おやきにバウムクーヘン、腕時計の修理...何のお店かわからないナゾの店! その気になる店内は下町人情にあふれていた!

公開: 更新: テレ東プラス

3月12日(金)夜10時放送の「たけしのニッポンのミカタ!」は、ゲストに菊池桃子を迎えて、ビートたけし国分太一が「令和の下町人情店」をテーマに深掘りしていく。

今回「テレ東プラス」では、「足立区の人情自転車店!何も買わない客と店主の下町爆笑やりとり」を特別に先取りで紹介する。

「足立区に何のお店かわからないナゾのお店があります。気になるので調べてください」とのことで、やってきたのは東京・足立区にある千住大橋駅。「何の店かわからない...」とは一体どういうことなのか?

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店頭には「りんごジャムサンド」「信州鬼無里のおやき」「バウムクーヘン」「腕時計 オ-バーホール 電池交換」「手打蕎麦教えます」など、異なるジャンルの貼り紙やのぼりが立てられ、「中古」と書かれた数台の自転車が並んでいる。見た限りでは何を営んでいるのかわからない。確かに看板には「サイクル」とあるが...。調査するために店に入ると、店主らしき男性と近所の男性が佇んでいた。

午後5時のタイミングには、店内にかけられていた数台の時計が一斉に鳴り響く。何を営んでいるのかわからないのに、ひっきりなしに来客があるこのお店。しばし密着することに...。

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朝9時に開店し、店頭に看板を出していると、通りすがりの住民から声をかけられ、軽快なやりとりが展開される。そして時計の修理を依頼する男性が来店。どうやら顔見知りの客らしい。修理を待つ男性にコーヒーを出していると、パチンコ帰りだという別の男性が暇つぶしに来店し、輪に加わる。「コーヒー飲む?」と店主が声をかけると、「コーヒーはいらない。お茶がいい」とマイペースな男性。近隣の人たちは、こぞってこの店にやってくる。

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何も買わず暇つぶしに来店する常連に、店主は無料でコーヒーやお茶を振舞い、たわいもない話をする。中には店の商品で遊ぶご老人も。店はそのような空間として街になじんで成り立っている。男性たちの自由な振る舞いを見たスタジオの太一は「最高ですね、このお店!」と笑顔に。

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お次は「空気が漏れているみたい...」と、自転車を持ってきた男性。こちらは暇つぶしではなく正真正銘のお客さんだ。店主は丁寧に説明しながら自転車の前輪を調整し、修理すること10分ほどで完了。なんと鮮やかな仕事ぶり! 「パンクじゃなくて空気入れの一環だから修理代は無料」と店主。驚いた男性客は修理のお礼におやきを購入してくれた。

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お次は、トラベルウォッチの電池交換の依頼。店主は小さな工具を使い、あっという間に止まった時計が動くように。他にも、おやきやお菓子をまとめ買いする女性、「電話がつながらない」と携帯電話の操作方法をレクチャーしてもらうご老人など、買い物だけではなく、話し相手や困りごとの相談で次々と客が訪れる。

店主の自宅を改装し、店をオープンしたのは3年前。病気をきっかけに現在の仕事に就くことになったという。リハビリをしながら「自分でできることをしよう」と自転車安全整備士の資格を取得。その他、時計修理や食品衛生士などの技術を身につけた。

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サラリーマン時代は蕎麦屋にも弟子入りし、4年にわたって蕎麦打ちの技術を取得。住民に教えることも...。

何でもできてしまうこの店は、人と人のつながりを大切にする...下町人情あふれる素敵な空間だった! 「足立区はこういうとこなんだよ」と、たけしも地元の素晴らしさを再確認していた。

番組ではこのほか、

●千葉にある「世界初のフルコース」を出す精肉店...鶏肉にこだわった絶品総菜、おいしさのヒミツ
●どハマりさんオススメ! アイデア満載、商店街のめちゃウマ総菜

をお届けします。3月12日(金)夜10時放送! 「たけしのニッポンのミカタ!」をどうぞお楽しみに!

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