「杉野くんのお芝居をただひたすら多くの人に見て欲しい。素晴らしい俳優さんです!」「三上さんと大島てるさんのラスボス感ハンパなかったw」とSNSで話題沸騰! ドラマ25「東京怪奇酒」が、3月26日に最終回を迎えた。
漫画家の清野とおるが、わざわざ心霊スポットに出向いて飲酒するという実体験を描いた「東京怪奇酒」(KADOKAWA刊)を実写化。ドラマでは、俳優・杉野(本人役)がビビりを克服してホラー映画の主演オファーを受けるため、ゲストから心霊話を聞き、怪奇酒を体験する。「テレ東プラス」では、最終話「大島てるオススメ 事故物件の聖地」の内容をプレイバックする!
漫画家の清野とおるに勧められ、心霊現象が起きた場所で酒を飲み霊と向き合う行為「怪奇酒」にハマってしまった人気俳優・杉野遥亮。回を重ねるごとに「ウヒョー!」と何とも言えぬ"混ざる"快感がクセになり、自ら怪奇酒スポットを探すようになっていた。
前回、怪奇酒の現場に同行した共演者の岡山天音は、杉野の"混ざる"様子を目撃してドン引き。意気揚々と次の怪奇酒に誘う杉野に「しばらく忙しいから無理かな...」と返し、距離を置こうとする。
「どうした? 怪奇酒仲間。そうだ! 怪奇酒Tシャツあげるよ。何色がいい?」
と、自分とお揃いのオリジナルTシャツを渡そうとする杉野だが、岡山に「どの色もゴメンかな」と断られてしまう。しかしその時、岡山は杉野の顔色が悪いことに気がつく。
「もしかして具合悪い?」
「具合? 具合はいいよ、なんで? 怪奇酒始めてからめちゃくちゃ調子良いけど」
異様な空気を放ちながら断言する杉野。マネージャーに呼ばれると、持っていたTシャツを全て岡山に押しつけ、
「天音くん、また日程合わせて(怪奇酒に行こう)」と言い残し去って行った。
怪奇酒をするキッカケとなった、海外ホラー映画の脚本を手渡された杉野。「読むだけでゾクゾクするよね。最初読んだ時、怖すぎてトイレ行けなかったもん!」と語るマネージャー・加藤(金子鈴幸)をよそに、杉野は中身をチェックするなり
「...ぬるいな」
「こんなんで怖がる人いるんですか?」
「いると思うけど...」
「こんなんじゃ混ざらないよ...」
「なに? 混ざる?」
「脚本家さんにフィードバックしといてください。もっと刺激を強くしてくださいって」
「なんか別人みたいだね。前はあんなにビビりだったのに」
「俺もう、そういうフェーズにいないんで。行くところあるんで失礼します」
戸惑うマネージャーを振り切り、杉野がやって来たのは都内の某心霊トンネル。
「全然混ざらない...。刺激が弱いよ、何も感じない」
いつものように酒とつまみを並べて一人で酒を飲むが、"混ざる"感覚には至らない。もはや普通の怪奇酒では満たされなくなっていたのだ。
「このままじゃ家に帰れない」
別の心霊スポットを探そうとスマホを取り出し、事故物件の情報提供ウェブサイト『大島てる』で検索する。しかし近くにこれといった場所はなく、以前オカルト研究家の吉田悠軌が言っていた"全フロアいわく付きの事故物件の聖地"のことを思い出し、大島てる本人の元を訪ねることに。
「なるほど。怪奇酒にハマっているんですか...」
「大島さんほどのレジェンドなら、刺激的な心霊スポットをいくらでも知ってると思いまして。大島さんが管理されているHPは心霊現象のデパートみたいなもんじゃないですか」
興奮気味にたたみ掛ける杉野だが、大島は
「事故物件と心霊スポットは違う。心霊スポットは合理的な説明がつかないけど、事故物件は説明がつく」
と語り始める。例えば、事件や自殺がしょっちゅう起こる不気味なマンションを調べてみると、オートロックがなく部外者が集まりやすい事情などがあるという。
「オートロックを付けた途端、事件や事故が激減することもあるんです」
(なるほど...。でも俺が聞きたいのは...)
「あそこは危険ですよ。生きて帰れる保証はできません」
「生きて帰れる保証はない...? それってどういう場所なんですか?」
"事故物件の聖地"について聞き出すことに成功した杉野は、物件に入る手配を大島に頼み、嬉しそうに去って行った。
「懐かしいなぁ、あの感じ」
「彼、まだまだ伸びますよ...」
2人の会話を横で傍観していたのは、オカルト情報誌『月刊ムー』の5代目編集長・三上丈晴。
「三上編集長が言うなら、間違いない」
ついに事故物件の聖地へやって来た杉野。そこは1〜3階、屋上まで全フロアが事故物件という奇跡のような事故物件アパートだった。
「まさかここに来ることになるとは...。モノが違う!」
頭に『東京怪奇酒』と書かれた鉢巻を締め、気合十分でアパートに足を踏み入れる。1階はアパートの大家であるお婆さんの事務所兼居住スペースだったが、家賃のことで入居者と揉め、刃物で殺害されたそう。
(なんて空気だ...!)
薄暗い室内の床にはレジや封筒などが散乱し、不気味さを煽る。
(こんなところに人形が!)
不自然な場所に置かれた謎の人形を発見する杉野。
「まずは大家のお婆さんと怪奇酒させていただきます」
ゴザを敷き、折り畳みテーブルをセッティングすると、「手酌で失礼いたします...」と2つのコップに缶ビールを注ぐ。
「献杯!」
(美味しい〜! 丁寧に飲むビールもまた美味い)
正座でビールを飲みながら、持参したいなり寿司を取り出す。
「揚げは金運の袋、お米は豊かさの象徴。いなり寿司を食べると金運が上がるんですよ!一緒に食べませんか?」
誰もいない空間に話しかける杉野。当然返事はなく一人でいなり寿司を頬張るが、その味は格別だった。するとその時、ふわりと風が吹く。
(まさか誰か来た...? もしかして大家さん!?)
亡くなった大家の気配を目の前に感じるが、見えていない杉野。
(美味いなぁ。誰かに見られてる気配がして怖い、美味い、ゾクゾクする! あぁ〜、これこれ!)
求めていた感覚に興奮するが、全フロアを巡ることが目的の杉野は上の階へと向かう。そこに、大家の霊もいなり寿司を頬張りながらついて来る。
2階には大家を殺害した犯人が住んでいたという。犯人は事件後に逃走し、埼玉の山奥で自殺。「今でも成仏できず、霊が彷徨っているかもしれません」という大島の言葉を頼りに、2階の部屋へと足を踏み入れる。
「失礼しま〜す...」
大島の予想通り、2階には刃物を持った犯人の霊が待ち受けていた。しかしその姿が見えない杉野は、大家と犯人の霊に挟まれながら床に座り、お猪口に注いだ日本酒を煽る。
「これ、鮭の南蛮漬けです。鮭って生まれた川に必ず戻って来るんですよ。犯人さんも、ここに帰って来られますように」
手を合わせ、持参した南蛮漬けを味見する杉野。「我ながら上出来!」と自画自賛していると...
ガタン!
何もいない場所から物音が。
「え...っ? 犯人さん、戻って来られました?」
しかし、物音がしたのは犯人の霊がいる場所とは別の方向。必死に自分の居場所をアピールする犯人の霊だが、杉野は気づかない。
(この扉の向こうに...いるのか...!?)
意を決して扉を開けるが、そこには何もいない。
「いないか...。でもこれ来てるぞ...! 怪奇酒'sハイがビンビン来てる!」
急いで3階へ駆け上がる杉野。3階に住んでいたのは毎晩酒を酌み交わすほど仲が良かった中年男性2人。だが酔った勢いで喧嘩をし、一人の男が相手をバットで殴り殺してしまったという。犯人の男性も自殺。
部屋の中には、酒に関する戒めのような言葉が大量に貼られていた。
(ここが2人がバットで喧嘩した部屋か...。お酒、好きだったんだなぁ)
部屋を見渡す杉野の背後に現れたのは、バットを持った中年男性の霊。男は鋭い眼差しで杉野を睨みつけると、バットを振りかぶる...! 果たして、杉野の運命は!?
現在この放送は、「ネットもテレ東」で、期間限定配信中です!
※4月9日(金)18時まで、大島てる&三上編集長も出演した「東京怪奇酒」オンラインイベントのアーカイブ配信のチケット購入が可能!
詳しくは公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/kaikizake/event/まで!
そして、4月2日(金)深夜0時52分からは、ドラマ25「ソロ活女子のススメ」がスタート! 気になる第1話「ソロ焼肉とソロリムジン」の内容は...。
「ダイジェスト出版」編集部の契約社員・五月女恵(江口のりこ)は、仕事を終え会社の同僚から歓迎会に誘われるものの、誘いを断り足早に退社する。その理由は"ソロ活"。好きな時に好きな場所へ行き、ひとりの時間を楽しむソロ活に邁進中だ。恵が最初に向かったのは焼肉店。席へ案内されメニューを見ていた時、店内にいた若者3人組の行動に数年前のある出来事を思い出していた...。そして、本日のメインソロ活・リムジンに挑戦するため、ある場所へ向かうが...。
どうぞお楽しみに!