15歳＆17歳で親に！ 今や4児の父が生活費のためにやめたもの：家、ついて行ってイイですか？（明け方）

3月29日（月）に放送した「家、ついて行ってイイですか？(明け方)」（毎週月曜深夜）では、神奈川県・茅ヶ崎市のスーパーにリモート取材のカメラを設置。そこで話しかけてくれたねねちゃん（9歳）、みおさん（18歳）ファミリーのお家について行くことになります。

カメラに向かって「ねねです。お姉ちゃん2人とお兄ちゃん1人、チワワが2匹います。ウチに来てください」と声をかけてくれた、ねねちゃん。お家はスーパーからわずか「15秒くらい」だそうで、お2人が未成年なので電話でお母さんの許可をいただいてから、お家について行きました。

「汚いんですけど、本当に～」とニコニコ笑顔でお母さんのかおりさん（39歳）がスタッフを迎え入れてくれました。

39歳の若さで、21歳の長女・れなさんを筆頭に、19歳長男・こうきさん、18歳・みおさん、9歳・ねねちゃん、と4児の母親。さらに第一子を授かったのは「私が17歳でパパが15歳」と明かしてくれました。パパの年齢を聞いて、ガチでびっくりするスタッフ......。

4LDKの一軒家は持ち家です。玄関にはパパが趣味で釣ってきたマグロを入れる専用ボックスが置いてあります。さらに、家族の多さが一目瞭然となる、靴箱にきちんと並べられたたくさんの靴の上に、バレーボールを発見！

なんと、みおさんは8月からアメリカにバレーボール留学をすることが決まっているそうです。ちなみに学費はいっさい免除！みおさんは神奈川県選抜に選ばれるほどの、将来を期待されたバレーボールプレイヤーなのです。みおさんの部屋の壁にはたくさんの写真が。スタッフが試合中の写真を見つけると「恥ずかしい」と慌てて写真の顔を隠してしまいました。

デスクの上には英語のテキストがたくさん並んでいます。「アメリカは文武両道の国らしくて、英語ができないと試合に出してもらえないと聞いて。私は本当にできないので深夜1時くらいまで勉強している」と、現在は英会話と格闘中だそう。

かおりさんが作る、本日の夕食となる茶わん蒸しを見せてもらうと......、具が器からあふれちゃったみたいです。「今すごかった」「やだ」と親子で大笑い。

「昨日はキレイだったけど味がまったくなかったんです。もう1回やったら今度は汚い」と明るく説明するかおりさん、料理は成功するまで作り続けるスタイルです。「こんなママも可愛いじゃん」とみおさん。親子で年齢が近いのもあるのか、家族の仲良しっぷりが伺えます。

お腹が空いた子どもたちはパパを待てずに先に食べ始めちゃいました。かおりさん1人でパパの帰りを待ちます。そこへパパの貴規さん（37歳）がご帰宅です。

15歳で父親になった貴規さんに「戦国時代みたいな親になる年齢ですね」と、どストレートな感想をスタッフがぶつけたにもかかわらず、ニッコリ。優しい笑顔が印象的です。

貴規さんが15歳、かおりさんが17歳のときに出会い、付き合って4カ月後に第一子の妊娠が判明。驚きと戸惑いで家族にも言えずにいたかおりさんが「最初にパパに相談した」ところ「産みたいなら俺はかまわない」と貴規さん。

15歳と17歳では日本の法律では入籍ができないため、結婚できるまで一緒に生活をして、3人目が生まれたときにやっと貴規さんの年齢が18歳になったのでそこで入籍。「（婚姻届けを）出しに行こうと、2人でルンルン気分で市役所に行った」と貴規さんが嬉しそうに話してくれます。

「お金がなくて食べる物がないときは本当にどん底だった」時期もあるそうで、親御さんからお金を借りるだけでは間に合わず、消費者金融からもお金を借りてその額は200万円！無事、返済完了したそうです。「その大変もお金がないなりに楽しかった。子どもがいれば楽しかった」という、かおりさんの発言を受けて、貴規さんも「家族皆が友達みたいな感覚ですからね。それがうまくいってる秘訣かも。子ども産んで、間違いじゃなかったね」と、かおりさんに語りかけます。「あんな苦労なんともないね。今が幸せだったらいいよね」と、かおりさん。

改めてかおりさんに「若くしての結婚や高校退学に後悔は？」と質問すると、「そういうのはない。この人と一緒にならなかったら、あの子たちには会えなかったので、すごい夫に感謝しています」と即座に答えが返ってきました。

みおさんの部活の費用を捻出するのに大変な時期があったそうですが、貴規さんは25～26歳のときお酒をやめて生活費を切り詰めたそうです。それ以来いっさい飲まなくなったといいます。
そばで話を聞いていたみおさんは「自分が実業団レベルに達するまで日本には帰りません」と、宣言してくれました。貴規さんに夫婦円満の秘訣を伺うと「男が我慢するのが多分一番」とふふふと答えてくれました。

夫婦としての夢は「孫の顔が見たい。30代で孫の顔が見られるかと思ったけど、無理そうですね」と貴規さん。15歳で父親になった自分に満足しているからこそ出てくる言葉です。