニングはとにかく辛い

――高さ10mから時速60㎞で落ちる1.4秒の空中演技で競う"飛び込み"。元オリンピック選手で日本選手団のコーチも務めた金戸恵太氏の指導のもと、約4ヵ月にわたりトレーニングを積んだそうですね。そこで大変で辛かったこと、逆に楽しいと感じたことはどんなことですか?

井上瑞稀「最初から今もずっと辛いです(笑)。練習に向かう時はいつも憂鬱ですから。実は、僕は元々泳げないし高所恐怖症でもあるので本当に怖くて......。まだ引きずってる部分はありますが、今はプールで自力で戻ってこられる程度に泳げるようになったので恐怖感は少し減りました。楽しいと思えるのはコーチがほめてくれた時ですね。楽しいというより、達成感とか高揚感に近いと思います」

髙橋優斗「もちろん僕も一生懸命やってはいますが、金戸コーチに非常に厳しく指導いただいているので毎回辛いです(笑)。最初の足の指を丸めるストレッチの時点で、指の骨が折れるんじゃないかと思うほど痛くて辛いですから。普段はものすごく厳しいコーチですが、飛び込んで上がってくる時には急に優しくて。そのギャップがクセになっていて、それをモチベーションにして頑張っています」

作間龍斗「柔軟や筋トレはとにかく継続することが大事で。練習がない日でも自宅で自主トレをやらないといけないんです。『今日はいいかな』と弱気な部分が出て1日でもサボるとコーチにもバレる。自分の甘い気持ちとの戦いが一番辛かったです。でも、そうやって継続させたことで筋肉痛がなくなったり、体が柔らかくなってるのを実感できると嬉しくて、それが楽しみに変わってきました」

――辛いトレーニングですが、モチベーションになっていることは?

井上「僕はプール脇にあるクレープ屋さんに帰りに寄ることをモチベーションにトレーニングを頑張ってますね」

髙橋「僕はトレーニング前に近くの中華料理店で肉チャーハンの大盛りを食べてから参加してます。お腹いっぱいになって動くので吐きそうになりますが(笑)」

作間「体作りのために増量していた期間はとにかくたくさん食べなきゃいけなくて、僕も毎日ご飯をおかわりしてました。そこでふりかけを日々変えていたのも楽しみだったかも」

――それぞれ自分が演じる役どころ、演じる上で意識していることや共感できることなどを教えてください。

井上「僕が演じる知季は、あるコーチと出会うことでオリンピックを目指すという突拍子もない設定ではありますが、それ以外は自分にそっくりなんです。繊細で周りに流されやすいことも含め、原作を読んでいて共感することばかりでした。中学生の時に自分も同じようなことで悩んでいたし、その乗り越え方まで『わかる!』とうなずきました。飛び込みを続けるということは当然何かを犠牲にしなくてはいけないわけで、それがジャニーズを続けてきた自分と重なるんです。じゃあ別の何かをしたいかと思っても、ずっとこの活動しかやってこなかった僕には何をしていいのかわからなくて葛藤する感じとか、すごく重なるぶん思い入れがある人物になって。知季に出会えて幸せだなと感じています」

髙橋「僕が演じる飛沫は津軽の海で飛び込みをやっていた男らしい男、"ザ・ワイルド"な男です。やや空気が読めない人なのか......人が言いにくいことでもはっきり言ってしまうような人ですね。でもとても人間味のあるかっこいい男だと思います。自分と似ている部分は、探すのが難しいくらい真逆な人間で、しいてあげるなら凛々しいまゆ毛くらいでしょうか(笑)。飛沫はみんなの前に初登場するシーンでいきなり『(高さ)10mか、低いな』って言うんです。3mでも高く感じている僕にとって、さっそく共感できなかったですね(笑)。今まで演じたことがないタイプの人物なので、自分で出したことのない一面、もしくは元々自分の中にはない一面が出るかもしれないと僕自身演じることを楽しみにしています」

作間「僕が演じる要一は、ひと言でいえば天才です。飛び込みの選手になるために生まれてきたような人で、ずっとストイックにオリンピックを目指して頑張っています。飛び込みに関しては、最初からエリートで完璧な存在として描かれているので、それに自分がどこまで近づけられるかを必死に考えています。性格はクールで僕とはまったく似ていないのですが、僕も写真だとクールに思われることが多いので静止画の作間と要一は似てるかもしれません」

井上「たしかに。黙ってる作間にイメージはそっくりですね(笑)」

作間「やっぱり(笑)。要一は飛び込みのためだけに人生を注ぎ込んでいるけど、僕はどちらかといえば1つを極めるよりいろんなことに挑戦したいタイプ。僕にはない、すごいところだなと思いました」

――原作がある作品を演じる醍醐味と、見た目的な役作りで参考にしたメディアはありますか?

井上「原作という大正解がある中で、実際に人が演じることで小説には描かれてない会話や呼吸の間が生まれて、より一層人間味が出てくるのかなと感じていて。そういう"呼吸"を大事にしたいと思います」

髙橋「僕はアニメを見たんですが、それぞれのメディアでそれぞれの飛沫がいると思います。なので自分なりに考えてドラマタイプの『DIVE‼』や飛沫を、自分たちで作っていければいいなと思っています。やってみないとわからないことも多いし、とにかく必死で取り組んでいきます」

作間「人気作品なので、小説やアニメなどを見た人がイメージする要一の中に僕が演じる要一があるといいなと思っています。もちろんオリジナリティも大事ですが、その前にまずみなさんと同じイメージができるよう努力をしたいです」

井上「漫画の知季のキラキラした"ダイヤモンドアイ"を初日にマスターしました。ポイントは目を見開くことですね(笑)」

髙橋「僕は、これまで色白で通ってきましたが、なにせ海の男なので肌を少し焼く予定なんです。日焼けサロンで」

井上作間「ええっ!」

井上「いいね、めっちゃおもしろい。いいと思う。野性味のある黒肌の優斗なんて初めて見るから楽しみにしておく」

作間「想像がつかないから楽しみ(笑)。最初にネットで役名"富士谷要一"と検索したら、髪がシルバーの人物で。人生で初めて髪を染める日が来るのかってドキドキしていたら、監督に黒髪でいいと言われてしまいました(笑)」

3人のリアル"青春の思い出"

――知季たちのように、ライバルや仲間がいたことで頑張れた経験はありますか?

井上「僕は生粋の負けず嫌いで、基本的に『負けたくないから頑張る!』し、負けて悔しいという思いが自分を突き動かすタイプ。そういう意味で、常にHiHi Jetsのメンバーに助けられてます。信頼している仲間でもあるから、そこに甘えずに頑張ろうと思わせてくれるのかなと、その存在に感謝しています」

髙橋「僕も少年野球をやっていた時がそうでしたね。親友がいたけど、僕の方が始めたのが遅くて、みんなが試合に出てるのに僕は出られないなんてこともあって。それがかなり刺激になって最終的にキャッチャーで副主将になるほど頑張りました。ジャニーズに入ってもそのマインドは役に立っていて、メンバーとはお互い負けたくないけど、大事な時は励まし合える関係だなと思っています」

作間「僕はライバルとしてとらえた人はいないかもしれません。今回の飛び込みのように何か課題を出された時も、"みんなで力を合わせて壁を乗り越えよう"タイプ。その時に自分の力が大きくないと、みんなの力にはなれないからやるというスタンスですね。『負けたくない』ではなくて『やらなければ置いていかれる』です。僕はグループに加入したのが遅くて、その時点でトークスキルなど他のメンバーより劣ってる部分がいっぱいあったことも大きいですね」

――この作品では熱い青春が描かれていますが、ご自身の"青春の思い出"といえば?

井上「クラスが少人数で、男子が5人しかいなかったんです。当時、1人参加できなくて男4人でテーマパークに行ったことがあって。4人のうち1人はHiHi Jetsのメンバーの橋本涼なんですが、それも含めアホなヤツらばかりで。キャラクターのパーカーをペアルックで着たりして、めちゃくちゃはしゃいで楽しかったです。その帰り、駅の近くのクレープ屋で『クレープ屋にきたからにはクレープを食べたいよね』ってドヤ顔して言った橋本くんに、『クレープ屋だからクレープしかないんだよ』ってみんなで爆笑しながら説明したのは、今でも語り継がれる橋本武勇伝です(笑)」

髙橋「僕は高校1年の時の文化祭。当日より準備期間中が青春だったなと思います。出し物で縁日をやったんですが、みんなで材料の買い出し行った時、"高校生って買い物に行ってもいいんだ"と自由を得た感じでワクワクして。買い出しの途中で買い食いをしたり、そういうなんでもないやりとりが青春っぽいです」

作間「僕の学校は学食で売ってる唐揚げパンが大人気で。めちゃくちゃ美味しいけど、数量限定だから、販売が開始される2限目が終わると全校生徒がパンを買いに学食に向かって走るんです。僕は幸いなことに3年間食堂から近い教室だったのでだいたいゲットできていました(笑)」

そんな3人が挑むキラキラの青春物語、ドラマホリック!「DIVE‼」は、4月14日(水)深夜0時スタート。

第1話
高さ10mから時速60キロ、わずか1.4秒の空中演技の美しさと正確さを競う水泳・飛び込み。MDCに所属する高校生の坂井知季(井上瑞稀)は、毎日練習ばかりの日々に疑問を抱えていた。一方、富士谷要一(作間龍斗)は親子2代で五輪出場を目指していた。津軽の海では、断崖絶壁に一人の青年(髙橋優斗)の姿が。ある日、知季は新任コーチ・麻木夏陽子(馬場ふみか)からその才能を見抜かれ、オリンピックを目指さないかと誘われる。

(取材・文/伏見香織)

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