豚もつをトマトと意外な香辛料で味付け! 元国際線CAが作る絶品”洋風”もつ煮込み

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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2月19日(金)の放送は、千葉県船橋市でご飯調査。人口およそ64万人、千葉市に次ぐ千葉県第2の都市。東京湾に面しており、この時期は伝統的な海苔漁がさかん。今回は、ちょっと意外な転職・転身をした方のところに、タレントの中山エミリさんがご飯調査をしに行きます。

豚の直腸だけで作る洋風もつ煮込み

まずは秋葉原駅からJR総武線でおよそ25分、下総中山駅へ。駅の北側に延びる商店街を目指します。

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商店街のカフェ「Mezzo Forte」。オーナーは、異業種から転職した福山真由美さんです。国際線CAとして25年間勤務、世界30都市以上を回った経歴があります。

2015年に退職、第2の人生を歩み始めました。もともと飲食店をやることが夢だった福山さんは、退職して2カ月後に地元の商店街にカフェをオープン。

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メインメニューは、ランチで提供しているそば粉100%で作ったガレット。付け合わせには、リンゴ酢などに漬けたトマトのマリネを。サラダにはリンゴ酢とはちみつが入った特製のドレッシングをかけています(※緊急事態宣言中は予約のみで営業)。

船橋マダムに人気のメニューをいただいたところで、例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

まかない作りを拝見します!

お昼のまかないには、もつ煮込みを食べることが多いそう。というのも、福山さんは今年1月、カフェの数軒隣に立ち飲みもできるもつ煮込み専門店をオープン(※緊急事態宣言中は午後3時~午後8時で営業)。

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千葉県産の新鮮な豚の直腸だけを使ってもつ煮込みを作っています。

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いつものもつ煮込みは醤油や味噌をベースに作っていますが、まかないではそこにトマトジュースとガラムマサラを入れるとのこと。

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こちらが、野菜もたっぷり添えた福山さんのまかない。

香辛料のガラムマサラにトマトを加えた洋風トマトもつ煮込み。CA時代、イタリアで食べた、もつ料理「トリッパ」をヒントにしたそうです。納得できる味なら新メニューに加えたいということですが...?

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食べてみて、「このアレンジは成功です」と福山さん。お店のアレンジメニューに加わることになりそうです。

育ってきた町を活性化させることも視野に入れて行動しているという福山さん。これからもカフェ&もつ煮込み店、がんばってください!

配管工から転職したイチゴ農家さんの豪快な小松菜レシピ

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続いて、船橋の市街地を離れ、町の北部にある住宅地を目指します。

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やってきたのは新京成線・三咲駅近くの住宅街。約束をしている直売所「田中園」さんへ。果物農家の田中秀樹さんは、もともと住宅設備の配管工をしていたそう。

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ビニールハウスの中では、紅ほっぺ・桃薫・さがほのか・かおり野といった4種類のイチゴを育てています。

イチゴを試食させてもらったところで、例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

ご自宅でご飯作りを拝見します。船橋は小松菜・ニンジン・梨を商標登録しているそう。ちょうど小松菜があるからシチューと炒め物を作る、と田中さん。

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農家に転職して時間も増えたため、自家製の野菜を作っているのだとか。特産の小松菜も栽培! 小松菜の旬は冬ですが、通年でとれるので買ったことがないそうです。

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シチューの作り方はこちら。

1.豚バラ肉を炒める。
2.ひと口大に切ったニンジン・ピーマン・ナス・タマネギ。カボチャを入れて炒める。
3.水を入れて煮込む。
4.ザク切りにした小松菜を芯から先に入れてさらに煮込み、市販のシチューのもとを溶かしてほどよく煮詰めれば出来上がり!

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こちらが田中さんの昼ご飯。

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旬の小松菜と野菜をたっぷり入れたシチュー。

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醤油の香りが香ばしい、小松菜とハムの炒め物も並びます。

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こちらは、田中さんのお姉さん手作りの自家製イチゴジャム。余ったイチゴで作ったそう。
田中さんは、「旬の野菜を食べると体にいい気がしますね」と話します。

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他にも、小松菜を使ってすき焼き風煮込みや、油揚げと煮たりするなど、田中さんのレパートリーも豊富です。

これからもおいしいイチゴ、たくさん作ってください!

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