二次元の魅力は「変わらないところ」 栗山千明が、恋愛のお手本=少女漫画の”こじらせ女子”に:ラブコメの掟

公開: 更新: テレ東プラス

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水曜深夜に胸きゅん! 水ドラ25「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」(毎週水曜深夜1時10分放送)が、4月7日(水)スタート。栗山千明ふんするヒロイン・九条瑠璃は美しくて仕事もできる女性で、周囲からも全てにおいて百戦錬磨だと思われている......が、実は付き合った経験はほとんどなく、少女漫画をお手本にする恋愛超初心者。そんな彼女が、見た目も中身もパーフェクトな職場の後輩・真宮亮(小関裕太)から恋愛相談を受けて恋愛指南をすることに!?

他人からのイメージと実像にギャップがある瑠璃に共感するという栗山さんに、ドラマの見どころから愛する漫画・アニメのことまで、たっぷり聞いちゃいました!

栗山千明は"こじらせ"女子!?

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――今回、栗山さんが演じるのは、キレイでスタイル抜群、仕事も優秀なのに、実際は恋愛は......という九条瑠璃。どのような女性と捉えていますか?

「周りから"瑠璃姫"と呼ばれて、何もかも完璧なパーフェクトウーマンだと思われていますが、家ではルーズな面があったり、少女漫画が好きなオタクというギャップのある女の子です。

実は、彼氏いない歴15年でほとんど恋愛経験がなく、恋愛相談された時に少女漫画の知識を披露するんです(笑)。恋愛について語る場面では、嫌味にならないように、あくまでも瑠璃が『さすが!』と言われるように見えるお芝居を心がけています。そこは"ラブコメ"の"コメ"=コメディ要素の一つでもあるので、笑っていただける形に演じられればいいな、と。

瑠璃の場合、恋愛に対する初々しさももちろんありますが、年齢的にも立場的にも経験豊富で『私、いろいろ知ってるわよ』というテイを守らなければいけない人で、守るために一生懸命な女の子なんです。本当は自分の知らないことを聞いて心の中で驚いているけど、表面上はしれっとしている。その辺りをどの程度のお芝居にすればいいのか、監督にご指示いただきながら撮影しています」

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――瑠璃は、仕事場でのオンの姿と、家でのオフの姿では全然違う雰囲気になるんですか?

「そうですね。見た目的にもギャップが大きいと思います」

――栗山さんご自身は、どちらに近いですか?

「家にいる時の瑠璃です(笑)。今回のお話は、私自身のことを知ってくださった上で書かれていて、瑠璃ではあるけど私の要素も入れてもらっているところもあります。私が苦手なことをお話しして、それが反映されたシナリオになっている回もあるので、『もしかして、これかな?』と想像しながら見てください(笑)。放送が終わったら、Twitterでお伝えしますね」

――栗山さんは、クールビューティーなイメージですが、お話してみると気さくで楽しい方。瑠璃と同じように、周りからの自分のイメージと実像にギャップがあると感じているそうですが、それはストレスでしょうか? それとも強みだと思っていますか?

「強みだと思っています。だから十代、二十代の頃は実際の自分を知られなくても全然気にならなかったです。それは無理して自分を押し殺していたというより、せっかく持っていただいている良いイメージを崩す必要はないかなと思ったので、そのままでいいかな、と(笑)。最近は三十代になって、自然と素が出ています」

――栗山さんが演じる瑠璃は、いわゆる"こじらせ女子"。"こじらせ女子"と聞いて、どんなことを感じますか?

「みんな、こじれてるんじゃないですかね(笑)。大人として人前ではちゃんとしてても、実は家では......とか、そういう方が多いような。だから、すごく特別なことではない気がします。あとは、何を"こじらせ"と言うかが、難しいと思います。そこが魅力になる部分でもあったりしますし」

――確かに、"こじらせ"の定義は曖昧ですし、必ずしもマイナスなこととは言えないですよね。栗山さんは、ご自身で「こじらせているな」と感じるところはありますか?

「いっぱいあり過ぎて(笑)。『好きな異性のタイプは?』と聞かれた時、実際の人だと難しいので、漫画やアニメのキャラクターを答えていて、それって引かれるだろうな、と(笑)。共演者の方からは『おじさんぽいよね』と言われます。あと、一人でいるのが好きなのと家が好きなので、その辺かな。人と接するのは苦手でも嫌いでもないのですが、上手ではないと思います」

――"おじさんぽい"というと、どんなことをしちゃうんですか?

「座る時に『よっこいしょ』とか、何か飲んだ時、お酒じゃなくても『うぃ~』とか、声が出ちゃうんです」

――かわいらしいおじさんぽさですね(笑)

「実際はもっとひどいかもしれないです。今は、ちょっと加減して言ってみました(笑)」

一人遊びが好きで相談されない!? 栗山千明の恋愛指南

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――相手役の年下男子・真宮亮を演じる小関裕太さんの印象は?

「撮影の合間に気さくにお話ししていただけるようなお人柄で、いろんな知識が豊富なので、頼りになりますね。ラブな要素がある作品だと仲良くならないと照れちゃったりするんですけど、小関くんとは照れとか恥ずかしさがなく、初日からできた気がします」

――瑠璃が亮にドキッとする場面もありますが、栗山さんが撮影現場で小関さん演じる亮の仕草にドキッとすることはあったりしますか?

「もちろん!(笑) 小関くんの亮はカッコいいですし。ただ、私もお芝居しているので自分として、という考え方にはならないんです」

――ちなみに、栗山さんがドキッとする男性の仕草は?

「すごく単純ですけど、手が届かないとか、重い荷物とかをさりげなくフォローしてもらったりすると、ドキッとしますね」

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――瑠璃が恋愛指南するように、栗山千明として誰かに恋愛の相談を受けたら、どんなアドバイスをしますか?

「うーん、素直が一番ということじゃないでしょうか。取り繕っても、付き合ったり結婚したりするうち、絶対にボロが出るじゃないですか。だから、最初から素直なまま、一緒に時間を過ごすのが一番かなと思います」

――栗山さんは、恋愛において最初から素を見せるタイプなんですか?

「そうだと思います。自分じゃ分からないですけど......」

――悩み事がある時、人に相談しますか?

「相談して解決することは相談します。知識があればどうにかなることとか。自分の気持ちや思いに関することは、人に相談してもどうにもならないので話しません。自分の中で解決しちゃいますね」

――友達から相談されたりは?

「あまり人と会わないから、相談されないかもしれないです(笑)。友達と待ち合わせしてどこかに行くとか、ご飯を食べるようなことをあまりしないので。ただ単に頼られないからかもしれないですが(笑)。一人遊びが好きなんですよ」

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