2020年のお笑い界を語る! 麒麟・川島「全国のボケの芸人が、あの夜は小田に抱かれたかったと思いますよ」:ゴッドタン

公開: 更新: テレ東プラス

2月13日(土)放送の「ゴッドタン」(毎週土曜深夜1時45分)は、普段は恥ずかしくてできないお笑いの話を思う存分できる人気企画「お笑いを語れるBAR」。今回は、飯塚悟志東京03)、田中卓志アンガールズ)、川島明麒麟)が、2020年振り返り編を大総括。レギュラー陣のおぎやはぎ小木博明矢作兼)&劇団ひとりとともに、昨年のお笑い賞レースや自身の活動、今年の注目芸人など熱いお笑い談義を交わした。

godtongue_20210215_02.jpg
まずは賞レースについて。「M-1グランプリ2020」(テレビ朝日系)で優勝したマヂカルラブリーは、野田クリスタルが土下座でせり上がってきた姿に、武士が切腹する前かのような「覚悟を感じた。かっこいい!」と飯塚。優勝に物議をかもしたものの、「『あれでやるんだ!』って気持を感じた」と称える。

godtongue_20210215_03.jpg
田中は、マヂラブの1本目の導入部分がウケたのは、敗者復活のステージから「えみちゃん待っててね~」と審査員の上沼恵美子にメッセージを送るなど、野田が"突飛なことをやるキャラ"だと時間をかけて浸透させた結果だとし、「あの舞台のあの瞬間に集約してる~」と興奮して見ていたそう。

マヂラブのネタは「漫才か漫才ではないか」という物議については、「マヂカルラブリーはマヂカルラブリーっていうジャンルでやってますからね」と川島。「そんなこと言い出したら、ザコシさん(ハリウッドザコシショウ)のはモノマネなのか? っていうことですね」と続け、一同爆笑。

godtongue_20210215_04.jpg
田中は、ニューヨークの設定や絶妙な返しを評価。ニューヨーク好きのおぎやはぎも「小木も矢作も98点入れてますからね」と個人的に採点。「前回ホントつまんなかったからね」と蒸し返しながら「今回は完璧」と絶賛する。ちなみに、マヂラブ以外で個人的に優勝を選ぶとすると、小木はニューヨーク、飯塚はオズワルドをあげる。

すると、「M-1」決勝進出者発表のMCを担当した川島が、準決勝で見せたオズワルドのテクニックの話を。準決勝でも大ウケしたおいでやすこがの直後の出番だったオズワルドは、出囃子が鳴ってもしばらく出てこず、間をとってから登場。場の空気を変え、対照的な小さな声でネタに入って観客をグッと引き込むという「すごい技術」を見たと興奮気味に語った。

godtongue_20210215_05.jpg
その川島は、「ピン芸人同士だからできたネタ」とおいでやすこがに注目。テクニックで笑わせる変化球のツッコミ全盛の中、おいでやす小田がストレートでも剛速球のツッコミならどんなボケでも勢いで笑うということを証明してくれたと解説。「全国のボケの芸人が、あの夜は小田に抱かれたかったと思いますよ」と、ボケの気持ちを代弁した。

その他、「キングオブコント2020」(TBS系)についてのトークでは、飯塚が白熱。アツく語るうち「ライブやりたくなった」と触発される。

godtongue_20210215_06.jpg
「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」(日本テレビ系)については、審査員を務めた田中と川島が審査の難しさに言及。もし審査員のオファーが来ても「極力やりたくはない」と消極的な飯塚に、「後輩も育てなきゃいけない歳でしょ!」と田中が説教!?

また「お笑い第6.5世代」の台頭も話題に。面白いと感じる芸人の前では「こいつの前でスベリたくないな」と思うという川島は、「ニューヨークの時、バリバリ気合入れてるんですよ」と、その実力を。飛ぶ鳥を落とす勢いのかまいたちについては、山内健司の面白さを分析し、一同を唸らせた。

さらに3人が今年注目する若手を発表。飯塚が押す新しいハゲいじり、田中が「R-1決勝行きそう」というピン芸人、川島が「好きすぎて会いたくない」とまでいう若手とは!? お笑い好きにはたまらないトーク満載! この放送は「ネットもテレ東」で期間限定配信中!

次回2月20日(土)深夜1時45分からの「ゴッドタン」は、放送700回を記念した「自画自賛!私の神シーン発表会」をオンエア。レギュラー陣&アシスタントが選びぬいた自信作をプレイバックする。

PICK UP