「一人一人の目を見て、直に声を聞いて初めてわかることもある。SNSのネット炎上のような、みんなで一斉に叩くやり方じゃ、見えない真実もあるんだ」
暴走するネット上の"名もなき正義"の力は、ある人物を死に向かわせることに......
香取慎吾主演、SNSでの誹謗中傷をテーマにしたクライムサスペンス「アノニマス～警視庁"指殺人"対策室」（毎週月曜10時放送）。アノニマスの狙い、大きな力により隠蔽されていた事件の真相など全てが明らかになった最終回もSNSは盛り上がり、Twitterトレンド1位に。放送後、香取も自身のTwitterに共演者、スタッフ、視聴者へ向けて「ありがとう」のメッセージを発信。視聴者からは「単純に善悪を描き誹謗中傷はやめましょうというストーリーではなく、そこに至るやるせない現実を表現しているのが深かった」「毎回、セリフのひとつひとつが心に響き、考えさせられるドラマだった」など作品への熱いメッセージや、続編を期待する声も多数寄せられた。
ここで最終話を振り返る。
最終話「名もなき正義」
《アノニマスの目的の鍵となる事件》
2年前、闇金融の社長が路上で刺殺された。犯人として逮捕されたのは、この闇金で多額の金を借りていたフリーライター・沢登一（水間ロン）で、拘留中に自殺。しかし、殺された社長の元部下が真犯人だという情報を信じた倉木は1人で真犯人を追い、銃弾を受け心神喪失状態になっていた。
インターネット犯罪を扱う警視庁生活安全課「指殺人対策室」＝通称・指対（ゆびたい）。メンバーは、事なかれ主義の室長の越谷真二郎（勝村政信）、新人刑事の碓氷咲良（関水渚）、デジタル担当の四宮純一（清水尋也）、情報収集のプロ菅沼凛々子（MEGUMI）、そして捜査一課から左遷されてきた万丞渉（香取慎吾）。
◆
「ようやく私にたどり着いたようですね。
どうですか？元相棒に振り回される気分は」
アノニマスの正体は、万丞の元相棒・倉木（シム・ウンギョン）だった。入院中に意識を取り戻し警察に裏切られていたことを知った倉木は、心神喪失のふりを続けながら今日までの計画を練り実行したのだ。
「警察が2年前に犯したあの大罪を明るみに出すこと。そして、真実を闇に葬った人間を暴き、裁くこと」
それが、倉木がアノニマスとして狙う最大の目的。警察の定例記者会見で城ヶ崎刑事部長（高橋克実）がすべてを告白し、倉木の目的は達成されるはずだった。
「あとは俺たちに任せろ！ 俺たちが事件の真実を......」
しかし、会見に城ヶ崎は現れず、行方不明に。万丞は倉木を止めようとするが、彼女は「腐敗した警察に何ができるんですか？」と聞く耳を持たない。そして、ネット掲示板「裏K察」に2年前の事件の警察資料を公開する倉木。さらにアノニマスとしてメッセージを発信する。
親愛なる正義の担い手の皆さん。
警察は2年前の犯人捏造を事実無根だと断定しました。
さて、果たして警察の主張は正しいのか？
皆さんに事実確認をお願いしたい。
名もなき正義の皆さんの活躍に期待します。
倉木はネットの匿名情報を使って警察の不正と隠蔽を暴こうとしていた。狙い通り、ネット上では警察を追い詰めようとする不穏な盛り上がりを見せる。まもなく城ヶ崎の名前が特定され、彼と、彼の妻や娘に対する誹謗中傷が加速する。
「あいつは警察という組織を憎んでいる。憎んでるのは俺のことかもしれない......」
倉木に罪を重ねさせたくない万丞は、キーパーソンである城ヶ崎の行方を探す。
......しかし城ヶ崎は遺体で発見される。2年前の事件の犯人捏造は自分の責任だと告白した遺書を残しての自殺だった。
ネット上では、アノニマスを正義と称賛する声が高まる。国務大臣は、真相を解明し警察の責任を追及する方針を発表。すべて倉木の思い通りに事が運んでいた。
万丞たち指対は、無実の沢登を犯人に仕立て上げるよう、城ヶ崎に指示した黒幕がいると考える。なぜ沢登だったのか？
同じ疑問を抱いた捜査一課の羽鳥（山本耕史）も、沢登について調べ直していた。事件当時に沢登の自宅から押収されたリストの中からSDカードの情報が消されていることが分かる。フリーライターだった沢登は何らかの秘密をつかみ、データをSDカードに残している可能性があった。
「これが、倉木を出し抜く唯一の切り札だ。お前が倉木の暴走を止めろ」
羽鳥の言葉に、意を決する万丞。
指対は、倉木には協力者がいたことを突き止める。あるサイバー犯罪の容疑をかけられた過去を持つ春川雅也（栁俊太郎）。春川は、倉木によって潔白を証明されたという恩義があった。
一方、城ヶ崎のスマホを解析した万丞と碓氷。城ヶ崎が、死の直前に見ていたのは自宅に突撃して家族を脅かす動画配信者の映像と、娘の誕生日を家族で祝った時の動画だったことがわかる。城ヶ崎が命をかけて守りたかったものは、組織ではなく家族。万丞が直接家族と会い、直に話を聞いたことから導き出せた真実だった。
城ヶ崎の思いを知り、警察への協力を拒否していた城ヶ崎の妻の心が動く。さらに万丞は城ヶ崎の部屋に隠されていたSDカードを発見。その中には、国を揺るがす恐るべき真実が――。
倉木の潜伏先と思われる場所が判明し、万丞は碓氷とともに駆け付ける。
「もう終わりだ、倉木！」
「いいえ、これが始まりですよ...裏K察の...」
倉木への贖罪と、歪んだ正義を生み出してしまった責任。万丞は、自らの命をかけてアノニマス＝倉木と対峙する――！
万丞が倉木に向けた、思いがけない言葉と行動とは――！？
この続きは、期間限定無料配信中の「ネットもテレ東」「TVer」で！ ほか、動画配信サービス「Paravi」と「ひかりTV」でもご覧いただけます。
また、「Paravi」では、「アノニマス」の知られざる舞台裏を描いたオリジナルストーリー「アノニマチュ！～恋の指相撲対策室～」を独占配信中。
また、本作のBlu-ray、DVD BOXが、2021年8月4日（水）発売。ドラマ本編を余すところなく収録しているのはもちろん、ここでしか見ることのできない貴重な特典映像も盛りだくさん。さらに封入特典として特製ブックレットも。
さらに、新しい地図のONLINE SHOP「CHIZUSHOP」でも、期間限定での予約受付中。「CHIZU SHOP」でしか手に入れることのできない限定特典付き！
CHIZUSHOP
※予約・購入は「新しい地図 NAKAMA」会員様限定となります。ご了承ください。
▶︎商品名：「アノニマス～警視庁"指殺人"対策室～」Blu-ray BOX、DVD－BOX
▶︎発売元：「アノニマス」製作委員会、販売元：バップ
▶︎発売予定日 2021年8月4日（水）
▶︎仕様・価格 Blu-ray BOX[4枚組：本編ディスク3枚＋特典ディスク1枚] ￥19,000（税抜）
DVD-BOX[4枚組：本編ディスク3枚＋特典ディスク1枚]￥15,200（税抜）
▶特典映像（予定）：メイキング・出演者インタビュー集ほか
▶封入特典（予定）：特製ブックレット
▶購入者特典（予定）：特製ビジュアルシート
※購入者特典は数に限りがございます。
※一部取扱いのない店舗もございます。
※詳細に関しましては各対象店舗へお問い合わせください。
▶CHIZUSHOP購入者特典（予定）：特製クリアファイル
