「”あーやったなー! やったぜ!”という思いで死んでいきたい...」骨が折れてもやめない! 長野のガウディが命懸けで40年近く家づくりを続ける衝撃の理由:ナゼそこ?

公開: 更新: テレ東プラス

2月18日(木)夜7時58分からは、「ナゼそこ?」を放送。「ナゼこんな秘境に住んでいるのか?」と思う人物の意外な人生ドラマから都会の身近な謎までを徹底調査する。

「テレ東プラス」では、番組の中から、特別に先取りで「長野のガウディ...未完成の家を37年つくり続ける仙人に密着!」の内容を一部紹介。長野県のスキー場の真横で、40年近くたった一人で家をつくり続ける人物の謎に迫る。家つくりに人生を捧げるその生き様は、まるで世界遺産「サグラダ・ファミリア」に生涯をかけて取り組んだ天才建築家、アントニ・ガウディのよう! 果たして、長野のガウディとはどんな人物なのか?

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毎日長時間労働! こだわりの家づくり

向かったのはJR長野駅。そこから特急バスで山道を登り、終点の白馬乗鞍に到着。地元の人に案内され、なぜか道路ではなく田んぼのあぜ道を通り......着いたのは、白馬乗鞍温泉スキー場のゲレンデ! 長野のガウディは、スキー場にあるリフトの真横で暮らしているという。

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リフトのすぐ側、ブルーシートが掛けられた建物から出てきたのは、長野のガウディこと井谷嘉男さん(80歳)。井谷さんは43歳の頃から37年間に渡って、この地でたった一人、家づくりを続けている。

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早速、建築中の家の中を見せてもらうことに。地上2階建てで、それぞれのフロアは30畳ほど。地下は2階まであり、そこを作業場や生活スペースにしている。中でも井谷さんが一番こだわっているのが、壁や柱を全て石造りにすること。37年間で集めた石は、実に3万個以上! しかし井谷さん、元々は建築経験ゼロの素人。ワケあって独学で勉強しながら家を建てている。これにはゲストの小倉優子も「できるんだ! すごい!」と驚きの表情。

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この日は機械で鉄筋をカット。強固な壁にするため、膨大な数の鉄筋を格子状に並べ、地下で作った約10キロの生コンクリートを地上に運んでは流し込む。この作業を毎日約10往復近く繰り返す。井谷さんは、「災害があっても決して倒壊しない頑丈な家にしたい」という強いこだわりを持っているのだ。

毎朝3時起きで、夕方5時まで連日の重労働を続ける井谷さん。2年前には作業中に足場から転落し、あばら骨を2本骨折したことも。それでも痛みをこらえながら、休むことなく建築を続ける。そんな井谷さんの家には、強いこだわりが詰まっていた。

実は井谷さん、青山学院大学の出身。学者を目指して修士課程まで進み、ギリシャ語やラテン語を習得して、関東の名だたる大学で講師を務めたエリートなのだ。同じ大学出身のMC・新井恵理那も、「大学の先輩ですね!」と尊敬の眼差しをおくる。

マイナス15度を下回る雪山生活

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翌日のゲレンデは、景色が一変して銀世界に! 雪が吹き荒ぶ中、井谷さんが始めたのはススキ集め。手すりや窓枠など建材に使う木を雪や風から守るため、ススキを被せるという。この日は他にも、壊れたドアの留め具を直す重要な作業が。冷気が入り込んでくるため、マイナス15度を下回ることもあるこの地域では、一刻も早く直さないと命取りに! 冬の雪山といえば、水道管の破裂も心配のタネ。「顔洗うのも皿洗うのも全部ここ!」という外の水道は、凍らないよう常に少しだけ水を出しているそう。

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果たして、こだわりの家をつくり続ける理由とは? ぜひ番組で確認してください!

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スタジオでは、ゲストの福士蒼汰が家にまつわるこだわりエピソードを、雪山を見た小倉優子が、グラビアアイドル時代に雪山で撮影した話を披露する。アンタッチャブル柴田英嗣は、バラエティ番組のロケで体験した過酷な出来事を告白。

2月18日(木)夜7時58分放送! 「ナゼそこ?」をどうぞお楽しみに!

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