歴史や校風、卒業生のネットワークまで、名門校の知られざる姿を通してその秘密に迫る「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週日曜夜9時放送)。MCに登坂淳一角谷暁子(テレビ東京アナウンサー)、解説におおたとしまさを迎え、「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。

名門校には、生徒たちが避けて通れない"通過儀礼"とも言うべき伝統がある。なぜ勉強とは無縁に思える通過儀礼があるのか? ゲストに菊地亜美を迎えて、その秘密に迫る。

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40年連続"東大合格者数日本一"の記録を更新する王者「開成学園」の通過儀礼は、高校3年生を中心に運営される日本一激しい運動会。終わった後は、それまで厳しかった先輩が突然優しくなり、兄弟のような関係になるという。

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OBたちは「単なる運動会ではなく、避けては通れない人生最大のイベント」とコメント。中高6学年が縦割りで8色のチームに分けられ、その後の人生にも及ぶ固い上下関係が生まれる。卒業後の挨拶は「何色でした?」が定番。OBで個別指導塾「TESTEA」代表の繁田和貴さんは、「最初はちょっとなめた感じで入学してくる。でも突然、運動会の顔合わせで高3の部屋に連れていかれ、"お前ら、返事は『ハイ』じゃなくて『オウ』だ!"と怒鳴られる」と語り、当時を笑顔で振り返る。令和の今も変わらない、日本一激しい伝統の運動会。その熱い通過儀礼の意義とは? 前校長の柳沢幸雄先生がその真髄を語った。

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「中1〜高3がワンチームになる。運動が苦手な生徒は沢山いるが、それでもちゃんと運動会の中で役割があり、一つのチームで大きなことを成し遂げ、その結果、社会の中で務めを果たせる人材が育つ。それは昔から変わらないのです」と柳沢先生。先輩後輩の厚い信頼関係が東大合格者数日本一を継承する原動力となるのだ。

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九州を代表する名門校「ラ・サール学園」の通過儀礼は「桜島1周35キロ」。雄大な桜島を間近に望む県内きっての難関進学校は、開成と同じく中高一貫の男子校。医学部進学率も高く、生徒の約半数である600人が寮生活を送る。そんな寮には「携帯・スマホ禁止」という掟が。

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そのため寮内には公衆電話を設置しているが、洗濯室にはこんな貼り紙も! ポケットにテレホンカードを入れたまま洗濯に出してしまう生徒もいるそう。

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そんなラ・サールの通過儀礼は、毎年12月に行われる「桜島遠行」。全生徒が桜島1周=35キロを歩く行事だが、中には走る強者も。なぜ桜島を歩くのか生徒に聞くと「体力づくり?」「伝統行事だから?」と、いまいちピンときていない様子。しかし、それも無理はない。OB達によると、この伝統の意味は、将来振り返った時に気づかされるという。

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OBのラサール石井は「(桜島1周は)自分のペースをつかんでくると、ちょっと楽になってくる。そうすると自分を抜かした奴が休んでいたりして、"ざまぁみろ"と思ったり...。そんなことも勉強させられた。(桜島1周は)まるで人生のよう」と振り返る。「ラ・サールでしか出来ない経験が多い」「寮生活を通じて、普通のクラスメイトより沢山同じ経験をして...それは生涯大切な思い出として残ると思う」という生徒の声も。この経験がどう役立つのか、その答えは彼らの未来にある。

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おおたとしまさの著書「超進学校トップ10名物対決」(日本経済新聞出版)にも、様々な学校の通過儀礼が書かれている。奈良の「西大和学園中学校・高等学校」では、中学2年生全員が富士山の山頂に登る通過儀礼が。「もともとは"学校として日本一高いところを目指そう"という目標から始まった」とおおた。雨が激しく頂上目前で諦めざるを得なかった学年は、翌年リベンジ登山を果たしたというから驚きだ。

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兵庫の「灘中学校・灘高等学校」は、創設者が柔道の創始者・嘉納治五郎であるため、通過儀礼も柔道。生徒全員が柔道に励み、多くが黒帯を取得。これが建学の精神を体感することに繋がるという。

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同じ兵庫にある「甲陽学院中学校・高等学校」では、真冬に六甲山に登る通過儀礼が。六甲山は生徒にとって裏山のようなものだが、真冬に登ることによって山頂には雪が降り積もり、「日常と非日常は隣り合わせになっている」ということを理解できるようになるそう。

番組では他にも、県立浦和高等学校、私立北陵中学校・高等学校、北野高等学校、桜蔭学園、金城学院、武蔵高等学校中学校の個性的な通過儀礼を紹介。続きは「ネットもテレ東」でチェックしよう!

3月21日(日)夜9時放送! 「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」では、ゲストにいとうまい子と繁田和貴を迎えて、"2021年の東大合格者、高校別ランキング速報"をお届けする。

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日本全国約5000校の中で、2021年、頂点に輝いた名門校&ベスト10を発表。そしてその順位から意外な事実が見えてきた。女性の割合が過去最高の20%越えを記録! その理由を徹底分析。また、公立高校の2校がベスト10にランクイン。一体何が起きたのか? さらに、新型コロナが受験にどれほどの影響を与えたのかを紐解いていく。

そして、すでに始まっている来年の受験準備。子育てママ必見! 名門校に合格するマル秘子育て法を開成高校の前校長が伝授するほか、メジャーリーガー大谷翔平選手の母校から、見事東大に合格した生徒が必勝法を明かす。東大合格という気になる話題に「THE名門校」が鋭く切り込む。

どうぞお楽しみに!

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