通販でも大人気! <28000円の高級スリッパ>に隠されたこだわりと秘密

公開: 更新: テレ東プラス

2月26日(金)夜10時放送の「たけしのニッポンのミカタ!」は、ゲストにファーストサマーウイカを迎えて、ビートたけし国分太一が「町工場の㊙職人技!」をテーマに深掘りしていく。

「テレ東プラス」では、「一足28000円!超高級スリッパを発見...何が違うの?驚異の一足18万円も!?」の内容を特別に先取りで紹介する。

「最近高級スリッパが売れているそうなのですが、どんなスリッパなのか調べてください」との依頼があり、早速、高級スリッパを取り扱っている銀座の革靴専門店へ。

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主に企業のトップや医師が愛用しているという革製の高級スリッパの価格は、なんと28,000円! お店の方いわく「履いたら誰もが納得する」とのこと。

高級スリッパの正体を探るべく、やってきたのは東京・足立区にある小さな町工場。中にお邪魔すると、出迎えてくれた靴職人の社長さんからスリッパの試し履きを勧められ、実際に履いてみることに...。

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ぴったりとフィットしたスリッパは、インドネシア産クロコダイルの皮でできたスリッパ。価格は驚きの18万円!

銀座で見た室内履き専用の高級スリッパは、セレブだけに売れているのかと思いきや...。

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女性誌の通信販売でも人気! 納品まで長期間待機している購入者もいるらしい。

果たして、この高級スリッパにはどんなこだわりが詰まっているのだろうか? 製作現場に密着した。

高級スリッパを製作している工場にはもう一人の靴職人がいた。靴職人歴65年のAさん。社長もAさんも81歳! 同い年のコンビが高級スリッパを作り続けている。

スリッパの内部構造について話を聞くと、表面の革は強度があるイタリア製の牛革、内側の奥には蒸れにくくやわらかい馬革、底部分は丈夫で消音効果がある豚革と、パーツごと異なる種類の革を使用している。

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はじめの作業はスリッパの表面となる牛革の裁断。少し大き目に裁断した革を専用の機械に通し、薄くすいていく。続いて粘着テープで革の裏側を補強。「いかなる時でも壊れたり破れたりしてはいけない。それが履物の使命」と語る社長。

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3cm四方にカットした炭素繊維をソールの裏面に貼り付ける。炭素繊維は、人が動くことで体内に溜まっていく静電気を除去できるそう。この技術で特許を取得! 購入者の65%が医師であることも納得だ。血流が良くなるというメリットもあるという。

ここで蒸し器が登場。なぜスリッパ作りに蒸し器が必要なのだろうか!?

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糸で縫い合わせた革を蒸し器に入れて温めると革が柔らかくなるそう。加工しやすいよう、すべての工程にこの作業を挟んでいる。さらに、足を入れる土台部分には突起物を貼り付け、履いた時に土踏まずを刺激、疲れにくくなるという。

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他のパーツを取り付け、ロックミシンで先端を縫い合わせる。イチから手作りしている高級スリッパ! 1ヵ月で300足手掛けることもあるという。

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小学生の頃から手先が器用で、20歳でレザー職人になった社長は、30代で靴作りを学びにヨーロッパへ。40代でスリッパと出逢う。デパートのレザークラフト売場を担当したことをきっかけに「クリスチャンディオール」など有名ブランドのスリッパを手掛けることになり、今に至るという。

「スリッパは履く時間が長いからこそ、体に合う物を履き続けて欲しい」。社長は81歳になった現在も、新たなスリッパ開発を続けている。職人歴60年の超ベテランにもかかわらず「まだまだ」と話し、この先の未来を見つめ続けていた。

スタジオでは、3人が高級スリッパを試し履きし、「とにかく軽い!」と大絶賛。抜群の履き心地にテンションが上がったたけしは軽やかに動き、思わずジャンプをして、太一を驚かせる一幕も!

番組ではこのほか、

●どハマりさんオススメ!奥深き「ポン酢」の世界...スーパーでは見かけない、全国の珍しいご当地ポン酢
●「オカリナ」で年商1億円!?日本一の楽器屋さん

をお届けします。2月26日(金)夜10時放送「たけしのニッポンのミカタ!」をどうぞお楽しみに!

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