大学野球のスター選手”イケメン王子”拉致監禁を生配信! SNSの”善意”の情報で人を救えるのか!?:アノニマス

公開: 更新: テレ東プラス

大学野球のスター選手"イケメン王子"拉致監禁の模様を生配信。配信主の仮面の男は、制限時間内に監禁場所を特定できなければ、イケメン王子に危害を加えると脅迫する。SNSの【拡散希望】に応え集まった"善意"の情報は、人を救うことができるのか!?

香取慎吾主演、SNSでの誹謗中傷をテーマにしたクライムサスペンス「アノニマス~警視庁"指殺人"対策室」(毎週月曜10時放送)。大学野球のスター選手拉致監禁事件を軸に、SNSの"善意"に焦点をあてた第6話。SNS上には、「ネットに頼って、ネットに振り回され、ネットに殺される現代人」「事件はひと段落しても一度晒され拡散されてしまったことを、この人たちは抱えて生きていくんだな」など、ネットの情報について考えさせられたという感想が寄せられた。

そしてラストでは、万丞とアノニマスのメールでのやり取りが。「あなたにとって正義とは何ですか?」と問われ「お前のやり方は間違っている」と怒りをあらわにする万丞に、「いいでしょう。私の正義をお見せします」とアノニマス。ついに正体を現す!?

ここで第6話を振り返る。

第6話「偽りの復讐」

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≪事件概要≫
【被害者・相談者】専門学校生・末松香(川島鈴遥)
恋人である大学野球のスター選手"イケメン王子"こと椚総一郎(田中偉登)への脅迫メールを受け取る。総一郎と連絡が取れなくなり、警察に相談。具体的な被害が不明なため、指対室に回される。

インターネット犯罪を扱う警視庁生活安全課「指殺人対策室」=通称・指対(ゆびたい)。メンバーは、事なかれ主義の室長の越谷真二郎(勝村政信)、新人刑事の碓氷咲良(関水渚)、デジタル担当の四宮純一(清水尋也)、情報収集のプロ菅沼凛々子(MEGUMI)、そして捜査一課から左遷されてきた万丞渉(香取慎吾)。

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「指対室の誰かがアノニマスと繋がっている。あるいは本人ではないか」

警察内部では、 "アノニマス"に情報が洩れていることから指対室を疑う噂が広まっていた。中でも特に万丞には厳しい目が向けられ......。

指対に、匿名の中傷メール被害を受けているという末松香が相談にやってくる。不思議なことに中傷メールは香本人ではなく、彼女の恋人・椚総一郎を中傷する内容だという。総一郎は、"イケメン王子"と呼ばれ、将来を嘱望されている大学野球のスター選手だ。

メールは中傷にとどまらず、「全てを奪ってやる」と脅迫ともとれる内容も届くように。香は総一郎と連絡が取れなくなり、心配していた。

そんな中、拘束された総一郎の様子を映す生配信が始まる。

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「椚総一郎、俺はお前に大切なものを奪われた。だから、奪い返す。コイツにだけ明るい未来なんて許せねえ!」

配信主の仮面の男は、制限時間4時間のうちに監禁場所を特定しなければ、総一郎に危害を加えることを匂わせる。

中傷被害は監禁事件として羽鳥賢三(山本耕史)ら捜査一課に捜査の指揮権が移った。指対は補助的な捜査しかできなくなる。

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香は、SNSに【拡散希望】として総一郎についての情報を求めるメッセージを指対に無断で投稿していた。万丞は香に、犯人の心当たりはないかと尋ねる。すると香は、総一郎の高校時代のチームメイト・荒井慶太(岩上隼也)の名を挙げる。

「この人が私たちの夢を壊したんです」

香と総一郎は高校時代の同級生で、総一郎が野球部のエース、香はマネージャー。高校3年の春、野球部は一丸となって甲子園を目指していた。総一郎にエースの座を奪われた慶太は、妬みから総一郎への暴力事件を起こす。野球部は大会出場停止となり、甲子園への夢は断たれた。

慶太は暴力事件を起こした直後に交通事故死していたが、慶太には翔太(楽駆)という1つ下の弟がいた。

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中傷メールの送り主が翔太と判明。指対は翔太に焦点を絞るが、ネット上には指対よりも先に翔太を犯人と特定する情報が上がっていた。

香の投稿が拡散され、総一郎監禁事件に関する情報が続々と寄せられる。有名人である総一郎の事件はネットを賑わせ、#椚総一郎君を救え がSNSのトレンドワードに。

そんな中、指対の公式アカウントに総一郎が拉致されるところを映した動画がアップされる。裏の情報サイト「裏K察」にアップされていた動画を発見した四宮は、それをウラも取らずに警察情報として公開してしまったのだった。

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「時間がないからって俺たちがネットの情報に安易に乗っかっていいわけないだろう!」
万丞は、警察として逸脱した四宮の行動に激怒。欲しい情報がタイミングよく入手できる現状にも違和感を覚えていた。しかし、四宮は、一刻を争う状況で利用できるものは使うべきだと、激しく対立する。

「万丞さんは、そうやって相棒を見殺しにしたんじゃないんですか」
四宮の言葉に万丞の表情が変わり、にらみ合う2人――。

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四宮は、「裏K察」に集まった事件の有力情報から、総一郎の監禁場所を絞り込んでいく。
「ネットの世界も捨てたもんじゃないですね。みんなの善意が香さんの訴えに応えて、大きなうねりとなっている」
ネットの情報を駆使する捜査に手ごたえを感じる四宮。

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一方、万丞は、慶太の事故死が事件のカギを握ると睨む。足を使って単独で捜査しようとする万丞に、碓氷が押し掛け同行。
「私も行きます。相棒ですから」
万丞は、碓氷に、かつての相棒・倉木(シム・ウンギョン)の姿を重ねる。

2人が慶太の事故現場へ向かうと、そこには花束とブレスレットが置かれていた。この日は慶太の命日――万丞は事件に隠されていた秘密に気付く。
その秘密は、インターネットやSNSを利用して総一郎を救おうとする人々を震撼させるものだった――。

一方、制限時間が迫り、仮面の男の生配信が始まる。
「約束の時間だ」
仮面の男が総一郎の将来を握る手に向けてハンマーを振り上げ――!

ネットの"善意"の情報は人を救うのか? 万丞がたどり着いた真実とは!?
事件の背後には、アノニマスの影が。アノニマスの正体が徐々に明らかになろうとしていた――。

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次回3月8日(月)夜10時放送の「アノニマス~警視庁"指殺人"対策室」第7話は、ブラック企業として大炎上した食品会社への爆破予告、そして警察の隠蔽疑惑告発......ついにアノニマスが動き出した! 衝撃の正体が明らかに!?

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第7話
社員をパワハラで自殺に追い込んだブラック企業だとの噂で大炎上したある食品会社。そのSNSに「罪を告白しないなら爆破する」という爆破予告が届く。万丞渉(香取慎吾)らが突き止めた予告犯・小柳祐平(塩野瑛久)はアノニマスの信望者だった。するとアノニマスから裏K察に新たな動画が投稿される。「次に告発するのはこの国最大の巨悪・警察」。同じ頃、万丞は刑事部長・城ケ崎明文(高橋克実)から、アノニマスの正体を突き止めるよう指示を受けた...。

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