「声優探偵、終わるの辛すぎるけど、終わらないとどんどん声優が死んでしまうからねw」「金朋さん回、家族団欒のシーンに感動しました!」など、SNSでも話題! 殺されるのも推理するのも全員声優!? 3月26日(金)深夜2時8分放送! 新感覚ボイスミステリー「声優探偵」がいよいよ最終回を迎える!
なぜか毎週声優が殺される? ある事件をきっかけに声優を引退し探偵となった不零オサム(沢城千春)が、自身の持つ特殊能力、絶対音感ならぬ"絶対声感"を武器に事件の真相に迫り、被害者の最後の声「ダイイングボイス」を頼りに事件を解決! 新米刑事の透頂かおる(武田玲奈)、不零の相棒「スマートマイク」・バイノーラくん(声:花江夏樹)とともに展開するコメディミステリーだ。
「テレ東プラス」では、3月19日に放送された第3話「金田朋子殺人事件」をプレイバックする。
◆◆◆
とある日の午前6時8分、日課のランニングからハイテンションで帰宅した金田朋子(本人役)。手に持っている紙袋の中から「そろそろ起きてくるかな? 被っちゃお〜♪」とクロコダイルの覆面を取り出し、嬉しそうに被る。まもなく起きてくる家族を驚かそうと大はしゃぎしたその時、「うっ...!」。喉を抑えて倒れ込むと、そのまま絶命してしまう――。
事件発生から3時間後。事件現場に慌ててやってきたのは、かつて声優を志したが挫折し、警視庁へ転身した新米刑事・透頂かおる。声優オタクのかおるは、金田の遺体の横に崩れ落ちると
「金田さぁん...。子どもの頃、金田さんの作品見させていただきました。おしりかじり虫、忘れません...。おしり...あれ?」
号泣しながら、金田の尻の異変に気づく。
「金田さん、失礼します。...えっ、マジ?」
「おい!お尻めくり虫」
ズボンをめくって尻を覗き込むかおるを制したのは、声優専門学校時代の講師で、かおるが師匠と崇める探偵・不零オサム。
金田の尻には、何かに噛まれた跡が残されていた。
「う〜ん、お尻に噛み痕...」
「やはり、おしりかじり虫の犯行!?」
「なワケねーだろ」
「ですよね〜。もともと怪我でもしてたんでしょうか?」
呆れるオサムに事件の経緯を説明するかおる。家族が起きる前にランニングするのが日課だった金田は、今朝も夫の森歩(本人役)と娘が目覚める前に出かけ、帰宅してから急死。死亡推定時刻は朝6時頃。起きてきた森が、覆面をつけたまま泡を吹いて倒れている金田を発見した。死因は心臓発作とみられる。
「っていうか、なぜ覆面?」
「私が検索してみたところ、金田さんは覆面を集めるのが趣味で、普段から家でもよく被っていたそうです」
横から解説を入れるのは、オサムの相棒"スマートマイク"のバイノーラくん。音響学の権威であるオサムの父・響次郎博士が開発した機械で、的確な情報を提示してくれる頼もしい存在だ。
「ふーん、だからこんなに...」
改めて家の中を見回してみると、様々な種類の覆面が飾られている。「ランニングコース周辺の防犯カメラが手掛かりを捉えているかも」というバイノーラの助言で、防犯カメラ映像の解析を手配することに。
ここで突然、毎度おなじみ、かおるのプレゼンタ~イム!
かおるのプレゼンによると、金田は横浜市出身の47歳。大学卒業後、お菓子メーカーや百貨店、銀行などで勤務した後、2000年にオリジナルビデオアニメ「伝心まもって守護月天!」で声優デビュー。
「結構苦労人なんですね」
「しかし、あのキャラで本当に会社員が務まっていたのだろうか...」
その後、数々の話題作や「おしりかじり虫」などの人気作品に出演。
「現在の所属は、アクロスエンタテインメントです」
「アクロスといえば、才能あふれる声優が集まっていることで有名ですねぇ」
2013年には、10歳年下の俳優・森渉と結婚。かおるは「パパパパーン♪」と結婚行進曲を口ずさみながら、ウエディング姿の2人を描いた自作イラストを披露する。
「おい、それ必要か!?」
「今回はここに全勢力を注ぎました」
ここで、いきなりクエスチョン!
Q:声優になる前、お菓子メーカーにも勤務していた金田は、ある理由で退職。その理由とは?
ヒント:その会社があったのは雪国
正解は...
「なるほど...。確かに金田さんと言えばちっちゃいもんな」
147cmという金田の身長に納得するオサムとバイノーラ。ここで第一発見者である夫・森のアリバイを確認するも、
「それが...子どもと寝ていたということで、しっかりとしたアリバイはないんです」
とかおる。ひとまず話を聞いてみることに。
突然の妻の死に、憔悴しきった様子の森。普段から家でもよく覆面を被っていたという金田は、洗濯物を干す時はパンダの覆面を、ケンカして仲直りしたい時は必ずピンクのクマを被っていたという。
「ちなみに、あの金髪美女の覆面はどんな時に?」
「それは...お恥ずかしい話、夜の営み用です」
「......」
「ちょっとご主人、やだぁ〜!」
絶句するオサムと照れるかおる。気を取り直して、尻のかじり跡について聞く。
「芸能界でも有名な"おしどり夫婦"でしたが、ズバリ! ご主人に奥様のお尻を噛むご趣味は!?」
森渉「え...っ。子どもが出来てからは、ありません」
かおる「前はあったんか~い!」
森にツッコミを入れるかおる。さらに夫婦間のトラブルについて尋ねると、「え!?私を疑ってるんですか?」と動揺する森。バイノーラの調べによると、しょっちゅう夫婦ゲンカをしていて、ラジオの本番中にもケンカしたことがあったという。
「僕の財布からクレジットカードを間違えて持っていってしまって、支払いができなかったことが。その後、謝ってくれたので許しました。それよりも、なんでこんなマネキンの首みたいなのに誘導尋問されなきゃいけないんですか? 心外です!」
バイノーラに尋問のように質問され、怒りを露わにする森。かおるは、「金田さんと言えばあの特徴的な声ですが、何か面白エピソードなどあれば...」とざっくりした質問をする。
「以前、朋ちゃんと友だちの家に遊びに行った時に、朋ちゃんが喋りだすと、友だちが飼っていた鳥が興奮して暴れたことがありました」
「人間には感知できない周波数でも、動物の耳には聞こえているそうです」
「周波数と言えば、朋ちゃんがアニメの収録をしていた時に、機材が壊れたことがあったとか」
「すご! 動物だけじゃなくて、機械まで!」
その時、かおるのスマホに捜査本部から電話が入る。金田が死亡時に被っていた覆面から、少量でも心臓発作を引き起こす猛毒・トリカブトが検出されたというのだ。
「つまり、何者かが覆面の口のところにトリカブトの毒を塗って、それを知らないまま被った金田さんが毒を経口摂取...」
「問題は、誰がその覆面に毒を塗ったのか」
疑いの眼差しを向けられた森は、思わず目を逸らす。
「ブログによると、ご主人、プロテインやサプリなどを調合する知識に長けているそうですね?」
と畳み掛けるバイノーラ。棚には「サプリ調合師」の認定書が飾られており、動揺する森。
「改めて、今朝6時頃、何をしていましたか?」
「子どもと寝ていただけだ! 違う! 僕はやってない!」
「失礼いたします。ご遺体を詳しく調べます」
そこへ鑑識がやって来て、金田の遺体を運び出す。オサムは「ご主人もお疲れでしょう。お部屋にお戻り下さい」と気遣い、森を休ませる。
「やはり、ご主人が犯人でしょうか...」
「なわけないだろ。完全犯罪にしては不完全すぎる。アリバイがあんなにゆるゆるなんて」
「えぇ〜。めっちゃ疑ってましたや〜ん」
「私もご主人の反応が面白いのでつい追求してしまいましたが、声優探偵の意見に賛成です」
「AIのクセして性格悪ーっ!」
すると、かおりのスマホにメールが。金田のランニングコースにあった防犯カメラを解析したところ、わずか数秒だが被害者の姿が映っていたという。スマホでその映像を再生すると...。
走って来た金田が突然立ち止まり、画面に映っていない誰かに向かって「おしり」と言った直後。レンズにヒビが入り、砂嵐になってしまった。
「カメラ壊れてるし!」
「金田さんの声に含まれる超音波のせいですね」
「超音波こわっ」
「残された言葉は『おしり』。やっぱり、おしりかじり虫の仕業...」
オサムは思わずバイノーラでかおるに頭突を入れる。そして被害者の最後の言葉「おしり」を脳内再生。実はオサムは、被害者の最後の声"ダイイングボイス"を脳内再生させることで、その感情までも読み解く事が出来る『絶対声感』の持ち主なのだ。
「この事件、アフレコ完了!」
果たして、真犯人は誰なのか?
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3月26日(金)深夜2時8分放送! 「声優探偵」最終話は...。
大人気声優・浪川大輔(浪川大輔)がホテルで殺害された。死因は窒息死で、殺害現場は浪川が日頃からよく利用していた部屋だという。声優探偵・不零オサム(沢城千春)と透頂かおる(武田玲奈)が調べたところ、浪川とマネージャーとの電話の通話記録に「またつまらぬものを...」というかの有名なセリフが残されていた。さらに事件を追うと、不零オサムの父親の死に関係している「黒イ声事件」の核心に迫る事実が明らかに...。